6月議会の一般質問に対しての答弁を、簡単にまとめてみたいと思います。
今回は、6月6日のこの場でお知らせしていたように、“「ゆめタウン三豊」地域協議会について”を質問しました。
【質問】
10年後の三豊市がどうあるべきかを想定した、まつづくりの指針となる三豊市新総合計画の基本構想の策定が進められています。
その中では、雇用を生む産業の誘致・育成が第一に上げられ、まちづくりの基本は確かな経済基盤構築にあると示されるようです。
言うまでもなく、産業の誘致・育成による経済基盤の構築は、市民の豊かで健やかで康らかな暮らしを実らせるための手段であり、目的ではありません。
「豊かな市民生活と確かな経済基盤構築」のまちづくりの基本的関係において、市民不在のまちづくりはあり得ません。
まちづくりの核と位置づけ誘致した「ゆめタウン三豊」が、三豊市民の10年後の生活に大きく貢献できるような関係を作らなくてはならないと思います。
そのための、市のかかわり方について問います。
「ゆめタウン三豊」オープンの11月5日に向け、店舗建設現場は着々と全容を現しつつあります。
大店立地法に基づく地元説明会で、生活環境の激変を余儀なくされる隣接住民や、子どもたちの安全を心配する教育関係者と保護者から、切実な質問と要望が出されていました。
「ゆめタウン三豊」を運営するイズミと、市及び地元住民による話し合いの場となる協議会の設立が早期に必要だと考えます。
“「ゆめタウン三豊」地域協議会”(仮称)設立に向けての、市の役割及び指導体制の考えについて質問します。
① イズミと地元住民及び行政関係機関による、協議会組織設立に向けての市の考えと予定・計画について
② 設立に向けての市の役割とその担当窓口について
③ 教育施設(特に豊中中学校)の環境整備に対する、市の設置管理者としての考えと対応について
【答弁】
市長
地域住民の生活環境や教育環境の変化、青少年の健全育成などの対策は、市としても対応を検討するとともに、事業者への適切な指導が必要と考えています。
市民の意見、要望などに対しては、7月上旬設置予定の(株)イズミ主催による“「ゆめタウン三豊」地域貢献協議会”で対応します。
この協議会は、ゆめタウン三豊が地域の声を反映し、よりよいまちづくりに貢献していくことを目的に設置するもので、交通安全、防犯対策、学校教育環境の保全、青少年健全育成、環境対策など、行政的課題を検討するため、市の関連部署も参画して、より実効性の高いまのとします。
市の担当窓口は、それぞれの事項に適切に対応することを前提に、当面は総務部総務課、政策部企画課、市民部豊中支所、建設経済部商工観光課及び、教育委員会学校教育課が連携して対応します。
教育長
近隣教育施設の環境整備は、豊中中学校や本山小学校、上高野小学校の校長先生やPTA会長からの生の声を生かし、学校現場の改善を図ってゆきます。
また、関係部局と連携しながら、通学の安全と防犯について「地域貢献協議会」の中での声を参考に、事業者がしなくてはいけないことと、教育委員会がやらなくてはならないことを調整し対応します。
必要な改善や施設整備は補正予算化も含め対応してゆきます。
7月上旬の協議会設置に向け、設置要項や委員の構成について、(株)イズミと詰めが行われていると思います。
まちづくりへの市民参加の一つの方法となればよいと願っています。