「立錐の余地もない」とはこのことです。
忘れかけていた言葉を、久しぶりに思い出しました。
17日(月)の敬老の日、高松三越前で自民党総裁選街頭演説会が、約4,000人(党発表)の聴衆を集め行われました。
福田康夫氏と麻生太郎氏の順番で熱弁が振るわれ、いずれも持ち時間の15分間の中で方針を訴えていました。
あっけない阿部首相の辞任で、次の政権への期待がいやおなく大きくなっているようです。
新聞などの報道の中で、国民に直接に大きな影響を及ぼすであろう“理念目標”と“教育改革”についての両者の考えは、次のように表されています。
福田氏は「希望と安心の国づくり」・「自立と共生の社会」を掲げ、「道徳教育の充実」・「信頼できる公教育」としています。
麻生氏は「活力があり安心できる日本」とし、「幼児期からの義務教育」・「しつけ、読み書きの徹底」を上げています。
いずれが次期政権を担うとしても、日本という国のあり方を、根底から問い直す方向にあることは変わりないと思います。
日本語という母国語を身につけ、そこから生まれる確かな思考力を養う教育が、始まることを期待しています。
三豊市独自の日本語教育も始めなくてはならないとも考えています。
演説会の終わりに降り出した雨に帰りの足も速くなっていました。
丸亀町の角にある「から芋金」の かねすえ の社長に店先で偶然にお会いし、「いつもこんな賑わいだといいのにね」と挨拶もそこそこに、街中商店街を後にしたのでした。