三豊市の職員労働組合に思う

4月28日夜、市役所前で自治労の集会があったそうです。
私は、その場に居たわけではありませんので、どのような内容の要求が出され、どのような決起がなされたのかは知りません。
後ほど聴いた話では、職員給料制度の渡り廃止反対についてのものがあったとのことです。渡りとは、ある一定の期間三豊市職員として勤務すれば役職に関係なく給料階級が上がってゆくものです。仕事をする人もそうでない人も関係なく長くいるだけで給料階級があがるという年功序列を言うものです。(渡りの制度を持ち込んできたのは一部の町です)
民間企業では考えられないことです。仕事の出来る人とそうでない人を、味噌糞一緒にすればたちまち士気が低下して、倒産となるでしょう。
三豊市職員の皆さんは、優秀であるはずですからそんなことは百もご存知でしょう。また、正職員と嘱託・臨時職員とでは、平均年収にして3~4倍の開きがあることも充分に認識しているはずです(若い職員には申し分けないが)。さらに、正職員と同等いやそれ以上に仕事をしている嘱託・臨時職員のいることもです。
今日は、私がいつも思っていながら自分にブレーキを掛けていたことを伝えたいと思います。
三豊市が誕生し4ヶ月が過ぎようとしています。職員の皆さんは自分たちで三豊市職員としてどうすることが市民に対する行政サービスの向上になるのかを議論したことがありますか?自分たちの身分の保証に汲々とする前に、皆さんは市民の福祉を担う公僕であるはずです。市長や議員がどこかの出来の悪い民間企業の従業員に朝礼で言うようなことを何故伝えなければならないのでしょうか。「市民の皆さんに挨拶しましょうね」なんてことを。
私の息子の通う中学校の生徒会では、保護者や地域の方々に自分たちがどのように見られているのかのアンケートをとっていました。
謙虚なものです。「頑張れよ」って彼らを見守ってやらなければと素直に思いますもんね。今日、職員給与について書かなければと思ったのは彼らの行動と三豊市職員組合のそれとに大きな根本的な違いがあると感じたからです。
自分たちの権利が法的に保障されているからといって、これ見よがしに拳を突き上げる前に、その手を胸に当ててください。
今の三豊市民に何を要求するつもりなのですか?
三豊市民に要求するよりも、市民に対して三豊市職員として何から改めてゆかなければならないのかを、もう一度話し合ってくださいね。
立場を越え、三豊市を良くするためにともに身を切ろうではありませんか。
ご意見お待ちしています。

“三豊市の職員労働組合に思う” への1件の返信

  1. 私は、市職員ではありませんが、立派な見識あるお考えだと思います。「渡り」の意味が正確に分かりませんが、「役職に関係なく」「長くいるだけで」給料が上がっていくというのであれば、いまどき、とんでもない既得権護持です。市長や議員さんは、こんな勝手な組合員とは徹底的にたたかってください。

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