どうしても皆さんに伝えなくてはと思ったので、ちょっと遅くなりましたが、先週の木曜日(4月13日)に「三野町太陽の家」と「三野町保健センター」へ行った時のことを書き込みます。
障害者のお世話を熱心にされている池田さんと、障害福祉課の関課長と三野支所住民課の藤田課長と私の4人で訪問しました。
目的はこの施設を障害者が仲間に会いたいときに、そこに行けば誰かいる、気楽に集える場として使用できないか?ということでした。
「太陽の家」は、この趣旨のために建てられたもので、現在は知的障害児のグループが使っているだけで、そのグループとの日程調整はいるものの、いつでも利用してくれてよいとのことでした。
次に、隣にある「保健センター」を訪問しました。
事務室、ホール、畳の間、そして身体障害者がリハビリをおこなう機能回復ルームなど、どれも立派なものでした。
センター内は子どもと保護者と保健師の皆さんでわいわいと活気にあふれていました。この施設は有効に活用されているな、と一瞬思ったのですが実はそうではなかったのでした。その日はちょうど、乳幼児健診の日だったからです。
では、いつもはどんな使われ方をされているのかと訊けば、「管理人がいないので、施錠し何にも使っていません」とのこと。
思わず心の中で叫んでいました。「まさか!嘘やろ!」と。
特に、池田さんが「もつたいない」といったのは、障害者のリハビリの設備でした。県の福祉センターのものよりも新しくてきれいだということでした。こんなに良い物が揃っているのにどうして使わずに仕舞い込んでいるのだろうということです。
案内してくれてる課長は二人とも旧三野町の職員で、この施設のことを建設のときから知っている人なのでいろいろと説明をしてくれました。
旧三野町時代には健康福祉課が入っており、もちろん保健師も常駐していましたからリハビリの指導も可能だったのだが、合併で職員が本庁に集約されたために、管理・指導する人がいなくなってしまったということです。
身体障害者にとって機能回復訓練はとても重要な問題です。ただ闇雲にやればよいのではなく、専門知識と資格を持った管理者の指導のもとで行われなくてはなりません。必要とされる人材と優れた設備が、目標の定まらない効率化の口実で引き離され、効率的に機能していないなんてお笑いのネタのようです。
遊休施設の有効利用と、適正な人員配置は、待ったなしです。
20日の教育民生常任委員会で、しっかり議論します。
合併の混乱で、市民の皆さんにはご不便をおかけしていることをお詫びします。