平成26年第1回定例会始まる

平成25年度最後の 平成26年第1回三豊市議会定例会 が、3月3日(月)から28日(金)までの26日間の日程で開会されました。この日上程された議案は45議案です。

先ず、平成25年度補正予算案として、一般会計及び特別会計8件と企業会計1件の10件です。次に、条例の制定及び改正などが15件、指定管理者の指定が4件、市道の認定及び廃止が4件となっています。平成26年度の予算案は、一般会計及び8件の特別会計と2件の企業会計の11件です。また、三豊市議会基本条例に基づく議会の議決事項として、『三豊市新総合計画後期基本計画の策定について』が1件となっています。

これら45議案の内、平成26年度予算案は議員全員で構成する予算特別委員会で、、『三豊市新総合計画後期基本計画の策定について』は、全員による新総合計画特別委員会に審議付託され、それ以外の33議案は、3つの常任委員会へそれぞれ付託され審議されることとなりました。

代表質問は3月7日(金)、一般質問は10日(月)と11日(火)に予定されています。

 

ついに行ってきました 夢のみずうみ村 へ

NPO法人青空クラブの視察研修で、以前からぜひ行ってみたいと思っていた、山口県山口市にある 社会福祉法人 夢のみずうに村 へ、ついに行くことができました。年度当初の計画では平成25年11月ごろを予定していたのですが、私事の多忙もあり実施できず、年が変わった本年2月22日(土)になってしまいました。かえってオフシーズンであったことが幸いし、行きも帰りも交通事情は良好で順調な行程となり、ゆとりを持った研修ができたのでした。

夢のみずうみ村 山口デイサービスセンターは「人生の現役養成道場」を掲げ、‟人生には定年はありません” ‟あなたも人生の現役であり続けましょう” を合言葉にして、高齢者や障害者(児)の毎日の生活を支えています。バリアフリーならぬバリアアリーの施設環境を創り、利用者の皆さんが自分のできることは、多少の時間や手間がかかっても自分でやることで、ずっと生きがいをもって暮らすことができるよう実践しています。

施設の案内をしてくれたのは、藤井正道さという利用者さんでした。脳梗塞で歩行が不自由なのですが、私たちをつれて階段や傾斜のある廊下(わざと歩きにくく作っています)を歩きながら、軽妙な口調で楽しく案内してくれました。案内することそれ自体がリハビリになっているのです。また、案内の仕事をすることで、施設内通貨1,000ユーメの報酬がもらえることとなっているので、自分のできることで稼いだユーメが、自分の選んだサービスの利用料の支払いに使うことができる仕組みになっています。

利用者の一日は、自分の一日の生活を自分でデザインすることから始まります。『機械トレーニング』 『カジノ』 『プール』 『からだほぐし』 『機械マッサージ』 『陶芸』 『木工』 『習字』 『パン作り』 『料理教室』 『園芸』 の他、たくさんのメニューからその日の体調や気分で、やりたいことを自分で選択するのです。誰もが皆自立した個人だと認められているのです。「みんなちがってみんないい」のです。

夢のみずうみ村 の夢は3つあります。 「生きがい人生を送りたい夢」 「健康で元気に暮らしたい夢」 「いつまでも自分らしくありたい夢」 です。その実現のために、自分で選んだ一日を精いっぱい楽しく過ごせるような、アイデアと施設設計になっています。施設の床はすべて天然の木で覆われ、利用者が転んでもけがをしにくくなっていて、事実、これまで転倒による事故はほとんどないとのことです。

人をその気にさせ、やる気にさせるのに年齢に関係ありません。子どもを預かる学童保育の、これからの指導に活かせる研修でした。施設長の吉村さん、案内をしてくれた藤井さん、お世話になりました。これまでの指導方針の確信とこれからの新たな展開の示唆をもらいました。ありがとうございました。