例年よりも1週間ほど早く咲き急いだ桜の花は、その後の冷え込みで少々足踏みしてくれました。
4月3日(水)、三豊市豊中町にある不動の滝コミュニティセンターで行われた上高野長寿会総会は、この日に合わせたかのような満開の桜の中で開催されました。
「三豊市の人口予測は、現在67,000人強が平成30年には62,000人ほどに減少するといわれています。
これに対して、市では65,000人の人口目標を掲げ、定住施策を展開しています。
財政では、地方交付税が合併によって現在100億円であるものが、平成28年度から徐々に減少し、一本算定となる平成33年度には60億円ほどとなり、非常に厳しい状況になるであろうことが示されています。
そのために、合併によって発生した466の公共施設の中で、役割が重複する施設の整理統合による経費削減を、いかに実行するのかが喫緊の課題となっています。
今、総会の行われているこの不動の滝コミュニティセンターとカントリーパークもその対象であり、豊中地域に暮らす私たちにとって、有効に利活用する方法を導き出すことは重要なテーマです。
市の直営から地元(民間)による維持管理・運営を模索する動きを強めなければならないと考えています。
地域の皆さんの知恵とアイデアで、地域の資産であるこのエリアを生まれ変わらせようではありませんか。
私は、高齢者も子どもも障害者も子育て中のお母さんも、誰もがいつでも集える場所にしたいと考えています。
年に1回の総会だけの利用ではなく、皆さんが毎日ここに来て、ゆったりとした時を過ごして欲しいと思います。
上高野長寿会が、この素晴らしい不動の滝コミュニティセンターとカントリーパークで、この素晴らしい季節にこれからもずっと開催されることを、心から願っています。」
今、不動の滝の桜は絶好の見頃です。
3月定例会が閉会しました
平成25年第1回三豊市議会定例会が、3月28日(木)に、1日(金)からの28日間の会期を終え閉会しました。
一般会計予算及び8つの特別会計と2つの企業会計は、予算特別委員会の審査結果同様、原案可決となりました。
予算関係以外の議案は、3常任委員会に付託されていた18議案につき、それぞれの委員長より審査報告がされました。
・総務教育常任委員会:8議案とも原案可決
・建設経済常任委員会:3議案は原案可決し、1議案は継続審査(3月14日付のこの場で報告済み)
・民政常任委員会:5議案は原案可決し、1議案は修正議決
となっており、いずれも委員会審査報告の通り可決されました。
また、この日追加提案された3議案の、水道局組織を2課から1課体制とするための条例改正案と、2つの人事案件も可決されました。
新委員長での公共施設整備調査特別委員会
委員長が城中議員から藤田議員に代わって最初の三豊市議会公共施設整備調査特別委員会が、3月27日(水)に開催されました。
これまでの1年間、三豊市の40年先を見越した 「三豊市公共施設再配置計画 “公共施設の再配置に関する方針(2013~2052)」 が検討されてきました。
この日提出された 『第1期基本計画(2013~2022)』 は、これからの10年間に実施する 【田園都市みとよを実現するための新しい街づくり】 の公共施設統合・廃止・建設計画です。
10年間の再配置計画における重点事業計画として、8点挙げられています。
1.学校再編整備計画
①詫間地区小学校統合
②仁尾地区小学校統合
③山本地区小学校統合
④財田地区小学校統合
2.庁舎周辺整備事業
①危機管理センター整備事業
②詫間支所周辺整備
③三野支所周辺整備
④仁尾支所周辺整備
3.新給食センター整備事業
4.新火葬場整備事業
5.学校施設耐震化整備事業
6.高瀬南部保育所改築事業
7.バイオマス資源化センター
8.第1期基本計画で更新期を迎える主な施設の方向性
今後10年間で耐用年数を迎える300㎡以上の公共施設
委員会の中で、市立病院の統合を示している「地域医療のあり方に関する答申」に沿った計画が盛られていないことに対する意見が出されました。
私は、三豊市が 【田園都市みとよを実現するための新しい街づくり】 を掲げるならば、公立医療機関の充実は、何をさておいても最重要事業計画にするべきだと考えています。
予算特別委員会が終わりました
3月18日(月)から行われていた三豊市議会予算特別委員会が、25日(月)に5日間の審査を終了しました。
審査の中で、水道事業会計予算の検針業務や水道料金集金業務、水道開栓・閉栓業務、料金センターなどの委託について、委託事業先が偏っているのではないかや、委託料の積算根拠が不明瞭であるなどの質疑が出されました。
そのため、最終日の討論・採決の前に再審査が行われましたが、すべての予算案とも原案可決されました。
平成25年度予算は次の通りです。
【一般会計】 287億円
歳入は、一般財源の主なものとして、市税が75億10,564千円、地方交付税が106億50,000千円、地方譲与税及び各種交付金が11億88,000千円などとなっています。
また、市債は、臨時財政対策債、合併特例債等で22億13,900千円となっています。
歳出は、義務的経費が116億22,172千円で、内訳は人件費が52億99,983千円、扶助費が33億38,295千円、公債費が29億83,894千円となっています。
また、投資的経費は44億85,549千円で、主なものは超高速ブロードバンド整備で5億50,000千円、2地区新設小学校建設事業で2億95,554千円、火葬場建設事業2億62,704千円などです。
経常収支比率は89.9%となっており、義務的経費が40.5%を占め、平成23年度実績84.2%と比較しても、一層の財政状況の硬直化を示しています。
更なる徹底した行財政改革に取り組んでいかなくてはなりません。
【特別会計】
「国民健康保険事業特別会計」 85億円
「国民健康保険診療所事業特別会計」 2億50,000千円
「後期高齢者医療事業特別会計」 18億18,000千円
「介護保険事業特別会計」 67億80,000千円
「介護サービス事業特別会計」 98,000千円
「集落排水事業特別会計」 1億63,000千円
「浄化槽整備推進事業特別会計」 2億26,000千円
「港湾整備事業特別会計」 20,000千円
【企業会計】
「水道事業会計」 25億59,962千円
「病院事業会計」 18億37,165千円
(永康病院:16億76,155千円、西香川病院:1億61,010千円)
となっています。
28日(木)の議会最終日に可決することとなります。
春の訪れとともに祭りがやってきた
ここ半月ほど驚くような暖かさで、一挙に桜の花も咲きそうな勢いでした。
春分の日の20日(水)は、あいにくの雨模様となりましたが例年の大気に戻ったようで、忘れかけていた早春を感じる一日となりました。
このような中、香川・岡山の島々を舞台とした 〝瀬戸内国際芸術祭2013” が開幕し、4月21日までの33日間 『春会』 が開催されます。
3年前の前回は、行こう行こうと思いながら行けなかった、残念な思いをしました。
今回は、春会期に加え夏・秋の会期が計画されており、すべての会期に使える3シーズンパスポートを購入し、楽しもうと意気込んでいます。
また、この海と島の祭典と並行開催される 〝かがわ・山なみ芸術祭” が企画されており、香川の隠れた山と大地の魅力も、遅まきながら見直されてきていることをうれしく思っています。
三豊市は、瀬戸内国際芸術祭では粟島が、山なみ芸術祭では三野町の三豊市宗吉瓦窯跡史跡公園が会場となっています。
粟島での開催は 『秋会』 ですが、一足先に4月20日(土)と21日(日)の2日間、山なみ芸術祭の 【アートクラフト&野外造形展】 の催しが企画されており、これに合わせて 「第二回 暮らし広場 ━ゆるり日和━」 が開催されることとなっています。
第一回と同様に、今回もたくさんの地元農家さんとフード&ショップさんが参加します。
“瀬戸内国際芸術祭2013” と “かがわ・山なみ芸術祭” の大成功とともに、 「第二回 暮らし広場 ━ゆるり日和━」 にたくさんの皆さんが来ていただき、やる気のある若者たちとの出会いと交流、飛躍の場となることを願っています。
3月定例会中の予算特別委員会
平成25年度予算審査をする三豊市議会予算特別委員会が、3月18日(月)から25日(月)の5日間の日程で開催されています。
案件は、平成25年度三豊市一般会計予算他、8つの特別予算と2つの公営企業会計の計11議案です。
18日の午後から政策部と会計課
19日の午後には建設経済部と農業委員会事務局、水道局
21日は総務部と健康福祉部、永康病院
22日は教育委員会事務局と市民部、環境部、監査委員会事務局、議会事務局
の説明が行われる日程となっており、25日の委員会最終日には、市長、副市長、教育長の出席のもと、質疑、討論の後、採決となります。
この審査結果は、3月定例会最終日に議会議決される予定です。
誕生日プレゼントの 『卒業式』
平成25年(2013年)3月15日で、私は満56歳になりました。
この日、三豊市立豊中中学校の 『平成24年度 第65回卒業証書授与式』 が行われ、103名の卒業生が巣立っていきました。
この子たちは、薦田校長先生が新校長としてこの学校に着任したと同時に新入生として入学し、3年間通して学校生活をともにしてきた最初の卒業生なのです。
入学当初は手の付けられない惨憺たる状態の学年で、これを3年間で何とかするのは無理ではないかと、幾度も頭を抱えたこともあったようです。
それがなんと、見事に化け、厳粛かつ感動的なすばらしい卒業式をやり遂げたのですから驚きです。
開式すぐの国歌斉唱から、明らかにこれまでの年とはちがっていました。
この日の意味を、この子たちは気付いていたのでしょう。
校長式辞には、薦田校長先生の子どもたちに対するありったけの愛情がしたためられていました。
金子PTA会長の挨拶は、子どもたちの日常とこれまでを知ればこそあふれ出す、諭しと促しの言葉のうねりがありました。
校歌斉唱、在校生合唱 “絆”、卒業生合唱 “あなたへ” のいづれもが、全員で成し遂げようとする連帯感が伝わってきました。
私は思わず横山市長の顔を見て、 「すばらしい!?」 と同意を求めていました。
「私もこのような感動的な卒業式は経験したことがない」 と応えてくれました。
私たちの想像を超える成長力を、この子たちは持っているのです。
自分を信じてたくましく成長してくれることを、心から願っています。
これほどに会場が一体となった卒業式は、私も経験がありません。
この場に同席できたことを幸せに思うとともに、私にとっての最高の誕生日プレゼントになったと、手前勝手に感謝感激しています。
3月定例会中の建設経済常任委員会
三豊市議会3月定例会は、3つの常任委員会審議が始まっています。
私の所属する建設経済常任委員会は、3月14日(木)、8名の委員全員参加で開催されました。
委員会に付託された議案は4件です。
「三豊市農業振興計画策定審議会設置条例の制定について」
三豊市の基幹産業である農業の振興方向と目標を明確にし、実施の基本となる施策や取り組みを定める「三豊市農業振興計画」を策定するため、審議会を設ける。
「三豊市道路占用料徴収条例の一部改正について」
道路法施行例が改正され、太陽光や風力発電、津波避難施設の占用が加わり、今後、市道法面等に太陽光発電等の設置による利用料が発生するため改正する。
「市道の路線認定について」の2件
・豊中町 比地大迎線 は承認
・詫間町 松崎109号線 は継続審査
その他として、水道局より神島化学に対する工場用水道の、給水量と料金の変更契約を、4月1日付けで行う予定であるとの報告があった。
付託議案の審議結果は、議会最終日の3月28日に川﨑委員長より報告され、議決の運びとなります。
NPO青空クラブ保護者説明会
NPO法人青空クラブが運営する、桑山放課後児童クラブと本山放課後児童クラブの合同保護者説明会が、3月10日(日)に開催されました。
早朝から約1時間、日頃子どもたちが使用しているそれぞれの施設の清掃を行った後の開催でしたが、忙しい中にも関わらず、たくさんの保護者の皆さんの参加をいただきました。
毎年行っている、次年度に向けての保育指導方針などについての説明会ですが、今回は、NPO法人発足して初めての通年運営してきた実績を踏まえての開催でした。
理事長として、青空クラブの運営と保育の考え方をお話させていただきました。
「三豊市には、市の設置する放課後児童クラブが22ヵ所あります。
その内5ヵ所が民間によって運営されています。
青空クラブは桑山と本山の2ヶ所を、市から事業委託され運営しています。
市の直営を選ばずに、なぜ民営の道を進んできたのかは、保護者の皆さんの意見や要望と子どもたちの実態に即した速やかな対応を、市にいちいち相談しなくても、自らの判断で改善することができるからです。
これこそが、子どもと保護者の皆さんに対する、信頼と安心を提供することであると信じているからです。
来年度の青空クラブの保育方針は、体力と学力がともに伸びる保育を実践したいと考えています。
子どもたちに進路選択の可能性が大きい生き方をして欲しいと願うからです。
体力がなければ、目指す目標を実現するまでに力尽きるかも知れません。
また、学力がなければ、自分らく生きるための選択の幅を小さくするかも知れません。
子どもたちには、自分の責任と力で、自らの道を切り開いていく力を身につけて欲しいのです。
すべては、保護者の皆さんの運営に対するご理解とご協力なくしては、成果をあげられるものではありません。
一年間どうぞよろしくお願いいたします。」
保護者、先生、指導員など、子どもたちに関わるすべての大人の、見守る力にかかっているのだと思っています。
代表質問 後 全員協議会
3月1日に開会した三豊市議会3月定例会は、8日(金)5つの会派の代表質問が行われました。
七宝会、三豊市民クラブ、社民党、公明党、みとよ新政会の順に、すべての会派が持ち時間の1時間をフルに使い、三豊市政に対し質問を投げかけていました。
平成25年度予算を初め、施政方針に関係した質問を中心に、農業振興、危機管理センター整備、企業誘致、小学校の統廃合、子育て支援など、三豊市だけではなく全国の自治体でも重要課題となるであろう質問が続いていました。
議会終了後、議員全員が出席する全員協議会が開催されました。
これまで 『政務調査費』 であったものが自治法改正に伴い、 『政務活動費』 として自治体ごとに条例を定めることとなったため、交付に関する規則案の説明がありました。
議会広報委員会から、議会広報紙が来年度より市広報紙とは別冊の単独発行となることの報告がされました。
議会基本条例制定とあわせて、議会広報紙の充実によって議会活動状況がより詳細にお伝えできるようになると思います。
週明けの11日(月)と12日(火)は、一般質問となります。