平成29年度桑山小学校入学式

平成29年度の三豊市立小学校の入学式が、4月6日(木)と7日(金)の2日間のい分けて行われました。豊中町地域の小学校を2名の議員で分担し、卒業式と入学式でお祝いのご挨拶をしてきました。今回は、母校である桑山小学校に入学式でお伺いすることとなりました。

 

21名の新入生の皆さんご入学おめでとうございます。桑山小学校にはお兄さんやお姉さん、先生がいます。困ったことがあっても聞けば、やさしく教えてくださいます。

皆さんが、利口な小学生になるためにお話ししたいことがあります。一つは、挨拶をしましょう。人と人とのつながりは、挨拶から始まります。もう一つは、先生やお友だちのお話を聞くことです。そうすることで、自分のお話も聞いてくれるようになりますし、勉強も運動もできるようになります。そして立派な桑っ子になってください。

保護者の皆さん、お子様のご入学おめでとうございます。子どもたちにとっての今日の入学式は、9年間の義務教育のスタートの日となります。教育のあり方に対していろんな考えや意見がありますが、人を育てるとか教育に対して『特効薬などない』ということです。

”早寝 早起き 朝ごはん” ということを何度も聞くことがありますが、当たり前のことを当たり前に続けることが、人の健やかな成長のために、欠かすことのできないとても大切なことだと言っているのだと思います。この当たり前のことを9年間やり遂げることができたならば、皆さんのお子様は立派な若者に成長していると信じています。

10年続けた習慣は、20年で人柄となり、30年で人格となる、という言葉があります。学校、家庭、地域が一緒になって当たり前のことを積み重ねていけるよう、ともに取り組んでいきましょう。

21名の新入生が、元気な桑っ子になりますことを願いお祝いの言葉といたします。

平成28年度豊中中学校卒業式

平成28年度豊中中学校の卒業式が、平成29年3月10日(金)に挙行されました。はや10年以上も前にもなりますが、私の2人の子どもが豊中中学校在学時に、生徒指導教諭としてご指導いただいた高田校長先生の在職最後の卒業式でした。112名の卒業生に対し、お祝いの言葉を贈らせていただきました。

 

鳥がさえずり、花が香る兆しがうかがえる今日の良き日に、112名の皆さんが三豊市立豊中中学校をご卒業されることに対して、心からお慶びを申し上げます。おめでとうございます。

皆さんは、これまでの3年間先生方の指導の下、勉強にクラブ活動にと様々な体験を通して、実にたくましく成長されました。皆さんの中には、それぞれの立場によって、これからの進路は色々であろうと思いますが、本校での貴重な経験を活かし、しっかりと自分らしく生きていただきたいと思います。

そこで、皆さんに送りたい言葉があります。”決してあきらめない”ということです。まさにこれからという皆さんには、人生で判断を迫られたとき、思い悩む時があると思います。そんな時楽な方や自分に得する道を選ぶより、あえて苦しくとも人のためになる方をお勧めします。それが自らの成長へとつながっていくものと思います。与えられた役割ややるべき勉強や仕事に、その時その瞬間をひたむきに、どんな小さなことや些細なことから逃げずに取り組んでください。挑戦です。そして、自分を信じ”決してあきらめない”でください。

人間の究極の幸せは、4つあるといいます。「人に愛されること」「人にほめられること」「人の役に立つこと」 そして、「人から必要とされること」です。人は見ています。皆さんお一人お一人を必要としているのです。

結びになりますが、皆さんのこれからが健康に恵まれ、たくましく羽ばたき続け、花開きますことを願いますとともに、このようにすばらしい豊中中学校に導いてくださった、高田校長先生はじめ先生方、保護者の皆様への感謝の気持ちを込め、ご多幸をお祈りし、私からのお祝いの言葉といたします。

 

全員の歌声が力強く一つになり、感動的な卒業式でした。同い年の高田校長先生の最後の大仕事ご苦労様でした。先生方と保護者の皆さんと一緒に、豊中中学校を創り上げたのだと感じています。ありがとうございました。

 

会派清風会視察研修(図書館・病院・駅)報告・3

視察研修報告の3件目は、岡山県高梁市における「JR備中高梁駅舎及び図書館を核とした複合施設」です。

高梁市は、岡山県倉敷市の北の中山間地域にあり、平成16年に1市4町が合併し、新しい高梁市として誕生し、人口32,000人足らず、面積500k㎡ほどとなっている。合併により市内に5校の高等学校を有することとなったことに加え、吉備国際大学、高等看護福祉専門学校等があり、人口の1割に相当する3,200人程の学生が学ぶ「教育のまち」となった。

高梁市のJR備中高梁駅は、人口の半数近くが住む中心市街地にあり、通勤・通学等で4,000人/日近い乗降者が利用している、市の玄関口だ。

備中高梁駅周辺整備事業は、平成12年の「交通バリアフリー法」制定をきっかけに、駅東西の連絡道を整備することによる再開発をすることから始まる。平成24年「高梁市都市ビジョン」を策定し、市とJR間で基本協定が締結されたことで、工事が着工されることとなった。平成27年に完成し、新備中高梁駅橋上駅の供用開始となっている。

備中高梁駅周辺整備事業の総事業費は、平成16年に開通した東西連絡道建設工事に約5億円、駅橋上駅舎の整備及び東西連絡道付帯施設工事に11億円を要している。〔11億円の財源内訳━国費(まちづくり交付金):4.4億円、起債(合併特例債):4.9億円、その他(JR負担金):1.4億円、一般財源:0.3億円〕

JR備中高梁駅に隣接する図書館を核とした複合施設は、平成28年12月に完成しており、核となる高梁市図書館は平成29年2月4日(土)に開館した。延べ床面積:3,882㎡(図書館部分:2,251㎡)、蔵書数:12万冊、建設費:約20億円。

公設民営により民間活力の導入をして、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)=CCC とのパートナーシップで、市民がより利用しやすく、人が集い、学びを得られることを目指している。委託料は1億6千万円/年で、運営におけるコンセプトは「未来につなぐ図書館」で、市民の要望や願いが形になっている。 ●年中無休で365日開いている図書館で、開館時間は朝9時~夜9時まで。 ●こども図書館を独立させ、子どもづれでも気兼ねなくすごせるフロアを設置。 ●市民の要望の多かった学習室を設置。 ●スターバックスコーヒーが入っており、本を読みながら楽しめる。 ●蔦屋書店を併設。 ●図書返却場所を5か所から19か所に増加。

会館初日には4,000人が訪れ、その後の平均来館者数は2,000人を数え、昨年一年間の来館者数をわずか数日で上回るほどの反響がある。

 

高梁市は、日本の地方における若者にとって、魅力あるまちづくりとは何かを示しています。その出発点は、ここに住む人が自らのまちの本質と特性に気付き、このまちだからこそできることは何かを、見つめ続けることから始まっています。伏線の伯備線JRで、岡山まで30分の位置にある学生の集う備中高梁駅。若者が自然と集う場となる駅周辺。「天空の山城」備中松山城を原点とする城下町の歴史と伝統、文化。どれをとっても誰もが気付かなくてはならない、当たり前のことこそがこのまちの最大の魅力なのだと気付いたのです。それを頼りに、がむしゃらに実践したのでした。ここまで来るには様々な困難があったと推察されますが、柔軟な発想と揺るがない信念で推進してきた関係者に敬意を払いたいと、心から思っています。小手先ではない、このまちに本当にふさわしい計画とは何かを考える、貴重な研修となりました。

以上で3回にわたっての報告を終わります。

『ピュアホワイト』 の芽が出ました

前々回(4/30)のこの場でお伝えした 『ピュアホワイト』 のお話の続きです。
4月25日(木)に、桑山放課後児童クラブの子どもたちと種まきしたトウモロコシ 『ピュアホワイト』 は、10日目の5月5日(日)、この日を見計らったようにしっかりと芽を出しました。
昨年同様、不動の滝カントリーパークに4月17日(水)から5月5日(日)の子どもに日までの19日間、こいのぼりを泳がせていました。
雨と風の強い日はお休みするという申し合わせで、毎早朝、絡んだり引っかかったりしたこいのぼりを、付け直す作業をしていました。
その帰り道に 『ピュアホワイト』 の栽培地があるため、種まきしてからというもの雨と風の日の2日間以外、ほとんど毎日 「芽はまだか?」 と子どものように覗き込んでいました。
この間、雨が少なく、近年まれにみる絶好の行楽日和であったため、水分が不足気味であったこともあり、待ちに待った発芽です。
子どもの日を祝ってくれているようにも思え、感激しています。
これから夏にかけて、 『ピュアホワイト』 の生育状況を随時お知らせしていければと思っています。
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倉敷市議会会派 「青空市民クラブ」 研修

大型連休谷間の5月1日(水)、三豊市議会会派 「三豊市民クラブ」 と 「みとよ新政会」 合同の、倉敷市議会会派 「青空市民クラブ」 の研修を行いました。
議会や議員の政治活動指針として、市民の皆さんとの約束をまとめたものがマニフェストです。(ほかにも耳触りのいい呼び方がいくつかあるようです)
元衆議院議員で三重県知事を務め、現在、早稲田大学マニフェスト研究所所長の北川正泰氏が中心となって実施している、マニフェスト大賞(マニフェスト アワーズ)があります。
第6回と第7回マニフェスト大賞 最優秀賞の最高評価を得たのが 「青空市民クラブ」 です。
平成20年10月に出したのが 〔あおぞら 5つのお約束〕 で、当時のメンバー議員がまとめたマニフェストが、第6回の大賞受賞となりました。
翌年改選があり、〔あおぞら 5つのお約束〕 を引き継いだ新たなメンバー議員で、中間年にあたる平成22年2月に出されたのが 〔青空マニフェスト 検証〕 で、第7回の大賞受賞となりました。

会派で掲げたマニフェストに対し、自己と外部評価によって取り組み状況や達成度を市民に報告しています。
言いっぱなしではなく、チェック機能を自らに課してマニフェスト・サイクルを実行しています。
私自身のこれまでの議員活動に決定的に欠けていたのは、掲げた施策項目に対する成果の検証が、可視化されていないことに気が付きました。
自ら掲げた目標にどれだけ近づいたのか。
市民の皆さんに対する、私自身の活動の成果の 『見える化』 に取り掛かろうと考えています。
今回の研修で “初心” を思い出させていただきました。

『ピュアホワイト』 の種まき

NPO法人青空クラブでは、一昨年の “そば” 栽培体験に続く第2弾企画として、本年は、夏休みに収穫できるトウモロコシ栽培に挑戦しようと計画しています。
水曜日ならば、桑山放課後児童クラブの子どもたちが集団下校するとのことで、皆そろっての種まきができると予定していたのですが、あいにくの雨となり、翌日の4月25日(木)の夕方の実施となりました。
雨での順延となりましたが、畑の土に適度のお湿りができ、結果オーライでした。
自然とうまくお付き合いするとは、こんなことをいうのだと改めて感じています。
ネーブル刈りでお世話になった筒井さんのご厚意でお借りした0.2aほどの畑に、青空クラブ副理事長の三野さんの指導で、20名余の子どもたちは、今人気沸騰中の 『ピュアホワイト』 の種を、一粒一粒丁寧に・・・? 蒔いてくれました。
『ピュアホワイト』 は、生でも食べられるほど皮が薄く、とにかくトウモロコシとは思えないほど最高に甘くおいしいとのことで、収穫がとても楽しみです。
子どもたちには、夏の収穫時期までの間、時々栽培地に足を運んでもらって、しっかりと草取りをお願いします。
どれだけ汗をかいたかによって収穫の感動は格段に大きなものとなるはずです。
青空クラブの子どもたちが栽培している、トウモロコシ畑だと分かる看板を皆で作って、建てたいとも話しています。
とれたての 『ピュアホワイト』 を口いっぱいにほおばり、はしゃぐ子どもたちの姿が目に浮かぶようです。
しっかりと草取りのお仕事をして、お利口にしていないとお預けですからね!

閉会中の建設経済常任委員会(4/26)

閉会中の建設経済常任委員会が、4月26日(金)に開催されました。
本年度に予算化されている、主要工事の現地視察を行いました。
〔港湾水産課〕
詫間町仁老浜 高潮対策の護岸改良工事
〔水道局〕
豊中町岡本 帰来配水池築造工事

〔建設課〕
市道摺木友信線新設工事

市道田井徳満線拡幅工事

豊中町上高野 長淵川改修工事

その他、帰来配水池(約3億円)以外の水道局関係で、6億円弱の改良工事が予定されています。

公共施設整備調査特別委員会(4/23)

公共施設整備調査特別委員会が4月23日(火)開催され、前回までに資料提案されていた 『三豊市公共施設再配置計画 公共施設の再配置に関する方針(2013~2052)』 の第1期基本計画(2013~2022)に対する、一部修正が出されました。
これまでの人口推移の基礎資料としてきた 国立社会保障・人口問題研究所 「日本の市町村別将来推移人口」 が、平成47年までの25年後推計から平成52年の30年後までを見通した、最新のものに差し替えられました。
わずかながら人口減少速度が緩やかになっているとのことですが、30年後の三豊市人口は大きく減り続け2万人減の48,000人ほどとなります。
子どもの数は、30年間で約半分の3,600人ほどとなり、43%の減少となります。
また、生産年齢人口は約15,000人減り、約38%減となります。
このことからも、高齢者人口比率はますます増加していくことに変わりはありません。
他、10年間の再配置計画の 『庁舎周辺整備事業』 で、危機管理センター整備事業に加え、“高瀬公民館や高瀬図書館については、市全体の公民館や図書館のあり方を考える中で検討していきます。” が加えられました。
また、市立2病院の統合再整備計画が、“運営形態の検討も含め地域医療のあり方検討委員会に関する答申に基づいて検討を行なう” ことも示されることとなりました。
今後のスケジュール(案)にそって、10年間の推進プラン策定にとりかかっていくこととなります。 

祭りとともに地域が元気

春分の日の3月20日(水)に開幕した 「瀬戸内国際芸術祭2013」 の春会は、4月21日(日)に大盛況のうちに閉幕しました。
3月21日付のこの場でお伝えしたように、パスポートを購入し意気込んでいたのですが、年度替りの一か月は思いも他多忙を極め、陸続きの坂出市沙弥島へ足を運ぶのが精いっぱいでした。
それでも、このような機会がなければ身近な自然の魅力に気づきすらしなかったことに、ありがたいことだと納得しています。
夏会と秋会が一層楽しみとなりました。
AM10:30オープンの島スープ(1000年スープ)に開店前から長蛇の列ができるとか、旧沙弥小・中学校舎内の地元と香大生との共同運営による “えのきカフェ” の餡餅雑煮などは、すでにあるものに如何に命を吹き込むのかを表現した、お手本のような提案だったと感じました。
この時期同時開催されている 「かがわ・山なみ芸術祭」 は、最初の開催会場である三豊市三野町宗吉瓦窯跡史跡公園で、20日(土)と21日(日)の2日間行われました。
共同企画として参加した、「第二回 暮らし広場━ゆるり日和━」 も、両日にわたり23店がテントを張り、前回以上の賑わいを見せていました。
地域にある資源と人材を活かした、人が楽しく元気になる仕掛けづくりが、やればできるのです。
それを誰がやるのかは、ここに住む私たちです。
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代表質問報告・2

前回に続いて3月定例会の代表質問報告をします。
2件目の <次世代を担う子どもの教育環境のさらなる充実について> です。
【質問】
2011年に、三豊市立学校適正規模・適正配置検討委員会から出された答申は、小学校を現在の25校から8校へ、中学校を現状通り7町に各1校ずつ配置し、20園ある幼稚園を小学校区1園とするとなっている。
施政方針の教育・文化の項目の中に、「小学校をゼロベースでつくり直す。すべての小学校の再編と考える」とある。
三豊市立学校再編整備基本方針の変更を意味しているのかを問う。
次に、これから小学校統廃合によって新設小学校の新校舎建築の設計が行われるが、教育機関である学校の統廃合は単なる行財政改革としての、教育費削減の問題ではなく、どのような教育環境でどのような人に育って欲しいのかを明確にして、そこに予算投入すべきだと考える。
すでにある市内の最新の小学校舎で、部屋の位置や窓がない(窓のない校長室)など、企画段階から教育理念や方針に基づいて設計されたのか、疑問に感じる事例がある。
今後の新小学校舎建築計画にあたって、どのように取り組むのかを問う。
【答弁】
三豊市立学校再編整備基本方針を、教育委員会としては粛々と進めていく。
ただ、10年間という長い期間の計画なので、法規の改正があったり、35人学級になったことなど状況変化がある。
10年後は一度立ち止まり、計画の見直しを行う必要があると認識している。
また、教育理念や方針を踏まえた新校舎建設については、指摘の通りだと思っている。
たとえば、今動いている山本と財田では、地域協議会を組織するとともに、6つの準備会で検討を進めている。
学校関係の総務部会、教育課程部会の2部会のほか、通学部会、PTA部会、式典部会、教育事務部会があり、学校関係の総務部会と教育課程部会で教育理念と方針を主に検討する。
そのまとめについて、地域検討委員会の中で検討し、それをもとに理念と方針も含め、教育委員会として検討を進めていきたい。
以上で予算議会ともいわれる3月定例会の、三豊市民クラブの私が受け持った代表質問報告を終わります。