三豊市財政で頭を悩ましていた問題の一つが、「原下工業団地」の扱いでした。
先日、新聞紙上でも報道がされていましたが、高瀬町上勝間に本社を置く建設機械部品製造業の、(株)クシベウインテックとの間で土地売買契約が行われました。
当社の主要取引先として、大部分を(株)小松製作所の大阪・真岡・粟津の各工場が占め、他を日本ニューマチック工業(株)、(株)タダノ、日立住友重機建機(株)となっています。
世界的な建設ラッシュの需要に応えるべく、全長200メートルの製造ラインのために、広大な工場建設用地と設備投資が迫られていたとのことです。
【誘致条件】
平坦地 72,601m2
法面 10,139m2(所有権と管理責任は先方で行う)
計 82,740m2
土地の単価を1坪当たり30,000円とするため、売買対象の平坦地72,601m2を坪換算すると21,950坪となり、土地価格は658,500,000円となります。
【付帯条件】
「工場建設時に産廃が出た場合は市の負担で処理する。」
「地盤沈下の対応は企業負担とする。」
などの条件が付けられています。
年間金利60,000千円を超える負の遺産が解消されるだけではなく、雇用の確保と税収増など財政健全化に向け、大きな一歩が踏み出せたと思っています。