2つ目は、今よく言われている格差についての質問です。
「正職員と臨時職員の格差について」
質問
格差是正は重要な社会問題です。
先の参議院選挙の結果は、経済格差拡大に対する国民の不満の表れだといわれています。
三豊市の正職員と臨時職員の間には大きな雇用条件格差があります。
特に、幼稚園・保育所や給食センターの現場の格差は異常です。
長期にわたりやる気があり努力をしても、昇給も正職員になる可能性もなく、現状全く報われない制度となっています。
1.現場における正職員と臨時職員の間にある雇用条件格差是正を、どのように取り組むのか。
2.行財政改革では、“5年間退職者不補充”が原則となっているが、行政サービスの質の向上のためには、活力ある組織が欠かせないと考えるが、方針修正の考えはないか。
答弁
正職員と臨時職員との格差、いわゆる正社員と派遣社員との格差の問題は、本市のみならず全国的にも報道されている。
公務職場における臨時職員問題は、非常に深刻かつ解決の難しい課題だ。
この上で、臨時職員が受け持つ職場の役割の大きさは、しっかりと目を向けてゆかなくてはならない。
この格差の問題点をしっかり受け止め、本市の雇用対策(労働政策)を大きな課題として取り組んでゆく。
“5年間退職者不補充”は、専門職・技術職などは事故と連動するケースがあるため、応用を利かしたいと思っている。
また、行政組織活性化とサービスの質向上からも、状況を見極めながら判断してゆく。
執行側にとっても、非常に重要で大変な課題であるとの認識ははっきりしました。
いつどのような形で格差の是正が、労働政策として打ち出されるのかは智恵の見せ所です。
三豊市の格差問題は土俵に上がったところです。
継続して取り組んでゆきたいと思います。