11月21日、議会閉会中の調査研究のための常任委員会が開かれました。
多くの協議題の内、協議題1.「宗吉瓦窯跡整備計画の変更について」は、文化庁への補助金返還も関係するため、横山市長と清水助役の出席とまりました。
協議題として、
1.「宗吉瓦窯跡整備計画の変更について」
市長より、財政的観点と利用頻度や維持管理費の面から、計画を縮小変更したいとの説明がされました。
6割程度できているが、残りの計画が本当に必要な施設であるのか総合的に判断したい。
計画の変更でプラスアルファーの予算増が予測されるが、維持管理費でメリットがあると判断している。
県の歴史関係施設の維持管理費が極端に高い例や、市民の利用頻度の予測からも維持経費は抑えたい。
利用目的は、歴史だけではなく子どもの地域教育にも活用する。
年間維持費は一千万円を越えると予測されるため、三豊市の特産品や地場産業との連携による地域振興にも活用したい。
これらの説明に対し、先の議会において三木議員の一般質問で当初計画どおり進めると答弁しているとともに、補助金返還という大きな問題でもあり、計画変更は周辺地域住民への充分な説明が欠かせないとの意見が出た。
委員会として、現状と今後の方向を確認しました。
2.「学校施設の空調環境整備の方針について」
岩倉教育長より (1)空調環境整備と指導方針について (2)高瀬中学校での使用について (3)幼稚園、小学校への対応についてが説明されました。
自然環境の変化によって、真夏などは教室内温度が異常な高温となり、学びやすい教育環境とは言いがたい状況になっている。又県下中学校の学力比較において、当市の中学校は県平均を下回っており、その傾向は学校間格差と学年が進むにつれて開いている。
授業時間の確保として、長期休暇(夏休み・冬休み)の補習授業や、地域の実態に副った特色ある取り組みを検討し、三豊市の教育の実現につないでゆきたい。(夏休みを短くする・2学期制など)
高瀬中学校の使用は、19年度予算の兼ね合いもあるが他の5市立中学校の事業の整備が整った段階にあわせた使用開始としたい。観音寺市との学校組合である三豊中学校については、これからの調整となる。
幼稚園・小学校の普通教室への整備は、教育の観点から考えていない。
3.「学童保育について」
三豊市の現状と今後の方針について説明がされました。
旧7町で異なる運営形態を19年度より統一するために調整中である。
今後は、豊中町の公設民営で進めてゆく方針である。
ただし、公設民営のウイークポイントである指導者の収入と待遇は、国県の補助に市で上乗せをし安定雇用できるよう支援する方針である。
4.「詫間中学校体育館の改築について」
平面図による建設計画の説明がされました。
昭和41年建設の体育館に変わり、18年度基本計画をし、19年度より本格的な用地買収交渉に入る。
5.「ノーテレビデイについて」
教育長より説明が去れました。
世界的な調査結果から、日本の子どものテレビ視聴率が世界一長く、手伝いの時間が世界一短いことが判った。
文部科学省では、「早寝、早起き、朝ごはん」を国民運動としようとしている。
三豊市として、11月23日から”ノーテレビデー”を実施する。これを「23が60運動」とする。毎月23日の週に、家族の会話を増すとともにテレビを見ずに、60分以上読書をしようというものだ。
市民運動にまで高めたいと考えている。
6.「食育への取り組みについて」
健康福祉部より、取り組みの現状と今後の見通しについて説明されました。
先手の福祉の施策の一つに位置づけている。
医療費・国保・介護など230億円になる費用を抑えることに”食育”は重要である。
市においては、保健課・学校教育課・農林水産課の三課による打合せを行った。11月22日県の説明会があり、アクションプランや健康増進計画を研究し、三豊市型”食育”に取り組んで行く方向である。
7.「三豊市生活排水処理施設整備計画の策定について」
市民部水処理課より説明がありました。
三豊市合併の初年度である本年は、全県の生活排水処理基本構想の5年に一度の見直しの年になっている。
平成19年度から10年間の「三豊市としての生活排水処理構想(生活排水処理施設整備計画)」の新規策定中である。
三豊市には、三つの処理制度がある。”農業集落排水”と合併処理浄化槽として”市設置型”と”個人設置型”である。
今後の方向として、地域特性、住民意識、財政見通し、費用便益性などの検討から”個人設置型浄化槽”整備へ移行する。
この日の協議は概ね以上です。
当委員会として12月初旬に、竣工し机などの備品のそろった高瀬中学校の見学に行く予定です。
尚、今後のテーマとして、 教育施設の統合 市立病院の民営化 障害者福祉計画(地域生活支援サービス等) ゴミ0作戦 など考えています。
三豊市豊中町教育懇談会
11月17日夜、旧豊中町内の幼稚園と小学校、中学校のPTA会長(役員)と園長・校長・教頭先生並びに、行政から西村教育委員と高井豊中教育事務所長、そして豊中選挙区選出議員出席による教育懇談会が行われました。
合併までの旧豊中町時代の昨年までも、年に1回学校教育の現場の要望や意見・研究成果を聞く目的で、教育協議会が行われていましたが、行政主導によるものでした。
今回の教育懇談会は、合併によって三豊市全体ではあまりにも大人数になってしまい充分な情報交換や意思の疎通が図れないとの心配から、教育の現場からの提案で準備されてきたものです。
ちょうど19年度の予算編成の時期にあたり、事務経費の極端な削減が提示されており、すべての校長先生から悲痛な意見が聞かれました。
事実、平成19年度の三豊市予算編成方針においては、「事務費など庁費については、平成18年度当初予算額の60パーセント以内に抑制する」とあり、教育の現場である学校は消耗品(コピー用紙やテスト印刷用紙等)すら確保できない状況が生まれようとしています。
教育環境の充実を目指して全中学校の空調設備整備が計画されようとしています。この件は別の日にテーマとしたいと考えていますが、この大きな予算額の投資との比較において、消耗品の極端な削減はあまりにも歪な感じがしてしようがありません。
こんなところにも、教育現場からゆとりを奪う原因があるのだと感じるとともに、先生方のおかれている立場と心の状態が見えたように感じたのでした。
「ゴミ0作戦」の教育民生常任委員会
11月16日、8:30より詫間町勤労会館会議室で教育民生常任委員会が開催されました。
通常は豊中町の本庁舎にある、委員会室で行われていますが、今回は横山市長の予定と10:00からの「三豊市戦没者追悼式」が、マリンウェーブで行われる関係からこの場所での開催が決められました。
議題は、市民生活にとても密着し、影響の大きな「ゴミ0作戦」の説明と報告でした。
急遽この日の開催となったのは、長年の三豊市観音寺市広域組合のクリーンセンター移設・新設問題と深い関係の課題であるため、観音寺市の計画の進み具合の兼ね合いから、先ず三豊市の「ゴミ0作戦」の拠って立つところの説明と報告が先であるとのことで設定されました。
ただし、この”クリーンセンター問題”は三豊市観音寺市広域組合の案件であり、一常任委員会で扱うに止まるような課題ではなく、また三豊市民の生活のあり方や、市の理念や資源に対する大問題であるとのことで、全議員による全員協議会での議論にするとの約束となっています。
「ゴミ0作戦」の説明は、推進室の横山課長より 三豊市の環境将来像「環境と経済が好循環するまちづくり」 の資料で行われました。
1.これまでの経過
a.「環境基本理念のありかた」の検討
自治体や企業の「環境基本理念」・「環境行動指針」を調査。
b.「ゴミ資源化のあり方」の見直し
地球資源・エネルギーを有効利用と、資源循環型地域社会の実現を図るために、より大きなゴミの資源化の推進方法について検討。
C.ゴミの分別・収集基準の見直し
7町間で異なる「家庭ごみの分別・収集方法」と、統一するための方法と実施時期の設定に向け検討。
2.市の環境将来像づくり
a.環境将来像の実現手法
これまでの経過を踏まえ、ゴミ資源化率の大幅な向上を図る「ゼロ・ウェイスト政策」「バイオマス・タウン構想」による「環境と経済が好循環するまちづくり」の実現を目指す。
b.施策の具体化
*「ゼロ・ウェイスト政策の推進
より大きなゴミの資源化を図ることで、従来の焼却・埋め立てゴミの大幅な減量化を実現する。
*バイオマス・タウン構想の推進
バイオマス資源を見直し有効に利活用することで、国の進める「バイオマス・ニッポン総合戦略」
(「循環型地域社会の形成」や「戦略的産業の育成」「農産業の活性化」)を実現しようとするもの。
*より大きなゴミの資源化の実現方法とその時期
ア.実施方法は、資源化可能な品目の洗い出しと品目ごとの収集方式の決定。
イ.実施時期は、拠点収集に必要な条件整備を行い、平成20年度を目途に実施の予定。
尚、生ゴミの分別収集は、民間の資源化施設の整備後(平成21年度)に実施。
概略、以上の説明と報告でした。
現在、観音寺市の勧めている熔融炉建設の方向とは明らかに対極にある考え方です。
可燃ごみが一定量常に必要な熔融炉と、その燃料となる可燃ごみを限りなくゼロに近づけようとする、拠って立つところの180度の違いは明らかです。
詳細は、私自身がより理解を深めた後に、私の言葉でお知らせします。
教育カウンセラー
11月4日、高松市生涯学習センター「まなびCAN]で行われた、香川県教育カウンセラー協会主催による、「教育カウンセリング研修講座」に参加しました。
この協会の親会である、NPO日本教育カウンセラー協会の会長である國分康孝成徳大学教授の「教育カウンセリング概論」の講演でした。
学校教育の現場で、さまざまな悲惨な事件が続発しています。これらの事件の多くは、子どもの個々の問題だけではなく、学校という集団の抱える問題であると思っていました。
この問題は、今に始まったことではなく閉じこもりや不登校・いじめ(子供同士だけではなく先生によるものもある)等、ひいては自殺と、何時も執り沙汰されています。
特に大きな社会問題となってきた平成7年から、臨床心理士(臨床心理学)がスクールカウンセラーであるとされてきました。ところが現状を見ると一向に改善されたように見えません。実態はどんどんひどくなっていると思われてなりません。何か根本的な誤りがあるのではないかと思っていました。
今回の講演を聴講することで、新たな気づきがありました。
スクールカウンセラーは、治療を目的としているために、教育の現場である学校(学級)では効果が得られにくいのではないのかとの指摘でした。
学校は「教育」の場であり、「治療」の場ではないということです。
このような疑問から、学校、学級、保護者が変わるカウンセリングをしなければならない、との考えが生まれました。
これが「教育カウンセラー」です。
以下、講演の一部です。
「教育カウンセラーは何故生まれてきたか」
教育の場である学校において、今までのカウンセリング(スクールカウンセリング)が何故役に立たなかったのか?
一つは、あまりにも個の心の問題に多くの原因と解決(治療)を求めたところにあります。
もう一つは、教師に治療をさせることが間違いだったことです。
これらの問題点について、教育は子どもを社会化することであり、たとえば「自分はいじめていないと思っているが相手はいじめられていると思っているよ」この思いが客観的に見ることのできる教育をすること。また、「世の中の人々は、さまざまな想いで生きている。君のためだけに生きているのではない。」という考え方が求められるのではないか。
そして、もう一つの問題点については、教師は「教育者」であって治療者ではないのです。そもそも教師は個ではなく学級という集団を相手にし、社会性を教育する役割を担っているのだということです。
この考え方は、個の心の問題に取り組む「スクールカウンセラー」では対応できないのです。
「死に方を教えるとは生き方を教えることだ。」であるとか、
「人生は自分たちのために作られたものではないのだから、想いどうりにならないことなんて幾度となくある。」だから苦境をどのように意味づけるのかなどは、「教育カウンセラー」とは人生の師であると言っても過言ではないとさえ思えました。(恩師などという言葉はもはや死語となっているのでしょうか)
論理療法を拠り所として、教師の皆さん「治療」と「教育」を明確に識別し、スクールカウンセラーではなく「教育カウンセラー」となるべく、日々学び勉強し続けて成長してください。
教師そのものが自らの人生を語れなくて本当に「教育者」足りえるのか。
教師そのもののあり方を考えさせられた貴重な時間でした。
三豊市水道事業について
平成18年3月31日現在の、三豊市水道事業会計の企業債残高は68億円弱となっています。
その旧町ごとの内訳は、大雑把にあらわしますと
高瀬町 8.5億円
山本町 14.0億円
三野町 5.0億円
豊中町 1.4億円
詫間町 26.0億円
仁尾町 5.0億円
財田町 4.4億円(簡易水道事業特別会計から振り替え)
そして、三豊市になって2.2億円となっています。
この各町の金額の比較で、地理的地形的条件の差がハッキリしています。庄内半島や粟島・志志島を抱えていることによる詫間町や、居住地が広く三方に遠く伸びる山本町などは、かなりの負担であったと言うことです。
三豊市水道局では、中長期の事業計画を作成中です。三豊市として大きな捉え方となるでしょうが、その中にあっても細部にわたる地域の特性を反映した計画が求められると思います。
だいぶ前でしたが、水道料金の未収額と欠損金についてのお問い合わせがありました。
ようやく決算として出てきましたので、お知らせしたいと思います。
三豊市水道事業の売り上げに当たるものが約20億円です。
平成17年度欠損額は23万円で、累積未収額は4千万円となっています。
欠損額の多くは、倒産企業や契約者不明などによるものです。
民法では二年で時効となっていますが、三豊市水道局の方針として、法上の手続きのないもので支払い能力のある契約者には、支払っていただくまでいつまでも回収に行くこととしています。
ちなみに、売り上げ20億円に対する未収額4千万円の率は、2パーセントとなっています。この数字の評価はさまざまだと思います。
今日現在も二人の職員が回収に靴底を減らしています。
三豊市土地開発公社の欠損金
三豊市の17年度決算特別委員会が再開され、今日(11月1日)と明日(2日)の二日間で、三豊市誕生後の平成18年1月1日から3月31日までの決算書の説明が行われています。
本日(11月1日)の当委員会終了後、三豊市議会議員による全員協議会が行われ、横山市長と清水助役(三豊市土地開発公社理事長)から、土地開発公社「原下工業団地」土地造成事業の 外部専門家への調査委託について の報告がされました。
何故、外部専門家への調査委託をしなければならないのかの経緯が説明されました。
かねてから、旧高瀬町土地開発公社の「原下工業団地」については、平成17年度末現在21億円余の借入金の存在が言われておりました。もし残地を実勢価格坪3万円で売りぬくことができたとしても13億円の欠損金が見込まれると報告されていました。
先ず、市長は土地開発公社に対し、厳正な調査と公正な報告を指示する立場にあり、疑惑の徹底解明を指示したと述べました。
続いて、清水助役(公社理事長)から不正経理の疑いに対しての説明がありました。
平成18年度4月1日から、三豊市長によって任命された三豊市土地開発公社の役員によって公社運営がされていました。
その中で、工業用地を売却した喜楽工業からの1億円の入金があるにもかかわらず、借入金が減っていない、との指摘があり、本来ならば借入金の返済に充てるべきものが、適正な処理をされていないことの疑いが出てきました。
更に、平成15年8月9日に観音寺信用金庫から5千百75万円の証書貸付があるにもかかわらず、平成15年度の高瀬町土地地開発公社の理事会の報告書にはその記載がありませんでした。
ところが、平成16年度のそれには5千百75万円が書き込まれていたのです。
ようは、観音寺信用金庫に対する帳簿と、高瀬町土地開発公社に対する帳簿の差異があり、観音寺信用金庫からの借入金がどこかに不正に渡っているのではないかと言うことです。
また、平成17年12月21日の物件補償費名目の6百6十4万円は、適正な領収書もなく虚偽ではないかとのことです。
とりあえず、5千百75万円と6百6十4万円合計の約5千8百万円に対しとりあえずの事案で外部専門家への調査委託としたいとの説明と報告でした。
最後に、市長から今回の取り扱いの真意が語られました。
ここで動いているお金が、市民の皆さんの血税であるのならば、必ず返してもらう決意である。
不正がはっきりしたならば、とりあえずの事案として5千8百万円は返却したもらう。
その上で、関係していた人たちには市民にたいして説明を頂きたいとのことでした。
これから出てくるであろう色々の事実については、この場でお知らせしたいと思います。
継続審査の教育民生常任委員会
三豊市議会の9月定例会において当委員会に付託されていた、「議案223号、三豊市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」について審議をしました。
9月19日と21日、更に25日と9月定例会の会期中の3回にわたる委員会審議にもかかわらず、なお調査研究が必要とのことで結論に至らず、閉会中の常任委員会における継続審査となったものです。
三豊市立西香川病院の、「病院外」での介護デイサービス事業計画について、市としてどのように解釈するのかが大きな論点となっていました。
その主なものは、指定管理者制度と市の介護計画やビジョンについてのものでした。
公立病院が院外での事業展開をすることで、民間事業者を圧迫することにならないのか。それは行革の中で、官から民へ、民間にできることは民間に、の方向に逆らうのではないか。指定管理しているからといっても三豊市立と名のつく限り、市の責任と監督体制はどう考えるのか。
また、この条例改正が、市の介護計画やビジョンの中でどのように位置づけられているのか。といったものでした。
これに対し、指定管理者制度そのものが、公共施設の民営化の一つの制度であるということ。指定管理者である三豊・観音寺市医師会は民間業者であるということ。よって行革の官から民への方向に反しない。むしろ、他の官々経営の市立病院よりも先を行っており、民間の活力と経営手法によって赤字を出さず、安定と継続経営によって責任を担おうと努力している。この自然な流れの中で、市民のニーズの変化に答えるべく「病院外」での介護デイサービスのモデル事業の提案となった。
介護計画やビジョンの中でどのように位置づけられているのかについては、西香川病院の介護の技術をモデルとして、三豊市内の民間の介護業者の研修の受入れを行い、三豊市全体の介護サービスの質の向上につなげたい。
尚、市の責任と監督体制については、「管理運営に関する基本協定書」と「管理運営に関する年度協定書」で果たせると考えているが、更に「西香川病院デイサービス事業に関する覚書」を取り交わすこととしたい、といったものでした。
このような再確認を経て、原案の可決となりました。
12月定例議会において、委員長である私から審議内容と結果の報告を行うこととなりました。
雨のち晴れの日曜日
朝から雨模様。
雨が暫くなかったので心地よい潤いです。
10月29日(日)、早朝より息子の通う三豊市立豊中町学校の資源回収があり、雨の中生徒も先生も保護者もびしょぬれで頑張っていました。
9:00から、4ヶ月ぶりの古文書教室に出席。「大喜多家古文書」を勉強しています。こんなに休んでばかりいたのでは毎回更で、一向に上達しません。でも、なぜか面白いのです。
次回は11月25日(土)午前です。もう他の予定は入れないつもりです。
教室が終わり、外へ出るといつの間にか雨は上がり爽やかな秋風が吹いていました。
古文書教室終了後、高瀬町二ノ宮の大水上神社の大祭に行きました。
以前から二ノ宮の窯跡に興味があり、一度は見ておきたかったので祭りとあわせ見学をしました。
三豊市には、二ノ宮の窯跡を含む4つの文化財指定を受けた窯跡があります。
二ノ宮の瓦窯跡と宗吉瓦窯跡(三野町吉津)は国の指定であり、法蓮寺歓喜院の瓦窯跡(高瀬町麻)は県の指定を受けています。また、昭和初期の粟島の達磨窯跡(詫間町粟島)は三豊市の指定となっています。
今整備の進んでいる宗吉瓦窯跡の有効活用の方法の一つとして、これらの窯跡の連携による「古窯物語」を創れないだろうか?
鉦と太鼓の音にあわせ、獅子の乱舞する雨上がりの大水上神社で、古の人々のエネルギーの存在を感じたのでした。
午後2時からは、詫間町のマリンウエーブのマーガレットホールで三豊市自治会長会が開かれ、出席しました。
三豊市の結束力と一体感を増すための、有効な催しとなったことと思います。今を生きる人々のパワーを感じたのでした。
雨のち晴れの日曜日でした。
「合歓の会」 始まる
初めての「合歓の会」が10月22日(日)、三野保健センターで持たれました。
この会は、三豊市に住む障害のある人たちによる自主的な交流と機能回復訓練の場を目的に作られました。
本年施行された障害者自立支援法によって、大きく変わった彼等を取り巻く環境に対し、自らのために自らの手で新たな障害者環境を獲得するために、自らが立ち上がって始めた会です。
これまでは、障害者をその障害の種類によって「身体」「知的」「精神」の3つに区分けし、それぞれに障害者福祉サービスが制度化されていました。障害者自立支援法によってその垣根が取り払われ、障害者は皆同じ制度の中に組み込まれたのです。
これまでは、ともすると障害者を社会から遠ざけようといった方向にあったため、保護する制度が求められていました。
これからの目ざす制度は、障害の区分さえ取り払い、障害者皆が何らかの形で地域で安心して暮らせる社会を実現するためのものです。
引きこもり、閉じこもりになりがちな障害者の皆さんが、何とか表に出てきてくれるような、参加しやすい場を提供するために、同じ障害者の有志の皆さんのが計画したのです。
この日のために、三野保健センターの利用許可のために何かとお世話いただいた 三豊市の”三野支所” ”障害福祉課” そして ”保健課” の職員の皆さんには本当にありがとうございました。
自らが障害を持っていながら頑張ってきた、土井さん 真鍋さん 本当にお疲れ様でした。
次回の11月12日と11月26日と、すでに予定が決まっています。
三豊市に住む障害を持つすべての皆さん、試しに出てきてみませんか?
きっと、今までに見たことのない風景が目に飛び込んでくるでしょう。
私もできる限り覗いてみたいと思っています。
お待ちしています。
香川ねんりんピックで二人が優勝
10月22日の日曜日、高松市生島町にある香川県総合運動公園で行われた「香川ねんりんピック2006(県健康福祉祭)」に、グラウンドゴルフの選手として参加しました。
この祭りは、高齢者のスポーツと文化の祭典として、香川県とかがわ福祉機構が主催となり毎年開催され、今回で16回を数えています。(念のため付け加えておきますが、私俗年齢はまだまだ若こうございます。ただ心と精神は加齢臭が少々香り気味でございます。残念!!)
「スポーツ交流会」としてペタンクやゲートボール・軟式野球、そして私の出場したグラウンドゴルフなど11種目の競技が行われ、香川県下全市町から約2600人の参加者で元気にはつらつと楽しく競い合っていました。
11月5日は、香川県社会福祉総合センターで、文化の祭典として「ねんりんふれあい文化祭」が行われることとなっています。
この日は、絶好のスポーツ日和で、参加者の皆さん歳(失礼)を感じさせないような活躍ぶりでした。
事実、三豊市豊中町の「グラウンドゴルフクラブ」は最高の成績を収めることができました。
なんと72歳以上のクラスで 詫間忠さん が、そして72歳未満では 多田敏明さん がそれぞれ優勝したのです。
日々の生活の一部として欠かすことのない積み重ねの成果です。
楽しむこと、やりがいを見つけることこそ健康で長寿の幸福な人生を送ることの極意であると実感しました。
クラブの皆さんからは、悲観的な愚痴を一言も聞いたことは有りません。皆さん冗談ばっかり言ってこちらが元気をもらっているようです。
これからも永くお付き合いよろしくお願いします。
それにしても、香川県の大会で2人も優勝者が出るなんてすごいことです。
三豊市の高齢者スポーツの底上げのきっかけになると思っています。
詫間さん多田さん、本当におめでとうございました。