前回に続いて一般質問についてお伝えします。
2件目は、地域産業育成による地域経済再生をテーマとしました。
【『地域資源活用プログラム』について】
昨年の12月議会では、公共事業の入札制度から見た地域産業育成の質問をしました。
今回は、地域民間企業や業界団体・技術などの地域産業資源を活用した、地域産業育成について質問します。
地域間格差の拡大が日本の大きな社会問題となっている現況の中、地域が自らの強みを活かした自立できる経済基盤確立を実現することが、重要だといわれています。
三豊市も類に漏れず依存財源率が高く、自主財源強化が大きな課題となっており、企業誘致と合わせ地域産業資源活用の具体的展開が急がれています。
昨年、地域経済再生の切り札として国から打ち出された施策に、『中小企業地域資源活用プログラム-中小企業の地域資源を活用した事業展開の促進-』の創設があります。
この『地域資源活用プログラム』による支援は、
1.大市場に販路を拡大するための新商品などの開発と事業化に対する支援
2.地域産業資源の価値向上のためのブランド化に対する支援
をすることを定めています。
これによって、各地域の「強み」となる地域資源(産地の技術、地域の農林水産品、観光資源)を活用した新商品・新サービスの開発・販売促進を支援し、地域産業発展の核となる新事業を5年間で1,000創出することを目標としています。
当事業の根拠となる「中小企業地域資源活用促進法」には、市の責務は謳われていません。
しかし、そうであればこそ三豊市がこの事業に積極的に関わり、国・県及び商工会・JA・観光協会などの関係諸団体と連携し、ともに取り組むことは大きな意味を持っていると考えます。
これは、企業誘致だけに寄らない、真の地域経済基盤強化策であると言え、他地域との差別化を図り、地域間競争を制するための具体的な方策として、当事業に市が積極的に取り組む体制を明確にすることは、三豊市のまちづくりに大きな活力を生むものと考えます。
『地域資源活用プログラム』の取り組みの考えをお聞きします。
一般質問 その2 は、こんな感じです。
3月11日のその日まで、机にふけを落とす日々が続きます。