特別委員会の設置

21日間の会期で開催されていた三豊市議会6月定例会が、6月28日(木)にすべての日程を終え閉会しました。
この日、今議会中の6月18日に終了した3つの特別委員会にかえ、議員提出議案 「特別委員会の設置について」 が、議会運営委員会の9名(私も入っている)によって提出され、新たな3つの特別委員会が承認可決され設置されることとなりました。
【議会改革特別委員会】
「議会基本条例の制定及び議会改革の調査研究」 を8名の委員で、平成24年6月28日から調査終了まで行う
委員長:近藤賢司議員
副委員長:込山文吉議員
【公共施設整備調査特別委員会】
「既存公共施設の再配置及び有効利用に関する調査研究」 を9名の委員で、平成24年6月28日から調査終了まで行う
委員長:城中利文議員
副委員長:水本真奈美議員
(私はこの委員会に所属します)
【地域内分権調査特別委員会】
「地域内分権の調査研究」 を9名の委員で、平成24年6月28日から調査終了まで行う
委員長:多田治議員
副委員長:岩田秀樹議員
いずれも、議会閉会中も調査することとして、、新たな三豊市の政治課題について調査研究を進めることとなります。

三豊環境保全事業協同組合 総会

三豊市で、浄化槽清掃・点検及びし尿汲み取りなどの事業を営む8社でつくる、三豊環境保全事業協同組合の第3回通常総会が、6月26日(火)に開催されました。
市から佐古副市長が、市議会からは為広議長と所管委員会委員長の私がご案内をいただき、出席させていただきました。
この協同組合は、2010年(H22)に、合併浄化槽の普及と適正使用、及び水環境向上を目的に着手した 「水と緑の美しいまちづくり事業」 に対して、民間事業者との事業連携の窓口団体として設立されました。
それまで、個別に実施されていた合併浄化槽の [保守点検] [清掃(汲み取り)] [定期(法定)検査] の3点を、一括で行うものに対して市から30,000円(本年より)を補助し、積極的に普及しようとするものです。
三豊市の現状として、汚水処理人口の普及率は43%で、県平均の68%を下回っています。
しかし、 「水と緑の美しいまちづくり事業」 への取り組みに対し、この協同組合と会員事業者の皆さんの営業努力で、平成22年度は県全体の伸び率1.9%に対して三豊市は3.2%で、1.3%上回っており取り組みの成果が現れています。
今後とも、市との連携のもと普及率の向上にむけご活躍いただけるものと期待しています。

6月定例会中の民生常任委員会

6月定例会中の三豊市議会民生常任委員会が、6月21日(木)に開かれ、委員会付託案件について審議が行われました。
議案第71号
専決処分の承認を求めることについて (三豊市税条例の一部を改正する条例の制定について)
議案第72号
専決処分の承認を求めることについて (三豊市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について)
議案第73号
住民基本台帳法等の一部改正に伴う関連条例の整理に関する条例の制定について
議案第76号
三豊市神田地区老人保健センター条例の廃止について
議案第77号
平成24年度三豊市一般会計補正予算(第1号)中関係部分
他でした。
いづれも原案可決し、委員長の私から今議会最終日の6月28日に審議結果報告を行い、採決の予定です。
補正額2億35,914千円の内、この委員会所管の関係で、2億5,914千円を計上しています。
健康福祉部関係で、介護保険課が80,200千円、子育て支援課が1億23,597千円他、となっています。
三豊市一般会計予算額は、補正前272億70,000千円に、今回補正額2億35,914千円を加え、補正後275億5,914千円となります。

会派勉強会 (PFIについて)

三豊市議会の会派である三豊市民クラブでは、先進地などの視察研修や講師を招いての勉強会を行っています。
6月20日(水)には、 「まんのう町教育委員会学校教育課満濃中学校改築対策室」 の 天米一志(あまめかずし)さんに三豊市役所に来ていただき、会派の議員はもとより、市企画財政課職員さんも参加し、2時間ほど 『民間資金を活用した社会資本整備』 と訳されるPFI(Private Finance Initiative)の勉強会をしました。
満濃中学校改築・町立図書館の複合施設整備事業を実践事例の一つとして、自治体の支払いに対して最も高い価値のサービスを提供できるという考え方のVFM(Value For Mony)を、PFI手法の導入によって設計、建物建設、維持管理、運営のすべての費用であるフルコスト(LCC:Life Cycle Cost)を捉えることで、実現しようとする取り組みのお話でした。
これまでの行政は、施設建設をすることそのものが、目的化されていたようです。
そもそも公共施設は、限られた予算の中で行政が住民に対して、どのような公共サービスを提供するのかによって、決定されるべきものです。
その意味からすれば、施設を建てることそのこと以上に、後の維持管理を含む運営による公共サービスの質が重要であり目的なのです。
三豊市では、今後多くの施設建設計画が予定されています。
民間資金を活用したPFIによって、創造性の高い性能・機能・空間形成・デザイン等で、VFMを獲得できる官民連携の取り組みを研究する必要性を感じました。
【行政が民間から公共サービスを買う】 という、これまでの公共施設建設の考えとは根本的に発想の異なる 「目からうろこが落ちる」 お話でした。
天米さんありがとうございました。
今後のますますのご活躍を祈っています。
これからも何かとお世話になります。

一般質問が終わって

6月8日(金)に開会した三豊市議会の6月定例会は、13日(水)から15日(金)の3日間行われた一般質問を終え、ちょうど一週間を迎えました。
毎度のことですが、自分の質問が終わるまでは、結構プレッシャーを感じながら原稿づくりに励み、緊張しながら登壇します。
「一回くらい休んでしまえ 楽になるぞ」 と、しばしば、悪魔の誘いがあるのですが、 「いいえ、あなたは、一般質問するから、少なくとも勉強しようとするのでしょう?」 と、弱々しい天使たちのささやく声が聞こえるのです。
実際、一般質問は続けることが大切なことを感じるときがあります。
今回行った2件の質問の内の一件である 「中小企業振興基本条例の制定について」 は、私が市議会議員になってから、何度か同様のテーマで質問を繰り返してきたものです。
担当課職員の皆さんも、これまで何もしてこなかったわけではなく、私のこれまでの質問に対して色々と調査研究を重ねてくれていたようであり、また、本年度から産業政策課が新設されたことも手伝ってか、 「中小企業振興基本条例」 の制定に取り組むとの答弁がありました。
三豊市はすごい!
必ずよいまちになると、確信できます。
弱々しい天使たちのささやく声に支えられ、私はこれからも一般質問を 「続けるゾ~!」 ・・・てか?

『田園都市みとよ』 使用電力削減運動

原子力発電所事故の発生から、これまで当たり前だと思っていた電気依存の生活が、根底から崩されました。
これから本格的な夏を迎える今年は、全国規模での電力不足が心配されており、四国電力管内でも昨年の夏に比べて7%の節電が求められています。
地球温暖化防止のこれまでの活動をさらに進めるためにも、私たちのこれまでの生活を改めるきっかけにできないかと考えています。
三豊市では、 【『田園都市みとよ』 使用電力削減運動】 プランをまとめ、 『市役所での取り組み』 と同時に、 『市民の皆さんへの節電プラン』 を投げかけることで、三豊市全体の節電・省エネ生活が標準となるように、推進しています。
節電・省エネと聞くと、市民の皆さんに我慢や辛抱を強いるといった後ろ向きの印象がありますが、三豊市では、楽しく希望の見える取り組みの提案を始めています。
【『緑のカーテン』投稿作品募集&コンテスト】 や 【我が家の節電アイデア】 を、9月30日まで募集して公表します。
『緑のカーテン』 は、ゴーや、アサガオ、ヘチマ、千成ひょうたんなど、ツル性植物を育て夏の日差しを和らげて、エアコンの使用量を減らし、節電・省エネします。
「見栄え」 「廃物利用(リサイクル)」 「快適効果」 など、楽しく取り組めた入賞作品には、 “ごほうび” ? が贈られます。
『節電アイデア』 は、これまで我が家で秘かに取り組んできた、取って置きの(家業秘密)節電アイデアを広く市民の皆さんから公募して、その方法を取り入れようとするものです。
「削減率が大きい」 「目からうろこ」 「お手軽」 など、効果があり楽しくユカイなアイデアには、こちらも“ごほうび” ? があります。
三豊市公式ホームページで刻々と投稿状況が見られるよう、更新していく予定です。
沢山の緑のカーテンがすくすくと成長し、節電アイデアの投稿数がうなぎのぼりになることを期待しています。 

6月定例会開会と一般質問通告

平成24年第2回三豊市議会定例会議が、6月8日(金)に21日間の会期で開会しました。
3月、6月、9月、12月の年4回の定例会は、3ヶ月ごとに開かれることとなっています。
第1回の3月定例会の閉会から、第2回の6月定例会までの間は、年度替りとなっていて教育機関や地域組織、各種団体などの節目の時期で、実に慌しい毎日を送ってきたように感じます。
色んなことが津波のように押し寄せてきて、流されるに任せて6月定例会を迎えているようにも思います。
先般、一般質問通告が締め切られ、2件について質問することとしています。
1件目は、 【被災時における受援体制について】 です。
東日本大震災をきっかけに、災害時の危機管理対応が課題となっている。
・現状の危機管理計画の概要
・ボランティアの受け入れ体制における、社会福祉協議会との連携と役割について
2件目は、 【中小企業振興基本条例の制定について】 です。
これまでに何度か、この件について質問をしてきた。
まちづくりの根幹は、地域経済の活性化だ。
そのためには、地域産業を支える地元中小零細企業が元気で、安定した雇用の受け皿となることだ。
・H22と23年度の中小企業支援のための基金事業について、成果と検証の状況
・本年度からの新たな補助事業の現況と、成果に対する検証方法
・成果の判断は、明確な政策理念に基づいた検証が不可欠であり、そのためには、基準となる条例が必要
・国の中小企業憲章と、県や高松市、丸亀市などの条例制定の動き
・市中小企業(地域経済)振興基本条例の制定の考え
これから、大急ぎで原稿をつくります。

閉会中の 「民生常任委員会」・3

三豊市立三野保育の改築工事について、前回の閉会中の民生常任委員会(5月23日でお知らせしています)で、6月定例会開会までの間に、再説明がされることとなっていました。
6月5日(火)に開かれた閉会中の民生常任委員会では、前年度に前のこの委員会で交わされた議事録の抜粋資料にそって、事業予定が1年以上遅延したことと予算措置の不明瞭さについて、説明がされました。
これまでの協議を整理したことで、9人の委員全員に問題点の共通意識を持つことができました。
三野保育所改築工事は、市の保育施設として老朽化が著しく耐震性に問題があり、子どもたちを危険にさらし続けるわけにはいけないことが、計画の出発点でした。
本年(H24)造成工事と確認申請手続きを行い、来年(H25)本体建築工事に着工~年内完了し、平成26年の年初からの使用予定です。
速やかに事業を進めるとともに、今回のような不手際の再発防止のための対策を要望して、事業計画を了承し、閉会中の民生常任委員会を閉会しました。

議員定数

全国的に、地方分権時代に対応するための議会改革として、議会の議員定数削減の動きがあります。
三豊市議会の議員定数は、合併協議会で30と条例で定められ、第1回の選挙では旧町ごとの選挙区制で30とし、第2回は26とすることが決定されていました。
三豊市議会 「議会・行財政改革調査特別委員会」 では、これまでに多くの時間を費やして議論を重ねてきました。
私は、この委員会の委員ではありませんが、会派の例会で所属委員から、時折協議内容についての状況報告を受けていました。
平成24年6月1日(金)に開催された全員協議会で、これまでに 「議会・行財政改革調査特別委員会」の中で議員定数に関して、出された意見と交わされた議論について、この委員会の近藤賢司委員長より報告がありました。
報告された次回選挙の定数案は、多くが定数減(22~24)であり、少数意見として現状維持(26)と小学校区数程度(25ほど)が望ましいのではないか、がありました。
また、この日出された資料も、いくつかありました。
私は、委員会を中心としたこれまでの議会の議論を基にした、市民の皆さんとの対話集会の開催によって、求められる議会の機能と議員の役割について、市民の皆さんと認識を共有するべきだと考えています。
議会とは何のためにあるのか?
議員の仕事とは何か?
議員定数は、議会民主主義の根幹を成すものです。
今一度、市民の皆さんとともに、原点にもどってみたいと思います。

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信頼感

世界の先進国といわれる国の中で少子高齢社会の先頭を走るわが国では、これからの国の形や社会のあり方が、巨大な問題として立ちはだかっています。
「高負担高福祉」 なのか、 「中負担中福祉」 か、それとも 「低負担低福祉」なのか、はたまた 「低負担高福祉」 なのか・・・・・ 議論は尽きません。
どのような国・社会を目指すのかの具体例は、ヨーロッパ諸国に見ることができます。
一つは、高負担でありながら国民の納税規範は高く、高福祉国家を実現している北欧諸国があります。
もう一つは、税率は低く低負担であるにもかかわらず、納税規範の低い破綻しかけの南欧諸国があります。
一般的に物を買うときに考えられる行動として、安ければ買いやすいし、高ければ買いにくいはずです。
ところが、皮肉にも真逆の現象ががそこにあるのです。
なぜ、このようなパラドックスが発生するのでしょうか。
安くても払いたくない原因があるのです。
国の形や社会のあり方にとって負担と福祉の関係には、市民・国民の国と政治行政に対する、信頼感の担保がなければ成立しない、と考えられるからです。
納めた税金が正しく使われているという信頼感を取り戻さなければ、この国の行く末は悲劇的な結末をむかえるでしょう。
少子高齢社会の先頭を行く国として、 【日本を目指せ】 と言われるような、信頼感ある国にしなければなりません。