投票日当日の私

三豊市議会議員選挙から一週間が過ぎました。
お世話になった方にお礼のご挨拶をしなくてはと、慌ただしい毎日でした。
未だにすべての皆さんにお会いできていません。
しばしお時間を頂きたく、この場をお借りしておことわりを申し上げます。
投票日の24日(日)に、投票を済ませた後に高松へ向かいました。
社団法人 香川県子ども会育成連絡協議会 主催の “第45回香川県子ども会指導者・育成者研究大会” に出席するためです。
サンメッセ香川を会場として行われたこの大会の記念講演は、三豊市三野町の 要多喜代(かなめたきよ)さん にお願いしてあると聞いていて、是非お話をお聞きしたかったからです。
今盛りの俳優 要潤(かなめじゅん)さん の母親であり、全日本作法会教授で、中学校のスクールカウンセラーの経験もあって、子育てとは何かを確認するためには、打ってつけの方だと感じていました。
「子育てに役立つ日常マナー」 の演題で、これに相応しいご自身の経験に裏打ちされた、落ち着いた口調と緩やかな流れの安心して聞けるお話でした。
自身の子育てで体験した、地域一体の活動の重要性や、挨拶などのマナー(作法)が実生活の中で習慣となることの大切さを伝えていただき、この意味は相手を思いやる心にあると語っていました。
最後に、正反対の人生を送ってきた二人の同級生の話でした。
一人は、私立の保育園の園長をしていて、これまでたくさんのよその子どもを預かって来たが、自分の子どものPTA活動にはほとんど参加できず、子どもには寂しい思いをさせたことを後悔しているということ。
もう一人は、子どもに恵まれなかった人で、子育てや地域の子ども会活動にかかわる人が羨ましかったということ。
子育てができることのありがたさとよろこびを、子を持つ親として改めて気づいて、地域やPTA、子ども会活動などに積極的に参加して欲しいと結ばれました。
投票日当日の昼間の一時に、人材育成はまちづくりの根幹であることを再認識をするとともに、子育て環境の充実の重要さを再確認した記念講演でした。
要先生、ありがとうございました。
いずれどこかでお会いできることを楽しみにしています。

当選しました

一週間の苛烈な選挙戦が終わりました。
皆さまのご支援により、三豊市議会議員選挙に当選しました。
心から御礼申し上げます。
三豊市が発足して2回目の選挙ではありますが、今回は前回の旧町ごとの選挙区制とは異なり初の全市一選挙区となり、いわば本当の市議会議員を選ぶ大切な意味を持っています。
市のこれからのまちづくりを方向付ける、重要な選挙といえます。
すべてが手探り状態で、躊躇ととまどいの日々でしたが、同級生や地元の支援者の皆さん、親類縁者など多くの市内外の協力者の皆さんに支えられて、戦い抜くことができました。
振り返れば、広い全市一選挙区に対応した空中戦と、地元をくまなく歩く市街戦の両方が必要だったということでした。
広いことに惑わされることなく、選挙の基本である 『自分の足で歩く』 ことの、かけがえのなさに改めて気づかされた七日間でした。
“初心忘れるべからず”
言い古された陳腐な言葉ですが、この言葉がぴったりです。
すべての皆さんに、ありがとうございました。
そして、着実に歩みを進め前進してゆくことを、お誓いいたします。

告示前夜

明日の1月17日(日)は、三豊市議会議員選挙の告示日です。
選挙期間の7日間はブログの更新は禁止されているようで、しばらくお休みして選挙戦に注力します。(すでに昨年暮れから数えるほどしか更新していませんので、今更お断りは必要ないのでしょうね)
出陣式を明日に控えた今宵、この選挙戦で訴えてゆきたい内容を、あらためてまとめようと思っています。
端的に私の考えが伝わるように、枝葉末節にならないような話にしたいと考えています。
三豊市議会議員候補の [たくま まさし] です。
寒い中早朝より、私の出陣式にこのように多くの皆様のご参加を頂、心から心から御礼申し上げます。
今回の選挙は、前回の選挙区制とは違い、三豊市一選挙区で選出されることで、本来の市議会議員であるということにおいて、とても重要な意味を持ちます。
日本の政治の形が中央集権から地方分権、さらに地域主権へと移行するなか、真の地方の自主・自立とはどのような形なのでしょうか?
私の三豊市の自立するまちづくりの一丁目一番地は、地域経済基盤強化です。
言葉だけ地域主権を叫んでも、経済的自立なくして本当の自主・自立などありえません。
医療・介護・教育・子育て支援などの、福祉という福祉はすべてにお金がいるのです。
財源を語らずして福祉を言うは、根拠無き戯言だと私は思っています。
本当のまちづくりは、いかにして自主財源を確保するのかの、政策の議論から始めるべきだと考えます。
これまでの地方自治体の経済対策は、全国津々浦々どこでも大企業の工場誘致でした。
ところがバブル経済崩壊後、地方の雇用の場であった工場は、地元の都合などまったく関係なく、さっさと撤退していったのです。
後に残されたのは、寂れた周辺地域と失業者なのです。
二度と同じ過ちを繰り返さないためには、どんなに経営環境が悪化したとしてもどこにも逃げない、雇用の受け皿としての地元資本の中小企業や地域産業を支援して育成し、市民が安心して仕事ができ、安定した収入が得られる地域を作ることだと考えています。
そうすることで雇用の確保が図られ、若者が安心して定住できる三豊市になると信じています。
自立するまちづくりの一丁目二番地は、地域主権に相応しい機能する議会にしなければならないということです。
これまでなら、国の言うとおりやっていればよかったのですが、これからはそうはいきません。
自主決定、自己責任が問われるのです。
地方に権限委譲されれば、三豊市議会の担うべき役割は、これまでと比較にならないほどの決定権を持つこととなり、より一層議会の見識が問われるのです。
地域主権時代に適応した三豊市議会にするためには、
先ず、情報公開を基本とした “議会基本条例” を制定し、市民説明を徹底します。
次に、市民参加による 「財政白書」 づくりに、市民のみおなさんとともに取り組みます。
そして、議員報酬のあり方を市民のみなさんと議論を重ね、期末手当の廃止や、政務調査費の本来の主旨を市民のみなさんとともに考えてゆきます。
 
“生きるよろこび・育てる楽しさ” が実感できる、希望溢れる活力漲る三豊市をつくることをお約束し、
また
“人は受け継ぎ、生きて育て、伝える!” を信条として、三豊市の未来を託していただける議員となることをお誓いして、私の選挙戦に対しての決意と致します。
皆様の熱い熱いご支援を、最後の最後までお願い申し上げ、出陣に当たっての言葉と致します。
頑張ります!!!

どんな人を「育てる」のか

昨年末に、観音寺市出作町の三豊教育会館内に事務所をおく、香川県教職員組合三豊支部から、「三豊市の教育行政についての公開質問状」が届いていました。
回答の期日は平成21年12月31日(木)でした。
29日(火)の夜、回答用紙に書き込んで、同封の封筒で30日(水)に投函しました。
その質問の内容と、私の回答は次の通りです。
1、 学校の統廃合についてお聞きします。(余白にご意見をどうぞ)
ア 地域住民や父母、教職員の意思を尊重すべきだ。
イ 行政主導で進めるべきだ。
ウ わからない。
*いずれにも丸はしません。
子どもたちにどのような「大人」・「日本人」になって欲しいのか? を、大人たちが議論熟考し、子どもたちの将来を第一に考え、地域住民や父母、教職員の意思を尊重し、最善を導き出します。
2、 学校は、地域のみんなで子どもを育てる場になっています。私たちは学校の数は今のままにして、ゆきとどいた教育をおこなうべきだと考えています。このことについてのお考えをお聞かせください。(余白にご意見をどうぞ)
ア 小規模校も存続すべきだ。
イ 小規模校は統廃合すべきだ。
ウ わからない。
*いずれにも丸はしません。
小規模校とは何か? 地域との関係においてゆきとどいた教育とは何か? を前提にして、子どもたちにとって最善の規模を市民と議論し、必要ならば統廃合も検討します。
3、 香川県で2009年度35人以下学級が行われているのは、中学校7校、小学校6年生で6校にとどまっています。全国的には小学校低学年(1、2年生)でも実施されています。
世界的には30人以下学級が常識です。国の責任で、すべての小・中学校で30人学級を実現することについてのお考えをお聞かせください。(余白にご意見をどうぞ)
ア 国の責任ですべきだ。
イ 今のままの40人学級でよい。
ウ わからない。
*いずれにも丸はしません。
30人学級よりももっと少人数の20~25人でもよいと考えています。
ただし、どう学年2クラス以上は欲しいと思います。
4、 学校の施設・設備を改善し、地震に耐えられる校舎にすることについてのお考えをお聞かせください。(余白にご意見をどうぞ)
ア すぐにすべきだ。
イ 今のままの状態でよい。
ウ わからない。
*いずれにも丸はしません。
三豊市では、すでに計画的に全施設耐震化に着手しています。
さらなる教育施設・設備の改善により、教育環境の充実が必要です。
5、 義務教育費国庫負担制度、私学助成国庫補助制度を堅持充実するよう市が国に働きかけることについてのお考えをお聞かせください。(余白にご意見をどうぞ)
ア すぐにすべきだ。
イ 今のままでよい。
ウ わからない。
* ウ に丸をしました。
研究します。
新年になり、 『月間MOKU』 の1月号を熟読しました。
財団法人日本総合研究所会長 寺島実郎氏の言葉や、杉並区長 山田宏氏、前横浜市長・日本志民会議幹事長 中田宏氏などの、今どんな日本人になるべきなのかの、示唆にとんだ言葉がしたためられていました。
香川県教職員組合三豊支部の公開質問状の意図するところは、どんな人を「育てる」のかという、根源的な同じ目的に向けたものだと理解しています。
返送した回答用紙が有効に活用され、成果につながりますことを切に願っています。
未来の日本社会を担う、誇りある日本人とはどのような生きかたを求める人格なのでしょうか。
そこに向け、ともに議論を進めてゆこうではありませんか。

「育てる」年へ

東洋の猛獣の代表格である “虎” を干支」にいただく2010年、平成22年の幕が開きました。
新年明けましておめでとうございます。
今年は年明け早々、これまでの4年間の活動に対する審判を仰ぐ、三豊市議会議員選挙が行われます。
元旦から、この年に相応しい猛虎のような寒波の襲来で身の引き締まる中、臆せず、怯まず、真正面から戦いに挑む覚悟です。
“虎” は、凶暴であるという通説とは別に、「とらの子」という言葉があり、その意味が示すように、虎は子どもを “大切に「育てる」” のだそうです。
私は、常々 “人は受け継ぎ、生き育て、伝える” ものだと思っており、その中でも 「育てる」 ことは人間社会の営みの基本だと考えています。
寅年に相応しい “大切に「育てる」” に力を得て、
『生きるよろこび・育てる楽しさ、を三豊に!』
を、キャッチフレーズに戦い抜くことを、凛とした空気の中で誓っているところです。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。