香川県教育委員会が行っている青少年健全育成の施策として、「みんなで子どもを育てる県民運動」があります。
小学校区の中でつくる地域住民のネットワークによって、子どもたちの健全育成を支援しようとするものです。
県の委託事業として、「地域ネットワークづくり事業」や「地域で子どもを育てる実践活動事業」があり、三豊市にある25小学校区のうち、これまでに13校区が校区会議を設立して取り組んでいます。
2月18日(月)、三豊市高瀬町農村環境改善センターで一年間の取り組みの成果を発表する、“平成19年度『みんなで子どもを育てる県民運動』三豊地域研修会”が開催されました。
桑山小学校と下高瀬小学校、仁尾小学校の三校から実践発表が行われました。
私がアドバイザーとして参加している桑山小学校は、公民館を中心に伝承遊びや盆踊りなどで、指導者の大人が子どもたちと一緒に楽しみ遊ぶことで世代を越えた交流となっています。
下高瀬小学校は、「細く永く」を合い言葉に地域の大人と子どもたちが、互いを気遣う活動が展開されています。子どもたちの心に、お世話になっている地域にお返しをしたい気持ちが芽生えているとの報告がありました。
仁尾小学校は、全国的に有名な八朔人形祭りを地域と子どもたちが連携して、地域の歴史や文化を引き継いでいる活動の報告がありました。
いずれも、この事業のねらいに応えた実に見事な発表で、私が小学校のPTAのお世話をしていた頃とは、活動の内容も質も比較にならないくらいに充実ぶりです。
まだ、委託事業を受けていない12校区においても、校区会議設立によって地域住民のネットワークによる青少年健全育成が、さらに進むことを期待しています。