渇水も台風4号のおかげで、一夜のうちに早明浦ダムも満水となり、やれやれと言ってところです。
いまだ、梅雨明けの便りは届いていませんが、本格的な夏のようなここ数日です。
7月19日(木曜日)、三豊市立桑山小学校区青少年育成会議に、青少年育成アドバイザーとして出席しました。
青少年育成校区会議は、「みんなで子どもを育てる県民運動」推進のために、香川県下の188校区有る小学校の内、100校区で設けられています。
三豊市では、すでに10校区で取り組まれており、本年度(平成19)新たに桑山と比地小学校の2校区が県より指定され取り組みを始めています。
桑山小学校区会議の開催にあたり、活動への指導の依頼がありました。
長い間遠ざかっていたため、忘れていることばかりです。
青少年育成アドバイザーについて、この機会に研修時に提出したレポートを読み返してみました。
私の「青少年健全育成」に関わる原点でした。
以下、当時のレポートです。
≪第1分冊≫伸びよう 伸ばそう 青少年 (平成16年記)
私は、「人間の一生は、誕生という親との運命的な出会いで始まります。」で始まるこのテキストの学習の中で、子どもは、生まれたいと思い生まれたのではないが、生まれることを望まれて生まれてきたのだという、忘れかけていた大切なことを気づかされました。
子どもの成長にとって、親の責任が絶大なのは誰もが知っているし、親は子どものためと頑張る程に子どもの成長に負の影響を与えかねないことも感じています。
ところが、現実にある多くの親は、教育過熱の状況をつくり子どもたちを追い込み非行に走らせてしまったり、そのような親に限って家庭がどんな役割を果たすべきかについて、よく理解していない罪深いものでした。
私は、小学校のPTA活動に携わり、子どもが人として成長するには社会すべての関わりが欠かせないことに気づかされました。
そこで始めたのが、子ども・親・先生・地域の人の参加による、地域を巡る“ふるさと再発見の旅”でした。
家庭・学校・社会のそれぞれの教育の連携の重要さを実体験したすばらしいPTA行事でした。
今、市町合併などで地域社会は大きく変化しています。
子どもや家庭に関係なく学校のあり方も様変わりすることは、避けられない状況です。
だからこそ、家庭・学校・地域社会それぞれの実状を再認識した、広域的青少年育成計画とその実践が急務だと考えます。
600字詰め原稿用紙に、何とか詰め込んだことを思い出しました。
教育は、本質を見極めた発想からの展開が、特に求められることを肝に銘じています。