三豊市の豊中庁舎跡地整備事業が進行しています。
この地は三豊市発足の時には市役所の本庁が置かれていましたが、豊中町旧庁舎と同福祉会館及び同農村環境改善センターの老朽化と耐震の問題で、本庁機能は高瀬庁舎へと移されました。
移転後、新しい豊中庁舎には三豊市教育委員会事務局が残り、旧豊中庁舎と同福祉会館及び同農村環境改善センターは、もぬけの殻となっていました。
今、この場所に、三豊市民の交流の中核施設となる三豊市公民館事務局が置かれる計画で、豊中庁舎跡地整備事業が進められているのです。
この事業は、「市民交流センター新築工事」 と 「農村環境改善センター耐震補強改修工事」 からなっており、建設工事完了の後に、「旧庁舎と福祉会館解体工事」 や 「消防車庫」、「ごみ拠点回収施設」、「駐車場整備事業」 などが計画されています。
豊中庁舎跡地整備事業の総事業費とその内訳は次のようになっています。
・設計等委託料 38,000千円
・市民交流センター 2憶60,000千円
・農村環境改善センター 2憶00,000千円
・消防車庫、ごみ、駐車場 26,000千円
・旧庁舎・福祉会館撤去 1憶20,000千円
・備品購入 9,000千円
合計 6憶60,000千円程
この事業の財源内訳は、
・合併特例債 4憶50,000千円
・一般財源 2憶10,000千円
となっています。
「市民交流センター」 と 「農村環境改善センター」 は、来年の3月10日を工期として工事が進められています。
三豊市民の新たな活動の拠点となり、市民力醸成の一助となることを願っています。
9月議会終わる
三豊市議会9月定例会が、18日間の審議を終え9月24日(金)に閉会しました。
議会初日に上程されていた、議案第111号から126号までの16議案について、審議付託されていた各常任委員会委員長より、審議結果の報告がありました。
総務教育常任委員会に付託されていた、議案第111号 「三豊市高瀬町緑ヶ丘総合運動公園条例の一部改正について」 以外の15議案については、可決の報告となりました。
議案第111号は、現在の施設名称から「高瀬町」を除き 「三豊市緑ヶ丘総合運動公園」 とするものですが、当施設だけでなく市内の全施設を総合的に検討すべきだとの意見が多く、 “条例の一部を改正することによる今後の展開や影響などについて、なお慎重審議を要するため、閉会中も審査を継続する” こととなりました。
当日追加提案された議案第127号 「工事請負契約の締結について」 (三豊市豊中町農村環境改善センター改修工事で、神詫組が184,275,000円で契約し、工期を平成23年3月10日とする) の1議案と、 「人権擁護委員候補の推薦について」 の4議案の計5議案については、委員会付託を省略して篠場で審議・可決されました。
議会最終日の開会の前に決算特別委員会が開かれ、委員長と副委員長の選任が行われ、委員長に多田治議員、副委員長に山本明議員が選任されました。
委員会の開催日程は現在調整中です。
次の12月議会に向けて、議員個々の政務調査活動が活発に行われるものと思います。
民生常任委員会 報告事項
9月定例会開会中の民生常任委員会に付託された案件以外について、各部課より報告がありました。
【市民部】
<環境衛生課>
・「三豊市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画」の提示
・ごみ収集体制が不統一であるため、合併協議会協定事項に添って、来年度(平成23年度)より旧各町を単位として全市域で民間委託に統一する
現行体制:直営は、高瀬町・豊中町・仁尾町
委託は、山本町・三野町・詫間町財田町
・ごみステーションの設置と管理の見直し
新規設置の最低単位・設置者・管理者、などの指針の検討
【健康福祉部】
<子育て支援課>
・三野保育所改築事業について、現在の施設に隣接する用地6,400平方㍍ほどを建設用地として検討(0~5歳児対象で、高瀬中央保育所と同程度の120名規模で計画予定)
・子育て支援事業の委託先の法人格取得支援補助として、1件当たり100万円を限度として12月定例会に補正予算の検討中
<介護保険課>
・高瀬町にある老人デイサービスセンター「のぞみ荘」の、指定管理委託先募集を9月より受付開始
新市が発足して5年目ともなると、新たな施策への取り組みの提案が出てきています。
これまで引きずっていた過去のしがらみから、徐々に解き放たれて行かなくては、未来に向けた判断に狂い生じるであろうことを感じています。
9月定例会開会中の民生常任委員会
三豊市議会9月定例会開会中の常任委員会が、9月15日(水)の民生常任委員会から始まり、16日(木)は総務教育常任委員会、17日(金)には建設経済常任委員会と、3日間行われました。
私の所属する民生常任委員会に付託された議案は、一般会計補正予算の内市民部と健康福祉部に関係する部分と、特別会計補正予算についてです。
一般会計は、
【市民部】
*環境衛生課
・住宅用太陽光発電システム設置補助金として、当初50件に対し125件分に当たる25,000千円を増額
*税務課
・臨時職員賃金を1,809千円の増額
*水処理課
・正規職員の人件費を1,630千円の増額
【健康福祉部】
*介護保険課
・全額県費による “三豊市介護基盤緊急整備特別対策事業” として、小規模多機能3施設に78,750千円の増額
・全額国費による “三豊市地域介護・福祉空間整備等施設整備費” として、地域密着型施設8か所のスプリンクラー設備に6,759千円の増額
*福祉課
・厚生労働調査及び福祉まつり等の、社会福祉一般事業として1,231千円の増額
*子育て支援課
・本年8月1日より父子家庭にも児童扶養手当が支給されるに当たり、121人を対象に21,617千円の増額
・全額県費による次世代育成事業として、“子どもの駅” 設置に一か所50万円を15か所で3,000千円の増額
・保育所施設管理事業(賃金など)として24,773千円の増額
・日本脳炎予防接種事業に4,836千円の増額
等となっており、審議の結果承認可決する事としました。
次に、特別会計補正予算は、
『国民健康保険事業特別会計』
83,749千円の増額で、補正後予算額は8,065,749千円(約80億円)
『国民健康保険診療所事業特別会計』
10,385千円の増額で、補正後予算額は179,685千円(約1.8億円)
『後期高齢者医療事業特別会計』
▲243千円で、補正後予算額は1,811,157千円(約18億円)
『介護保険事業特別会計』
145,787千円の増額で、補正後予算額は5,995,787千円(約60億円)
等となっており、審議の結果承認可決することとしました。
次回は、予算関係以外の報告事項についてお知らせします。
生ごみ減量化モニター事業
三豊市では、本年度から家庭生ごみの排出量を少なくするための、 『排出抑制モニター事業』 を予算化しています。
新たなごみ処理施設建設計画の検討と合わせて、市民力によるごみの減量化の取り組みを促す目的のものです。
人口減少とごみの分別による再資源化によって、将来ごみの総量が減少することが予測されています。
最後まで再資源化が難しいとされていた生ごみを、どのような方法で処理するのかが、三豊市のごみ処理問題の大きな課題でした。
市民参加によるごみ問題の取り組みに、三豊市が政策として着手することは大きな意味があります。
市民にとって、できる限り早く身の回りから遠ざけたいごみを、行政任せではなく、自分自身の問題として考えるきっかけを投げかけることにおいて、受け身ではない市民に対する提案型の事業となるからです。
協働社会の実現に、一歩踏み出す事業だと思います。
三豊市広報誌の9月号でも募集が始まった 「生ごみ減量化モニター」 は、市民がその気になればすぐに取り組むことのできる内容です。
*募集数
ダンボールコンポスト 200件
EM菌 100件
*取り組む内容
三豊市から支給する資材を使用して、3ヶ月間モニター業務に取り組み、データを記録してアンケートに答える。
*取り組む材料
・ ダンボールコンポストは、ダンボールの中に「ピートモス」と「もみ殻燻炭」を3対2で配合し、生ごみを入れしっかりとかき混ぜることで、生ごみが微生物によって分解され、1ダンボールで3ヶ月ほどで堆肥になるものです。
・EM菌は、容器に生ごみを入れ、EM発酵促進剤を振りかけ、容器のふたをしっかりと閉め、密閉します。これを1週間ほど繰り返した後に、約1週間寝かせて土に埋めます。約1ヶ月ほどで土になるというものです。
募集が始まったばかりで、まだまだ応募数が少ないようです。
ダンボールコンポスト 200件 、EM菌 100件 、に対していずれもまだ40件に届いていません。
我が家ではすでにダンボールコンポストに取り組んでおり、微生物の魔術の虜になっています。
せっかくですので、生ごみ減量化モニターに申し込みました。
まだまだゆとりがイッパイです。
一度お試し下さい。
お勧めします。
補正予算案(歳出)
前回の歳入に続き、9月定例会に上程された一般会計補正予算案歳出の15憶13,476千円の、主なものについてお知らせします。
歳出の主なものは、
・政策課 40,021千円
中小企業振興基金事業
・財政行革課 1,192,112千円
財政調整基金積立金402,000千円(22年度末見込み額61億円余)、公共施設整備基金積立金768,794千円(22年度末見込額18億円余)、上水道繰り出し金21,318千円(緊急雇用創出基金事業)
・地域振興課 18,247千円
地デジ対策補助金18,198千円他
・環境衛生課 25,052千円
住宅用太陽光発電補助事業
・介護保険課 70,560千円
介護保険特別会計繰り出し金▲14,973千円、介護基盤緊急整備事業78,750千円、地域介護福祉施設整備事業6,759千円他
・子育て支援課 55,858千円
父子家庭児童扶養手当至急事業21,617千円、次世代育成支援事業3,000千円、保育所施設管理事業24,773千円、予防接種事業4,836千円
・農業振興課 4,247千円
農業振興対策基金1,800千円、有害鳥獣対策事業他
・土地改良課 8,593千円
団体営土地改良事業
・建設課 4,318千円
都市計画マスタープラン策定事業委託が23年度に渡るため当年度債務負担行為で▲7,553千円、緊急雇用創出事業基金事業(河川台帳データ整備)4,671千円、高瀬川改修に伴う市道改良7,200千円
・港湾水産課 17,321千円
漁業振興基金事業625千円、漁港改良県補助事業7,861千円、漁港市単独事業5,700千円他
・学校教育課 54,067千円
麻小学校外壁改修事業28,236千円、吉津小学校施設管理事業5,738千円、各小学校施設管理事業5,937千円、各小学校施設修繕料5,000千円他
・学校給食課 6,681千円
新給食センター基本構想委託料5,045千円他
・生涯学習課 6,158千円
緑ヶ丘総合運動公園管理2,757千円、公民館活動推進事業1,682千円他
・農業委員会 9,157千円
農地制度に係る事業他
9月10・13・14日の3日間の一般質問の後の15日から、担当の部課ごとに各常任委員会において審議が始まることとなっています。
9月議会始まる・補正予算案(歳入)
9月7日(火)に、平成22年第3回三豊市議会定例会が、24日までの18日間の会期で開会され、9月1日付のこの場でお知らせした議案説明会の通り、30議案が上程されました。
議案説明会のお知らせの時は、補正予算案以外の議案報告でしたので、今回は、主な補正予算についてお伝えします。
一般会計の補正予算額は、歳入歳出ともに15憶13,476千円で、補正前予算額270憶65,884千円に対して補正後予算額は、285憶79,360千円となります。
歳入の主なものは、
・ 地方特例交付金 13,755千円
・ 地方交付税 557,807千円(平成22年度確定額 102億円余り)
・ 国庫支出金 32,837千円(地デジ対策補助金18,198千円、父子手当分負担金7,205千円、介護福祉施設整備補助金6,759千円、次世代育成支援交付金675千円)
・ 県支出金 119,047千円介護保険費県補助金78,750千円、緊急雇用創出基金事業25,989千円、農地制度円滑化事業補助金7,300千円漁港建設費県補助金3,500千円他)
・ 寄付金 11,049千円(一般寄付10,000千円、桑山小学校寄付1,000千円)
・ 繰入金 ▲31,271千円(財政調整基金▲73,696千円、中小企業振興基金40,000千円、農業振興対策基金1,800千円、農業振興基金625千円)
・ 繰越金 802,602千円(前年度分)
・ 諸収入 7,650千円(土地改良施設維持管理関係の事業)
合計で15憶13,000千円余となっています。
歳出は次回お知らせします。
9月議会 一般質問通告
9月7日(火)開会の三豊市議会9月定例会を前にして、いつものように一般質問通告の受付が、9月3日(金)に締め切られました。
私の通告した質問は、まちづくりの基本の地域経済の担い手であり、雇用の受け皿となる地元中小企業への支援策を課題として、「中小企業支援施策としての 『法人市民税法人税割に対する標準税率の適用について』」 と 「中小企業支援施策としての 『光ファイバーによる企業の通信環境の改善について』」 の2件です。
1件目
「中小企業支援施策としての 『法人市民税法人税割に対する標準税率の適用について』」
中小企業振興基金による中小企業支援施策が、市内中小企業の積極的な参加で、力強い一歩を踏み出した。
中小企業支援施策の目的は、これによって地元企業が元気になり、市民の安心・安定な雇用の場となることだ。
補助事業も立派な施策だが、『法人市民税法人税割』 の税率が標準税率以上の課税となっており、“産業が躍動するまちづくり” の目標に対する整合性はとれているのか。
標準税率の適用の考えを問う。
2件目
「中小企業支援施策としての 『光ファイバーによる企業の通信環境の改善について』」
地方の中小企業であっても、大容量の情報のやりとりを行っており、通信環境が劣悪なため事業に支障をきたしていると聞く。
また、本社機能や工場を市外へ移転しようとする声も聞く。
市としての、通信環境改善による中小企業支援策の考えを問う。
13番目の受付となっています。
一般質問予定日の2日目の午後か、3日目の午前になりそうです。
調査確認をしてゆきます。
9月議会 議案説明会
灼熱の夏はしばらく続きそうで、まだまだ暑さも真っ盛りの8月の最後日の31日(火)に、9月7日(火)開会される三豊市議会9月定例会に上程される議案説明会がありました。
提出される30議案の内、平成21年度一般会計及び11の特別会計と、2の公営企業会計の決算に関する、合わせて14議案があります。
例年通り、決算特別委員会を設置して決算認定の審議を行う予定です。
平成22年度補正予算案などの他の議案は次の通りです。
*「三豊市高瀬町緑ヶ丘総合運動公園」から高瀬町を削除し、名称変更するための条例改正
*5地区の辺地(へんち)で、防災行政無線施設整備を行うに当たり、特別に辺地債を利用するための計画書策定について議会の議決を得るため
*庁舎の情報機器(サーバー・パソコン・電算等)の備品購入に当たり、20,000千円以上の買い入れ価格について議会の議決を得るため
*デジタル防災行政無線施設整備として、追加仕様の増額による工事請負契約の変更について
*市民交流センター新築工事の後期変更による、工事請負契約の変更について
が5件。
そして、平成22年度一般会計及び9の特別会計と1の公営企業会計の、合わせて11会計の補正予算案となっています。
定例会の訪れがとても早く感じます。
やらなくてはならないことに追われているからなのでしょうか。
前向きな課題に積極的に取り組んでゆく体制にしなくてはならないと、いつも反省しています。