「クリーンセンター」議員アンケートについて

10月14日付けの四国新聞をごらんになりましたでしょうか。
4面に「シリーズ 追跡」でクリーンセンターに関する特集が掲載されています。
“三観ごみ行政の行方 議論なき対立いつまで”と大きな見出しで扱われています。
32面では「三観ごみ処理問題 議員アンケート」として、“乱れる歩調に違和感 両市とも「単独派」少数”で扱われています。
この問題が三豊地域住民の生活に与える影響の大きさと、議会の役割として、三豊市の一議員として、今回の四国新聞からのアンケートに、どのように応えたのかを市民の皆さんにお伝えするべきだと思いました。
以下、アンケート内容です。
氏名      詫間政司
所属会派名  三豊市議会七宝会
年齢      50歳
Q1.今回の事態を招いた最大の原因はどこにあると考えますか
三豊市は三豊広域時代の決めごと(信頼関係による約束)を反古にするならば、観音寺市に対しこれまでの努力に敬意を払い、本市の意志を丁寧に伝えるべきであった。
正しいと信じることであればあるほど、相手の置かれた状況や考えを受け止めることが、重要であったにもかかわらずそれを怠った。(私は、三豊市のバイオガス化施設に特化したような意見や議論には反対です。)
三豊市も未熟であった。
Q2.今後、三豊市が最も重要視すべきことは何と考えますか(ひとつ○をつけてください)
    ① バイオガス化方式の実現
    ② 観音寺市との共同処理
    ③ その他
(私は、②に○をつけました。)
Q3.Q2の回答を選んだのはなぜですか
ごみ問題は、“資源”や“環境”など重要問題であり地球規模の視点が必要。
一市の問題ではなく、広域的(将来は観音寺市のみならずもっと広い)発想からの考え方の組み立てがあれば、自ずと答えは見えてくると思うから。
Q4.観音寺市に対して望むことは
ごみ問題の本質から一緒に議論してゆきませんか。
まだ遅くありません。
お互いが共同で取り組んでいることに対して、片一方が正式な手続きもなく一方的に離脱するのは、問題の本質が何なのかに関わらず理解できません。
もし、今回の問題が三豊市の不義理が理由であったとしても、一般社会通念からも行政としてもとるべき判断ではないと思うのですが。
Q5.これらのほか今回のごみ処理問題についての意見、思いがあればお書き下さい
今回の問題をきっかけに、三観両市民のごみ問題に対する意識向上に繋げてゆかなくてはならない。
処理施設の問題だけではなく、市民共同による“ごみ減量化運動”に発展しなくてはならない。(極端ですが、減量化が進めば現状計画規模のごみ処理施設がいらないこととなります)
最後に、横山忠始三豊市長に言いたい。
「大きなところ」を見せて欲しい。(過ちは正すべし)
三豊市は未熟なのだから。
以上の回答内容です。
この問題における本質は、三豊市の庁舎問題と同じです。
何を焦っているのか知りませんが、市民や相手の気持ちを汲もうとしない、一方的な独りよがりの行動がすべての過ちの始まりです。(本当は思いが強すぎて、伝え方が適当でないのかも知れません)
とにかく「忠より始めよ」です。

9月議会一般質問・その2

2つ目は、今よく言われている格差についての質問です。
「正職員と臨時職員の格差について」
質問
格差是正は重要な社会問題です。
先の参議院選挙の結果は、経済格差拡大に対する国民の不満の表れだといわれています。
三豊市の正職員と臨時職員の間には大きな雇用条件格差があります。
特に、幼稚園・保育所や給食センターの現場の格差は異常です。
長期にわたりやる気があり努力をしても、昇給も正職員になる可能性もなく、現状全く報われない制度となっています。
1.現場における正職員と臨時職員の間にある雇用条件格差是正を、どのように取り組むのか。
2.行財政改革では、“5年間退職者不補充”が原則となっているが、行政サービスの質の向上のためには、活力ある組織が欠かせないと考えるが、方針修正の考えはないか。
答弁
正職員と臨時職員との格差、いわゆる正社員と派遣社員との格差の問題は、本市のみならず全国的にも報道されている。
公務職場における臨時職員問題は、非常に深刻かつ解決の難しい課題だ。
この上で、臨時職員が受け持つ職場の役割の大きさは、しっかりと目を向けてゆかなくてはならない。
この格差の問題点をしっかり受け止め、本市の雇用対策(労働政策)を大きな課題として取り組んでゆく。
“5年間退職者不補充”は、専門職・技術職などは事故と連動するケースがあるため、応用を利かしたいと思っている。
また、行政組織活性化とサービスの質向上からも、状況を見極めながら判断してゆく。
執行側にとっても、非常に重要で大変な課題であるとの認識ははっきりしました。
いつどのような形で格差の是正が、労働政策として打ち出されるのかは智恵の見せ所です。
三豊市の格差問題は土俵に上がったところです。
継続して取り組んでゆきたいと思います。

9月議会一般質問・その1

私の9月議会の一般質問を簡単にまとめてみました。
「新エネルギービジョンについて」と「正職員と臨時職員の格差について」の2つの質問です。
今日は、「新エネルギービジョンについて」を報告します。
質問
三豊市では、地球温暖化の原因といわれている化石燃料に依存しない、クリーンな代替エネルギーの導入に向け“三豊市地域新エネルギービジョン”が本年2月に策定されています。
その基本理念は、“豊かな太陽エネルギーと緑あふれる田園都市の特性を活かし、資源循環型モデル都市「三豊」の形成を目指します”と、なっています。
ところが、報告書が作成されて半年を過ぎていますが、現時点ではその実現に向けての具体的な行動の推進がみられません。
今後の取り組みについて質問します。
1.市民や事業所などへの広報や説明をどのようにするのか。
2.行動計画推進はいつからどのように取り組むのか。
答弁
本市では、「三豊市環境基本条例」を制定し、総合的環境施策を市民や事業者と一体となって推進することを理念とした、「まちづくり」を進めようとしています。
この一環として「三豊市地域新エネルギービジョン」は、新エネルギーの導入や活用計画を具体的に実行していくための指針として策定しました。
今後の取り組みは、新エネルギー導入や活用への行政の率先的活動も重要ですが、市民が新エネルギーに対し目を向けるための誘導が大きな課題だと考えています。
現状、取り組みが少し後手に回っていることは反省しなくてはなりませんが、「環境問題は市民の全員参加」を前提として、啓発活動に入っていきたいと思います。
目指すテーマは“脱温暖化”です。
今後、色々な会合や(市長の)施政方針など、あらゆる機会を捉え内容についての理解をいただくための説明をしてゆきます。
以上、一般質問・その1の報告を終わります。
「菜の花プロジェクトINみとよ」が着々と進行しています。
9月28・29日の種まき予定地の草刈りや、10月7日の草焼き(ちょっと問題あり、警察のお世に・・・)と進めています。
9日の今夜、第6回の会合があり10月28日の種まきイベントの企画会議が行われます。
ひとつ一つ夢を形にしてゆく取り組みに市民が参加しています。

桑山学童保育クラブ運営委員会

10月5日(金)の夜に、桑山学童保育クラブ運営委員会がありました。
私は、保護者の皆さんや指導者の先生方にお任せ状態の形ばかりの会長です。
恐縮でしたが始めの挨拶をさせていただきました。
保護者の皆さんには日頃から桑山学童保育クラブ運営に、ご理解とご協力をいただきありがとうございます。
おかげを持ちまして、子どもたちは今年の異常な酷暑の夏休みも大きな問題もなく無事過ごすことができ、9月からの新学期も元気に学校へ、この学童クラブへと通っております。
これもご家庭での健康・生活管理のおかげだと喜んでいます。
また、指導者の先生方に対しても、子どもとの真正面からの指導に改めて感謝したいと思います。
夏休みには色々な企画で、子どもたちも日頃味わえない経験を多くし、それぞれに成長していると感じております。
また、今年の5月から月に一度の割合で、地域の長寿会有志の方にグラウンドゴルフの指導をいただいて新しいことにも取り組んでいます。
私も子どもたちと一緒になってワイワイやっていて、子どもたちも成績を競い合って楽しくやっています。
ただ、そこで気になることがあります。
なかなか集団行動がとれず、行動にメリハリがないことです。
最近よく言われる問題ですが、生活が大人と同じの夜型になっていて、規則正しい生活になっていないのではないのでしょうか。
必ずしもこれが原因だとは言えませんが、その一つであるのは想像できます。
成長期の子どもに相応しい生活の指導を、更に進めてゆきたいと思っています。
桑山小学校の上田校長先生も以前からよくおっしゃっていることですが、「早ね、早おき、朝ごはん」を合い言葉に規則正しい生活に取り組んでいただきたいと思います。
けじめのある生活態度を養うために、学童保育クラブにおいてもしっかりと指導して参りますので、家庭でのご協力をお願いしたいと思います。
これからも、皆さんのお子さんが健やかに成長する場となるように、指導者の先生共々頑張って参りますので、保護者の皆さんの変わらぬご支援をお願いいたします。

香川用水調整池造成地跡地利用

地球温暖化による異常気象とも言えるこの夏の酷暑は、10月に入りやっと秋の気配を感じるようになってきました。
ひと夏に1度ならずも2度までもの渇水危機は、香川県の水事情が早明浦ダム頼みではもはや限界であることを示しています。
今、独立行政法人水資源機構の事業として、平成11年度から20年度の工期で、三豊市山本町と財田町にまたがる地域に「香川用水調整池」が建設されています。
この調整池は、農業用水ではなく水道専用調整池(貯水量305万立方メートル・既存農業用水大池分5万立方メートル含む)として、香川県の4浄水場へ配水し県下の渇水に備えることを目的とし、来年度の完成を目前にしています。
まちづくり調査特別委員会では、貯水量確保のための掘削工事から発生する土によってできる、7.5ヘクタールの造成地利用が検討されています。
造成地の整備は、水資源機構で行い後の維持管理は三豊市で行う方向となっています。
後々の費用負担を考えると、“ハコモノ”はできるだけ造らずに上水設備やトイレ、休憩所、防災倉庫などにとどめ、活用方法に幅を持たせる多目的広場が良いのではないか、との意見が多くなっています。
私も大筋この方向で良いと思っていますが、更に踏み込んで“誰もが、いつでも”健康増進と機能回復運動に利用できる、香川県西部地域のスポーツパークにできないかと考えています。
“誰でも、いつでも、いつまでも”を掲げる総合型地域スポーツクラブの活動の拠点として、老若男女はもちろん健常者と障害者の隔てなく、自らの責任と各々の都合に合わせ利用できれば良いと思っています。
森と豊かな水を湛える恵まれた自然の中で、思いっきり胸一杯に空気を吸って汗を流す光景を想像してください。
子どもたちは緑の絨毯の上でサッカーや野球で走り回り、高齢者は体力に合わせ思い思いに体を動かし、障害者は大空の下で障害者スポーツ(アダプテッドスポーツ)や車いすマラソンを楽しむのです。
このスポーツパークから世代や立場や境遇を越え、新たな交流が始まり相互理解が生まれるのだと思うのです。
そのためには、高齢者や障害者にも配慮したユニバーサルデザインの思想を組み込んだ整備が基本となります。
足腰の弱い方でも移動しやすい導入路や、車いす走行ができる少し高低差(アップダウン)のある周遊路などが考えられます。
まちづくり調査特別委員会へ提案すべく、具体的な検討を独自に行っているところです。

9月定例会報告

前回に続いて9月定例会の報告をします。
主に、一般会計補正予算についてお知らせしたいと思います。
今回の一般会計補正予算額7億7,000万円余りにより、予算規模は268億3,500万円余りとなりました。
当初予算規模249億9,000万円からすると、6月補正と合わせ18億4,500万円の増加となっています。
【総務部】
<人事課>
人事異動による人件費の減額(▲1億3,500万円)
<管財課>
高瀬庁舎西側車庫改修工事(2千万円) 県支援金を充当
<税務課>
固定資産税評価替鑑定委託料(47,250円×513地点=2千400万円程)
<総務課>
消防費市町村総合事務組合負担金(210万円)
消防施設修繕料(320万円)
<企画課>
陣山工業団地法面対策費(30万円)
たからだの里環の湯天然ガス対策工事及び温泉修繕(600万円)
市道新設整備事業経費(1,130万円)
みとよ未来基金積立金(5万円)
<情報政策課>
県道本山停車場線道路拡幅工事に伴う豊中有線電柱移転(67万円)
高瀬町防災無線柱移設(140万円)
<財政課>
財政調整基金積立て(5億円) 総額は9月補正後49億9千万円余
【市民部】
<市民課>
郵政民営化に伴う郵便小為替手数料増額(14万円)
<人権課>
公園遊具の修繕及び撤去(25万円)
<環境衛生課>
ゴミ処理施設先進地研修費(34万円)
環境保全活動緑化事業(30万円) たからだの里と稲荷公園に桜の植栽
ゴミ分別ガイドブック印刷製本(260万円)
【健康福祉部】
<介護保険課>
介護保険事業特別会計繰出金(80万円)
<障害福祉課>
地域支援事業(▲3,250万円) 各支援事業の要望者数の減
知的障害者手をつなぐ育成会補助金(20万円)
障害者自立支援事業(900万円)
レスパイトサービス事業廃止(▲30万円)
<児童福祉課>
次世代育成事業(430万円) ファミリーサポートセンター新規事業を社協へ委託
【建設経済部】
<農林水産課>
農道維持補修(230万円)
市単独補助土地改良事業及び単県土地改良事業(550万円)
仁尾「特産レモンワイン開発経費」(38万円)
山本「天神山ふれあいの森整備事業」(1,150万円)
農地農業用施設災害復旧事業(1,300万円)
<建設課>
各支所要望分道路事業(7,750万円)
単独事業及び河川維持(3,700万円)
急傾斜地対策事業(1,130万円)
<商工観光課>
JR四国「駅からウォーク」事業委託(140万円)
<農業委員会>
耕作放棄地実態調査関係図面印刷代(11万円)
【教育委員会】
<学校教育課>
各小中学校備品購入及び修繕費、指定寄付による図書購入等(900万円)
<幼児教育課>
各幼保への指定寄付による備品及び図書購入等(25万円)
<生涯学習課>
文化財保護事業(1,260万円) 宗吉瓦窯跡ガイダンス施設整備
各地公民館及び社会教育施設等の修繕と、図書館への指定寄付による図書購入等(330万円)
様々な事業が予算化されており、すべてをお伝えできていません。
個々の詳細な内容や不明な点についてのお問い合わせは、お手数ですが別途お聞かせください。
簡単ですが補正予算の内容説明とさせていただきます。

とかみ園と新クリーンセンター

9月定例議会最終日を明日に控えた9月25日(火)、三豊市議会議員全員による全員協議会が開かれました。
9月21日に開かれた三観広域行政組合の報告が、真鍋時敏広域議長より行われました。
「特別養護老人ホーム とかみ園の民間移譲」と「新クリーンセンター建設問題に関する意見書」に付いて報告があり、協議が行われました。
「とかみ園」に付いては、合併前の平成17年の三豊地区広域市町村圏振興事務組合議会の中で、旧高瀬町が移譲を受ける約束となっていたようで、これによって平成18年の合併によって三豊市が引き継ぐ形となっていました。
ところが、この間の介護政策が措置から契約へと転換したことと、官から民への流れの中で三豊市(行政体)が引き継ぐよりも、三観広域として民間移譲をする方が公明性が保たれるとの考えが言われるようになり、プロポーザルによる民間譲渡先募集を行うこととなったと言うことです。
募集期間:10/1~15
対象   :全県下の介護関係事業者
土地   :有償(後日書き込み予定)
建物   :無償(国の補助事業であったため、有償では返還が伴う可能性があるため)
移譲期日:平成20・4/1
移譲先の決定:審査委員会を設置し検討決定する。
「新クリーンセンター」については、すでに9/22付けの新聞にも報道されているように、三観広域行政組合の管理者である、横山三豊市長と白川観音寺市長に提出された意見書についての協議がされました。
広域議員16名(2名欠席・1名署名拒否)のうち13名の署名で提出された意見書は、
『自治体単独では2市いずれもの財政的負担が大きく、非効率であるとし、広域行政でより良い方法を検討すべきが市民の声であり、行政に課せられた責務であり、次の2点を強く要求しています。
1.両市が主張してきたバイオマスと全溶融のいずれの方式も、白紙に戻す。
2.改めて、方式及び場所は、三観広域行政組合で協議する。』
との意見内容となっています。
白川観音寺市長がすでに明らかにしている、民間委託による市単独か、あくまでも、三観広域による広域行政と事業とするのかによって、みとよ地域のゴミ問題に対する取り組みが大きく変わってゆきます。
今回の「新クリーンセンター建設問題に関する意見書」が両市民のゴミ処理に対する意識強化と積極的減量化へのきっかけとなるようにしなければならないと思っています。
最後に少し気になっていることがあります。
ゴミ処理には「本当に巨費が必要なのか?」と言うことです。
市民すべての参加による、あらゆる意味での省力化が図れるような、政策判断をしてゆかなくてはならないと思っています。

有害鳥獣駆除対策

私が桑山小学校のPTAのお世話をしていた7~8年位前から、PTAの自主活動の一つとして「七宝山登山」が始まりました。
1年生から6年生の全校生徒とその保護者を合わせた、参加者300人(?)を越える行事でした。
その当時から、遊歩道のところどころに何かが泥んこ遊びをしたような泥水溜まりがりました。
周りには何者かの足跡とおぼしき形跡が伺えました。
後で出雲大社の西村先生に教えていただいたのですが、その何者かとは“イノシシ(イノブタ)”だったのでした。
今に思えば既に10年近く以前から、里山とも言える七宝山に“イノシシ”は生息していたのでした。
19日(水)の建設経済常任委員会で、農林水産課から有害鳥獣駆除対策の説明があり、主に“イノシシ”や“カラス”等による農作物被害の状況報告がありました。
近年著しく水稲や果樹に対する被害が多く、より積極的な対策が求められています。
“イノシシ”については禁猟期間である3/16~10/31の間に、狩猟登録者が駆除した頭数に対しての補助金制度があります。
平成18年度実績として、市全域で99頭の駆除頭数に対し、1頭1万円で99万円の補助額となっています。(財源内訳は県50・市50)
市内の狩猟登録者は、銃猟87名、網・罠猟50名で、併有する者が27名いるため実数は110名となっています。
年々農作物への被害は拡大しており、三豊市独自の更なる対策の検討が必要だと思われます。
報告を聞きながら 「みとよ名物“スパイスの抜群に利いたシシ肉加工食品”の開発ができれば楽しいのになー」 などと勝手に想像して一人生唾を飲み込んでいたのでした。
 
私の作品です。

9月議会中の建設経済常任委員会

9月定例議会中の建設経済常任委員会が、19日(水)高瀬庁舎第1会議室で開催されました。
この委員会へ付託された案件を中心に協議されました。
議案第126号「土地改良事業の施行について(二ノ宮地区)」は、現地視察を行い協議に入りました。
この事業は、県営中山間地域総合農地防災事業二ノ宮地区として、平成20年度から5年間程の工期で、地区内にある多数の小規模なため池の、土砂災害防止及び農業振興を図るために、計画されたものです。
受益面積:69.9ヘクタール
事業内容:ため池改修工事17か所
      水路改修工事1路線
      農地保全工事2路線
概算事業費:650,00千円
予定工期:着工 平成20年度~
財源内訳:国55・県29・市14・地元2
       *一般的な事業の県補助率は24であるが、農地保全目的として
        5を上乗せされ、地元負担の軽減が図られている事業である。
議案第127号は「土地改良事業の変更について(首山地区)」です。
この事業は、二ノ宮地区より先行し平成15年より、県営中山間地域総合農地防災事業として着手されていました。
この間の状況の変化によって、2池の事業中止と1池の追加により事業変更となることにより、議会の承認を得る必要が出てきたのです。
過疎化・高齢化の進行で、農業従事者や後継者の減少が生じるなか、農地防災事業により、農業基盤整備を図ることで農業振興を目的としています。
受益面積:24.2ヘクタール
事業内容:ため池改修工事7か所
      水路改修工事4路線
      農地保全工事2路線
概算事業費:436,700千円
工期:平成15年度~平成21年度
財源内訳:二ノ宮地区と同様
「平成19年度三豊市一般会計補正予算(第6号)」として、建設経済部(水道局の企業会計は補正なし)の関係部分の協議を行いました。
いずれも原案承認し、いくつかのその他の協議行い委員会を終えました。
その他であった、「フルーツ王国みとよ」 「有害鳥獣駆除対策」 などの報告と協議については、またの機会に報告したいと思います。

自民党総裁選街頭演説会

「立錐の余地もない」とはこのことです。
忘れかけていた言葉を、久しぶりに思い出しました。
17日(月)の敬老の日、高松三越前で自民党総裁選街頭演説会が、約4,000人(党発表)の聴衆を集め行われました。
福田康夫氏と麻生太郎氏の順番で熱弁が振るわれ、いずれも持ち時間の15分間の中で方針を訴えていました。
あっけない阿部首相の辞任で、次の政権への期待がいやおなく大きくなっているようです。
新聞などの報道の中で、国民に直接に大きな影響を及ぼすであろう“理念目標”と“教育改革”についての両者の考えは、次のように表されています。
福田氏は「希望と安心の国づくり」・「自立と共生の社会」を掲げ、「道徳教育の充実」・「信頼できる公教育」としています。
麻生氏は「活力があり安心できる日本」とし、「幼児期からの義務教育」・「しつけ、読み書きの徹底」を上げています。
いずれが次期政権を担うとしても、日本という国のあり方を、根底から問い直す方向にあることは変わりないと思います。
日本語という母国語を身につけ、そこから生まれる確かな思考力を養う教育が、始まることを期待しています。
三豊市独自の日本語教育も始めなくてはならないとも考えています。
 
演説会の終わりに降り出した雨に帰りの足も速くなっていました。
丸亀町の角にある「から芋金」の かねすえ の社長に店先で偶然にお会いし、「いつもこんな賑わいだといいのにね」と挨拶もそこそこに、街中商店街を後にしたのでした。