3月議会閉会の翌日の29日(木)、「NPO法人 香川ボランティア・NPOネットワーク」の合田さんのご手配で、知的障害者援護施設である高瀬荘の廃食用油燃料化施設の見学の機会を頂きました。
この施設は、社会福祉法人鵜足津福祉会グループの一施設で、知的障害者の雇用の場となっています。
現在、市外(善通寺市・多度津町・丸亀市学校給食など)から5に対し、市内(山本地域・学校と事業所給食・病院など)から1の割合で、使用済みてんぷら油を収集し、原料としてバイオディーゼル燃料を精製しています。
一月あたり3から4日の稼動で、3,000リットル程度精製しており、当法人が所有する車両30数台分の燃料として使用しています。
月産精製能力として、900リットル槽1バッチ24から25日稼動で約25キロリットルとなり、もし2バッチ稼動すれば最大約50キロリットルを見込むことができます。
この量は、200リットルドラム缶で250本分に相当します。
ちなみに、一般家庭の出す使用済みてんぷら油の1月あたりの平均量は、350ミリリットル(0.35リットル)といわれ、回収世帯換算すると約10万世帯以上が対応可能といえます。勿論、給食センターや事業所などの廃食用油もありますから、まったくこの通りの計算にはなりませんが、施設能力の全体イメージがつかめると思います。
三豊市の「ゴミ0作戦」と「三豊市・観音寺市広域事業」の資源回収についての、新たな切り口の可能性を感じる見学となりました。
見学の手配を頂いた合田さんと、丁寧に説明をしていただいた高瀬荘の入所授産施設副施設長の片岡さには本当にお世話になりました。