三豊市は、広域ごみ処理施設閉鎖に伴い、新たなごみ処理方式を模索検討してきました。その結果、数々の紆余曲折はあったものの、民設民営によるトンネルコンポストとバイオフィルターの組み合わせによる、生ごみ堆肥化と廃プラ固形燃料化のシステムに行き着きました。
すでに、バイオマスタウン構想の認定は受けていましたが、政権が変わったことにより国の支援制度がなくなった時期がありましたが、新たな政権となり【バイオマス産業都市構想】として、生まれ変わったようです。
6月12日(水)から始まった三豊市議会6月定例会一般質問で、市長より【バイオマス産業都市】に一次選定されたとの答弁がありました。
今回、8か所が選定され、関西以西では三豊市だけです。
・北海道十勝地域(19市町村)・・・バイオガス発電・熱利用(家畜排せつ物等) 木質熱利用・発電、BDF
・北海道下川町・・・木質地域熱利用・発電 ヤナギ・ススキ利用
・北海道別海町・・・バイオガス発電・熱利用(家畜排せつ物、水産廃棄物等)
・宮城県東松島市・・・バイオガス発電・熱利用(食品残渣等) 木質発電
・茨城県牛久市・・・広域連携バイオディーゼル 生ごみ堆肥化、木質
・新潟県新潟市・・・バイオガス発電・熱利用(下水汚泥、食品残渣等) 木質ペレット、バイオディーゼル
・愛知県大府市・・・バイオガス発電・熱利用(食品廃棄物、し尿等)
・香川県三豊市・・・堆肥化・固形燃料化(食品残渣等) 竹資源利用
三豊市の構想の柱になるトンネルコンポストとバイオフィルターの組み合わせは、この国に昔からある技術を現代社会に相応しいように取り入れた、古くて新しい国内初の方式です。
バイオマス産業都市構想の選定を受け、「廃棄物のないまち 環境にやさしいまち 三豊」の実現に、大きく躍進することとなります。