認定証と修了証

前夜の「空射矢祭り」の乱舞と熱気が幻であったかのような静寂の三豊市高瀬支所。
7月16日、3階会議室で「香川県青少年育成アドバイザー協議会」の平成18年度総会が、香川県から総務部青少年・男女共同参画課の納田課長、三豊市から岩倉教育長と青少年育成センター込山所長を来賓にお招きし行われました。
青少年育成アドバイザーとは、「社団法人青少年育成国民会議」が実施している、青少年指導者の養成のための通信教育を終了した人たちのことです。
青少年育成国民運動(会議)が始まってから40年の間に、現在全国で3.700人が認定されています。
私も豊中町議会議員時代の平成16~17年の2年間、27期の”青少年指導者のための通信教育”を受けてきました。
ちょうどこの総会が「認定証」授与の日になっていました。本年の香川県の認定者は、私を含めて3名でその中の一人は県の少年・男女共同参画課の職員さんでした。この方とは大阪の宿泊研修で一緒になり、また先般も資料などをいただきお世話になっています。これからは、アドバイザーの仲間としても協力して行ければと思っています。
話は変わりますが、6月18日と25日にあった「家庭教育指導者養成<基本講座>」は、7月2日に3回目の最終講座が終了し、当日に「修了書」をいただきました。この講座の主催は香川県教育委員会生涯学習課になっていました。
私の捉え方は、前の「アドバイザー研修」も「家庭教育指導者研修」も同じで、地域も家庭も皆で一緒に子育てのできる「まちづくり」ができれば良いのにとの考え方でした。ところが、行政の組織とはかくも論理的に分割され運用されていることに改めて気づいたのです。
すべては次代を担う子どもの健やかな成長のためであり、ひいては地域や郷土・国の継続と発展に反映される「まちづくり」になるのだといえます。
このたびの「認定証」と「終了証」は、私にとっては同じ意味を持っています。
こんなことを整理できていないのは、あまりにも論理性にかけ情緒的過ぎるのでしょうか?
総会終了後に、三豊市少年育成センターの副所長である星川先生から「いまどきの青少年」の演題でご講演をいただきました。38年間の教員生活と、その間の17年の高校での生活指導主事の実体験に裏打ちされた、飾りのない身から滲み出すお話でした。「躾に”お”を付けると”押し付け”になるが、躾は時に”押し付け”が必要だ」のお言葉には思わず頷いていました。大変だと思いますが、三豊市の「まちづくり」のために、よろしくお願い申し上げます。本当にありがとうございました。
コメントありがとうございました。そんなに迷うことはない自ずと答えはあるではないかとのご指摘、その通りだと思います。一つ一つ系統立てて処理していくべきことと、こうあつて欲しいことやこうあるべきことの、同時進行が手の内に入っていない。正直言ってそんな状況です。
ある段階で、三豊市行政や政治にかかわる私たちも含め市民の皆さんと伴に、生きることの営みの原点を直視するときを持たねばならないと思っています。「まちづくり」などというきれいごとではなく、論理的な理屈でもなく、美しき情緒が必要なのではないのかと・・・・・・・・・・・・・・・!

まちづくり調査特別委員会

「まちづくり調査特別委員会」(大西敏典委員長)で、取り組むべき課題について話し合いをしています。3常任委員会と3特別委員会の役割分担の調整を行なっているところです。
私は、「まちづくり調査特別委員会」として”まちづくり”を目的とした、取り組むべき具体的な課題(目標)を定めるのが良いのではないかと思っています。
極論を言えば、3常任委員会のそれぞれが所管する範囲は、すべてが三豊市という”まちづくり”のための審議であったり調査・研究だといえます。ですから、特別委員会は、それらの中から具体的確かな成果をえるために個別のテーマを定め期限を決め、目標を持って取り組んでゆくのも一つの考え方だと思っています。
「まちづくり調査特別委員会」で提案されたテーマは、
*コミュニティーバスをテーマとしたまちづくり
*ゴミ0作戦をテーマとしたまちづくり
*少子対策をテーマとしたまちづくり
*庁舎機能をテーマとしたまちづくり
の4点に絞られました。
他の、2特別委員会からも取り組むべきテーマの提案が出されており、7月19日に議会運営委員会で調整する運びとなっています。
私は、目的と目標を整理する必要があると思っています。
目的は、長期的計画に基づき現状を変化させてゆこうとする力であり、”追求”し続けるものだと考えます。これに対し目標は、ある一定の到達点を定め期限を決め”達成”するべきものだと考えます。
たとえば、働く・仕事の目的は、自らを成長させることであったり、認められ社会で人に役に立ち喜びを感じることだろうと思います。目標は、理想とも言えるの目的の”追求”のために、数字を定めたり、行動計画に従い成果を獲得し、”達成”するものだろうと思っています。
三豊市の新市建設計画にも記載されているとおり「みんなで創る協働のまちづくり」にむけ、着実に達成すべき目標を定めて行ければ良いのではと思います。
7月7日のコメントありがとうございました。
私も、ご指摘のとおりだと、ずっと苛立ちを持って認識しています。一日も早く市全体が一体となって、あるべき姿を描きあうときが迎えられるよう、あがき続けます。「まちづくり調査特別委員会」も大切な役割を担うものと思います。
今後とも、ご指摘やご助言・ご意見をよろしくお願い申し上げます。

7月の教育民生常任委員会

7月5日、教育民生常任委員会が開かれました。
今回は、去る6月20日の6月議会開会中の委員会において、健康福祉部より出された三豊市立西香川病院の「認知症病棟増築計画(20床分の増床・事業費2億円位)」の提案に対しての協議が主なものでした。
この協議の大きなポイントは2点あります。
「1」三豊市の認知症の介護療養事業に対する中長期計画をどのように考えるか。
「2」増築計画を進めるにあたっての施設整備資金はどこから賄うのか。
先ず、これらの協議による結論を導き出すためには現状把握が不可欠であるとの考えのもと、現地視察を行いました。
西香川病院では、仁井院長をはじめ大塚副院長・森谷事務長・松岡看護部長同席による、各病棟の見学説明と増築計画病棟の介護療養環境の確認をしました。院内全体は明るく清潔感あふれ、入所者の皆さんも職員の皆さんも落ち着いており安心感を得ました。ただ、増改築計画病棟に近づくとトイレの臭いがきつくなり、病棟内は他に比べると手狭に思われました。何よりもトイレの数が少なく位置が遠く、間に合わずに漏らしてしまう事による介護の大変さを感じました。入所者の皆さんと職員の皆さんの心の安定は居住環境にあるとも感じました。
視察終了後、委員会室で会議を再開しました。意見の多くは、「増床計画の必要性はよく理解する。だが、これからの認知症患者の爆発的な増加予測に対して、対処療法的な取り組みでよいのか?。三豊市の中長期計画の中での取り組みが欠かせないのではないのか。」といったものでした。
このような考え方に基づき増築計画を進めるのならば、では施設整備資金をどう調達し賄っていくのかの協議となりました。
方法として二つの案が示されています。
一つ目は、西香川病院の持つ内部留保金によるもので、二つ目は三豊市が地方公共団体として病院事業債の借り入れをする、というものです。
西香川病院の指定管理者である三豊・観音寺市医師会は、二つ目の方法(病院事業債の起債)でやって欲しいとの要望でした。しかし、三豊市議会教育民生常任委員会としては、さまざまな観点からこれ以上地方債残高(308億円)を増やすことは、市民の理解を得られないとの意見が大勢を占めました。また、三豊市が事業主体となることによって、公共工事となるために事業費総額の切り詰めがしにくく(民間工事のほうが安い)、工期も長くなり(起債の手続きも含め)、しかも介護療養の現場の意見が反映されにくくなるのではないかの意見が出ました。以上の協議の最後に、内部留保金に特定せず三豊・観音寺市医師会が西香川病院の指定管理者として経営に有利な他の案(リース・PFI)も再検討いただくよう要望をすることとなりました。
まだしばらくより良い取り組みの模索が続きそうです。そんな中においても、介護政策が入所から在宅(地域)へと向かへば向かうほどに、三豊市における西香川病院の、認知症センター機能の充実はよりいっそう求められることは間違いのないことと感じています。
西香川病院の皆さんどうぞよろしくお願いいたします。

家庭教育啓発月間

7月1日から31日の1ヶ月は「家庭教育啓発月間」です。
初日の1日、サンポート高松で青少年育成香川県民会議・香川県・香川県教育委員会・香川県警察本部の主催による 「みんなで子どもを育てる県民運動」香川県民大会 夏の青少年非行防止香川県民大会 が開催されました。
「地域に根ざした県民運動の展開、犯罪のない安全で安心なまちづくり」を大会テーマとして、講演と事例発表を通し、心豊かな子どもを育てるために、県民運動や青少年問題について皆で考えようというものです。
基調講演は、ラジオの「テレフォン人生相談」でおなじみの、心理学者で早稲田大学教授の加藤諦三先生でした。「心豊かな子どもに育てる心理学」の演題で行われました。
現代社会の問題の現状として、「努力の報われない時代」になっているということです。
この時代に3つの若者の階層ができています。
「1」 非社会的若者:社会の共通感覚(あらかじめの合意)が欠如している。違法ではないがするべきことでないことを抑制できない。(女子高校生が自分の身に付けていた下着を、欲しい人に売ったりする。)
「2」 反社会的若者:違法行為をするから分かりやすい。
「3」 危機階層予備軍の若者:過剰に社会に適応している。実はこの若者が問題だ。
今、事件を起している若者の多くが「3」のタイプである。彼等の背景にはどんなことが見えているのか。分析と調査データを紹介する。
*教育熱心でありながら不登校になってしまう。
*世界一教育熱心なのに家族の絆が崩壊している。
*世界の若者に「どんなとき生きがいを感じるか」のアンケートをとると、家族と居るときと答えた日本の若者は最低の21.3パーセント、韓国が42.5パーセント、アメリカが77.8パーセントの結果となっている。
日本は父母とうまくいっていない若者が一番多いのです。現代は心理的不健康の時代だといえるということです。その結果、不登校・引きこもり・ニート・家庭内暴力・ネット心中・サラリーマン神経症 鬱病・子育てノイローゼ他、日本以外の国では大きな問題になっていない事象が多発しています。
問題なのは、真面目な子どもの社会的事件にあります。事件が起こると報道は「家族は仲良かった」「ケンカはしていなかった」などと報じますが、本当にケンカをしていないから中がいいのでしょうか?。また、事件を起した子どもを接見した弁護士のコメントを「まったく正常に見える」「普通の家庭の子」と伝えます。その上、校長は「模範的な生徒」と答え、彼を知る人たちは「絶対にそんなことをする人じゃない」という言葉を流します。
これらのすべての報道は、彼等の外しか見ていなく、内側を見ていないのです。人を評価するときに心を見ていないということです。たとえば、お母さんが好きで手伝いをすることと、お母さんに褒められたくてするのとでは、行動は同じでも心はまったく違うということです。
何故そんなことがおきるのかの問題は動機にあるのです。動機には、愛情・恐怖感・孤独感(防衛的性格)・規範意識などがあります。肝心なことは、子どもの動機が読み取れるかどうかによって”報われる”かどうかが決まるのです。
「努力の報われる時代」とは、子どもの行動や言葉に囚われない心を見る子育てができることなのです。先ず、気持ちを汲み取り、次に教え、そしてフォローすることです。子どもが素直になっているから言うことを聴けるのです。ところが現実は、悲しいことに親子の役割が逆転しているのです。
真面目な子どもほど、親の気持ち(動機)に答えようとしているのです。ここに日本の子育ての大きな問題があるのです。
私にとって、加藤先生の言葉のすべてが衝撃的で、目から鱗の落ちる思いでした。
後になりましたが、「みんなで子どもを育てる県民運動」実践活動優秀事例表彰優秀賞に三豊市から大浜学区子ども見守り隊が、他の6団体とともに選ばれました。おめでとうございました。
様々なところへ出かけ、色々な人と出会い話を聞き考えることの大切さを思い返させていただいた大会でした。

家庭教育指導者養成講座第2回

6月25日第2回の「家庭教育指導者養成講座<基本講座>」に参加しました。
今回の講座は「子どもの心と体の発達」をテーマに”思春期の子どもにどのように接したらよいか。特に性の問題を中心に考える。”の内容で講師の先生の講演を聴く形で行われました。
恥ずかしながら私は知らなかったのですが、この講師の先生がすごいのです。これまで助産師として2.000人の子どもを採り上げ、また、そばでの付き添いを入れると10.000人の誕生を見守ったその体験を、性の話を通し「いのち」の大切さを全国各地で語ってきた人でした。NPO法人 いのちの応援舎代表 助産師山本文子さんでした。
さもありなん、受講生と一般の聴講の方で会場は満席。これほどの聴衆を目の当たりにして、改めて家庭の中で「いのち」の大切さを伝えてゆくことの必要性と難しさを突きつけられた思いでした。
日々、命を採り上げる人の、「いのち」のお話でした。
若者の事件が起きると全国各地から講演依頼があります。荒れた高校に講演に行くことがあります。そんな高校だから当然静かになりません。ところが、彼等・彼女等の何気ない会話の言葉に応えると、急に静かになります。なぜなら、彼等・彼女等はこの大人は自分たちの話を聴いているし、聴いてくれるんだと感じるのです。子どもは無視されることが一番嫌いだからです。
思春期の子どもたちを前に、講演でいつも始めに同じことを言います。
「私の話を自分のこととして聴いてね」と。性教育の大切さや性器の話をします。男の命の元は射精で、女の命の元は月経です。両者に大きな違いがあります。男は気持ちいいが、女は痛いししんどいし、イライラするし貧血も起すんです。特に、男の人は知っておいてくださいね。
さらに避妊の話をします。
日本の若者に感染症が異常に多い。コンドームは大切な避妊具であり、感染症を防ぐ効果的なものです。こんな大切な知識を充分に知った上で、「今を大切に生きてください」と言います。性とは生きることそのものです。だから、性教育は「いのち」の教育なのです。
最後に、思春期の子どもにどのように接したらよいのかに迷ったときの対処として、山本さんから3つの方法が示されました。
1.僕どこから生まれたの?と聞かれたときは、出産の感動を伝える。子育ての大変さは、ほかのことが便利になっているのに何にも変わっていない(紙おむつができたくらいかな)。子育てが辛く大変なときやしんどいときは、人に助けを求める。
2.母乳を与えている写真を見せる。説明は要らない。
3.抱きしめる。抱きしめられると元気をもらえる。抱きしめられていない若者のセックスの初体験の時期が早い。セックスをすることで抱きしめてもらい、寂しさを癒しているのではないか。
生命の誕生という「いのち」の現場に、日々身を置く人のごまかしようのない体を張ったお話でした。
私は、少子化や子育てにかかわる問題は経済や労働条件の改善で解決するとは思っていません。「いのち」はどのように生まれ受け継がれてゆくのかの「いのち」の教育を、体を張って取り組むよりほかに、解決の方法なんかやっぱりないのかと感じた瞬間でした。
「ぼっこ助産院」と「傾聴ボランティアひなた」の発展と、1日も早い1億円の借金が完済できますこと、そして山本先生とメンバーの皆様のご活躍とご健康をお祈りいたします。

6月定例市議会閉会に思う

6月9日開会し、15日間の会期であった今議会も、23日を持って閉会となりました。
教育民生常任委員長として、政策的・投資的経費の補整予算の本格審議を進めるにあたり、三豊市民にとって有益で公平公正な判断基準とは何なのかを、改めて考えさせられる日々でした。
以下、追加議案を中心にお伝えするとあわせ、日ごろ思っていることを記します。
議会1日目に上程された27議案と、23日に追加上程された6議案についてすべてが可決および同意されました。
追加議案の主なものは、「三豊市議会政務調査費の交付に関する条例案」と、その費用としての「一般会計補正予算案」、それと、「人権擁護委員の選任について議会の意見を求める」が2件でした。
議員提出議案として、「特別委員会の設置について」が上程され、三豊市議会特別委員会として4委員会の設置が可決されました。
「行財政改革調査特別委員会」は、行財政改革の推進に関する調査研究を目的とし、10名の委員で構成され、委員長に坂口晃一議員・副委員長に大平敏弘議員が互選されました。
「防災対策調査特別委員会」は、防災・震災対策及び危機管理対策に関する調査研究を目的とし、10名の委員で構成され、委員長に金丸勉議員・副委員長に大平俊和議員が互選されました。
「まちづくり調査特別委員会」は、住民と行政が協働して進めるまちづくりに関する調査研究を目的とし、10名の委員で構成され、委員長に大西敏典議員・副委員長に肥吾豊志議員が互選されました。
4つ目の「議会広報委員会」は、定例会ごとの議会報告としての広報誌の制作を主な役割として、報道・インターネット等の議会の広報活動を担い、7名の委員で構成され、委員長に鴨田偕議員・副委員長に金子辰男議員が互選されました。
私の所属の特別委員会は「まちづくり調査特別委員会」と「議会広報委員会」となりました。
意見書案として、「出資法および貸金業の規制等に関する法律の改正を求める意見書について」と「違法伐採問題への対応強化を求める意見書について」の2件が提出され、承認されました。
最後に、「三豊市”非核、平和都市”宣言を求める議決について」を決定し、すべての日程を終えました。
閉会に当たって、横山市長より挨拶がありました。
竹中総務大臣が、平成19年度導入を目指している地方自治体に対する新型交付税の試算についてのことでした。
今まさに平成18年度1年間をかけ中期財政計画と行財政改革案を作成中だが、今日(23日)、県が人口と面積で算定する新型交付税が導入された場合の試算を公表した。三豊市の平成17年度の普通交付税額83億3千9百万円に対して、人口と面積の比率が8対2の場合15億2千6百万円の減で18.3パーセントのマイナス。5対5の場合は15億4百万円の減で18.0パーセントのマイナスと見込まれ、非常に厳しい予測を突きつけられている。よりいっそうの行財政改革が求められる。議会の皆さんにも更なる理解と協力をお願いしたい、というものでした。
私は、「行財政改革」(経費の削減と行財政運営の効率化)は、地方交付税がどうなろうと、地方公共団体の経営がいかなる状態であったとしても、当たり前にいつも行われていなくてはならないことであると思っています。ですから、むしろ行財政改革と同時に、三豊市の経営基盤の安定の基本をなす経済の活性化を急ぎ図らねばならないと思っています。新陣山工業団地造成と原下工業団地への企業誘致や、寿工芸跡地の行政機能向上と周辺地域の経済的活性化のための有効活用等は急を要することであると考えます。また、三豊市ならでわの地域の財産(文化・伝統・歴史)を生かした、観光客誘致につながる話題・情報の提供や発信が求められると考えています。先ずは、香川県と三豊市の伝統と文化のコラボレーションによる、仕掛けを模索しようと思っています。
今議会で条例化された「政務調査費」を有効に活用させていただきたいと思っています。

家庭教育指導者養成講座

6月18日(日)、三豊市高瀬町農村改善センターで開催された、「家庭教育指導者養成基本講座」に参加しました。
この講座は、香川県教育委員会の主催で行われ、
趣旨は、「近年、家庭教育に不安や悩みを抱える親が増え、その支援が求められていることから、親からの相談に適切に対応するための基礎的な学習機会を提供し、指導者を目指す契機とする。」とあり、家庭教育ボランティア活動に関して学習意欲のある方等を参加対象として催されています。(ということは、参加した私も勿論学習意欲のある方等、ってこと?!・・・・・)
県内3ヶ所(三木町・宇多津町・三豊市)で平行開催され、三豊市の会場の日程は6/18(日)・25(日)・7/2(日)の3日間となっています。
第一回のテーマは、「家庭教育支援のあり方と今後の課題」についてで、香川大学生涯学習教育センターの清國助教授による基調講演がありました。地域での子育てがますます重要となっていることに始まり、子どもたちの学力や体力が低下しているのは、我慢できないことが大きな要因であることの話がありました。家庭内で力をつけるには、手伝いをさせることが一つの方法であるということ。ところが、現状は大人の都合でやらせていない家庭のあり方に問題があるとの指摘でした。
教育には3つの場所があります。学校・社会・家庭です。その中で、学校と社会教育は外部から支援ができるが、家庭教育は内部まで入っていきにくい。しかし家庭の教育の力を付ける支援をすることはできる。だから家庭教育支援が求められているのです。皆さんも地域の家庭教育指導者になるよう頑張ってください。
といったお話でした。
5グループに分かれてのKJ法によるワークショップが行われ、我が第4グループは、愛情という炎で煮詰められた寄せ鍋家族を絵にした家庭教育支援のイメージが出来上がりました。
参加した皆さん誰もが学習意欲満々で、後の2回の講座が楽しみです。どうぞよろしくお願いいたします。
開催地ということで、お世話している三豊市教育委員会の岩倉教育長・生涯学習課の曽根さんご苦労様です。日曜日ごとの開催で、後2回よろしくお願いいたします。
付録・・・・・・・・
市町合併とは思わぬ再会を招くものです。同じグループの中に、中学・高校の同級生が混じっていました。自己紹介されて始めて気づいたのですが、女性は分からないものです。どこで誰に見られているのか分かりませんね。くわばらくわばら。私と同級生ですから○十歳のはずですね。同じグループの奥様から、お嬢さんなんていわれていたのですからお許しを。お互いいつまでも青春で行きましょう。

定例会開会中の常任委員会

今、平成18年第二回三豊市議会定例会の最中です。
私の一般質問も14日(火)に終わり一息つきましたが、この内容は後日、3月の議会報告とあわせて「たくま まさし通信」として印刷してお届けしたいと思っています。
最終日の23日(金)の常任委員会委員長報告と上程議案の採決に向け、3つの常任委員会において議会より付託されたそれぞれの議案の審議が行われています。6月20日(火)は私が預からせていただいている、教育民生常任委員会が開催となります。
<教育委員会関係>
付託案件として、指定管理者の指定について「三豊市高瀬町朝日山資料館」と「三豊市詫間町紫雲出山遺跡館」の2件と、平成18年度三豊市一般会計補正予算の当該委員会関係部分について。
<市民部関係>
付託案件として、「三豊市環境審議会条例」と、当該委員会関係部分の一般会計補正予算について。
<健康福祉部関係>
付託案件として、専決処分の承認を求めることについてで、平成18年度三豊市老人保健事業特別会計補正予算。条例の一部を改正する条例で、「三豊市乳幼児等医療費助成に関する条例」「三豊市母子家庭等医療費支給に関する条例」の2件。補正予算として、当該委員会関係部分の一般会計補正予算と、老人保健、介護保険、介護サービスの3特別会計補正予算について。その他で、協議として、三豊市の老人介護政策に大きな影響のある社会福祉施設(社会福祉法人)に対する市の関わり方についてと、西香川病院の改修について。
等が、審議ならびに協議されます。
まだ6月下旬だというのに初夏を通り越して、早、盛夏を思わせるような毎日ですが、外装だけはクールビズで、内容は熱い熱いものになればと思っています。

6月定例市議会と驚く話

今日、平成18年第2回三豊市議会定例会議が開会されました。会期は6月23日までの15日間です。
議案の提案説明に入る前に、横山市長より行政報告として、当面する重要施策などの経過について報告がありました。
総務部関係として、各支所ごとに自治会長を開催。三豊市内545の自治会長さんほぼすべての出席で、各支所ごとに自治会連合会支部が設立された。5月30日に各支部より選出された支部長、副支部長によって「三豊市自治会連合会」が設立された。
「移動型市政」については、4・5月と支所での市町業務を実施。改めて行政区域の広さを実感。市民の皆様方や職員と話し合う機会をもう少しつくりたい。
「幼稚園・保育所の保護者との対話集会」については、4月河内・5月平石幼稚園で実施。貴重なご意見をたくさんいただいた。教育は最大のテーマと考えており、今後も月1回のペースで教育長と一緒にまわる。
政策部関係として、まず、市の出資する法人関係の人事の報告。「株式会社みの」「高瀬天然温泉グリーンヒル株式会社」及び「株式会社たからだの里」は市長が代表取締役社長に、「三豊市土地開発公社」「三豊市国際交流協会」及び「サービス公社みの」については、助役が理事長に就任。「仁尾マリーナ株式会社」は、出資比率が50パーセント以下のため、監査役に助役が就任。
次に、地域審議会は5月11日から31日までの間7町で開催。市民の目線から見た多くの意見や提案は、後日、要旨を報告したい。
行財政改革については、4月1日に行政改革推進室を設置。市長を本部長とする「行政改革推進本部」を設置し、全庁的に取り組んでいる。今月中に、市民や専門家による「三豊市行政改革推進委員会」を設置することとしている。
市民部関係として、平成18年度三豊市地区衛生組織連合会の総会が開催された。会長に山本町の渡辺清氏、副会長には三野町の坪内啓三氏と豊中町の三野武夫氏が選任された。各支部への助成金やゴミ分別・粗大ゴミの取り扱いなどのほか、今後の環境・公衆衛生の取り組みについての意見交換を行った。
以上のような内容でした。
議案の提案説明があり、大綱的な質疑があり1日目の日程は終了しました。
13日(火)から、一般質問が始まります。私は「子どもたちの安全安心のための取り組みについて」をテーマに行います。
実は、会議終了後の全員協議会の内容がすごかったのです。
三豊市土地開発公社の「原下工業団地(旧高瀬町)の土地造成事業に係る事業損失」についての物でした。
17年度末簿価 2.152.914.166円(21億5千3百万円弱)に対し、実勢価格予想 9~10億円で、その差額は約12億円の損失予測との説明があり、早期に処理したいとのこと。処理が遅れれば遅れるほど損失額が増えてゆく。いろいろと複雑な経緯があるようですが、すべての情報を曝け出さなければ、いかなる結論も導き出せません。説明を聞いているうちに頭がクラッとしました。
今日のところはここまでとして、私も少々頭を冷やします。詳しくは後日。

6月定例市議会に向けて(パート2)

前回の補正予算案に続いて、そのほかの提出案件についてのお知らせをします。
今回の提出議案数は、一般会計・特別会計・地方公営企業会計の補正予算案5つを含む27議案となっています。補正予算案以外の議案の主なものは、次の通りです。
専決処分の承認を求めることについてが3議案。
三豊市環境審議会条例の制定が1議案。この審議会は三豊市の環境保全に関する基本事項を調査審議するために置かれます。
条例の一部を改正する条例が6議案。その中には、教育民生常任委員会で協議した、乳幼児医療費助成と母子家庭等医療費支給の窓口無料化についての条例改正が含まれています(4月21日書き込み)。
橋梁架替事業委託契約締結について、「市道大辻大野線西光寺橋橋梁架替事業」を香川県と工事の契約を結ぶのが1件。平成16~19年度に掛けての事業で18年度は160.000千円の契約となります。
市道の路線認定について、山本町の「調整池北線」・「調整池南線」と高瀬町の「西部浄水場線」の3件。
指定管理者の指定についてが10件。「たくまシーマックス」・「三豊市粟島海洋記念公園」・「三豊市仁尾マリーナ」・「三豊市高瀬町総合交流ターミナル施設(高瀬天然温泉)」・「三豊市高瀬町産地形成促進施設(高瀬天然温泉)」・「三豊市山本町産地直売所」・「三豊市つたじま海水浴場施設及びキャンプ場」・「三豊市秩父ヶ浜海水浴場」・「三豊市高瀬町朝日山資料館」・「三豊市詫間町紫雲出山遺跡館」となっています。
まだ幾つかの追加議案があるようです。9日開会の6月定例市議会に向けて、調査研究を進めます。