平成20年度三豊市自治会長会

一年は早いものです。
平成20年度三豊市自治会長会が、市内の544自治会長を対象に5月11日(日)、詫間町のマリンウエーブ・マーガレットホールで開かれました。
合併当初の平成18年度は、このホールで開かれ、昨年の平成19年度は山本町の農村環境改善センターで行われ、本年は三野町で予定し計画検討していましたが、自治会長と市議会議員や市幹部を合わせ600名ほどを収容する適当な施設がないということで、再び当地での開催となりました。
昨年同様、横山市長からの市政の概要説明がありました。
その中に、本年度行う宗吉瓦窯跡史跡整備記念事業(記念シンポジュウム)の計画の報告があり、自治会長さんから質問も出され関心の深さが感じ取られました。
宗吉瓦窯で焼かれた瓦が、7世紀後半の藤原京で使用されたことが判明されています。
この事業は、平城京遷都1,300年を記念して奈良県で行われる催しと連携し、藤原京で使用された瓦の一部が平城京の南面西門に使用されたことに関連付けて、全国に三豊市をピーアールしようとするものです。
何年かぶりに日本古代の歴史に思いを馳せる機会を頂きました。
壬申の乱(672年) 大海の皇子が大伴の皇子を破る。大海の皇子が天武天皇となる。
藤原京(694年) 天武天皇の跡を継いだ女帝・持統天皇が藤原京に遷都。文武天皇が継ぐも、わずか16年で平城京へ。
平城京(710年) 元明天皇に始まり、桓武天皇の長岡京遷都(784年)までの74年間続く。
飛鳥の時代から奈良、そして平安へと古代のロマンは尽きません。
三豊市が実は歴史的にもとってもメジャーな“まち”であったことを、私たち自身が再認識することができれば、この企画は成功したといえると思うのです。
足元を見直さなければならないと改めて感じています。

要望書を提出しました

4月3日にこの場で書き込んでから1ヶ月余りの間に、地域関係者の皆さんのご協力とご理解により、県道整備の要望書が整い、5月9日に三豊市建設経済部建設課・田所課長へ提出することができました。
県道の整備要望は、市民から市へ、市から県へと段階を踏んで届けられるようです。
市民から市への要望書は受け付けられましたが、これからは市から県への早急な動きを期待し、事業化に向け後押ししてゆかなくてはならないと考えています。
何事も一歩がなければ、二歩三歩はありません。
「遅い」とか、「意味がない」とか、「無駄」だと言うことも、この世の中に何一つ無いと思っています。
むしろ、それらがあればこそ、次があると考えています。

七宝山と地球環境

ゴールデンウイークも瞬く間に過ぎ、“風薫る五月”から一挙に初夏のような気候になっています。
七宝山に繁茂する木々は、ますます鮮やかに、目に染みいるような緑の色彩を放っています。
地球温暖化による自然環境変化によって、自然界の生物への影響が色々と報告されていますが、七宝山も類にもれず、松の木が枯れた後には雑木が生い茂り、皮肉にも鮮やかな景色が整えられています。
永く故郷を離れ、定年退職後に返ってきた団塊世代の皆さんの中に、ずっと人任せにしていた生家や田畑、山に対して、時間の空白を埋めるかのように、そして償うように、手を入れようとしている方々がいます。
かつては、人の生活の場であった七宝山のような里山を再生し、誰もが入り会える場所に復元できないかと行動を始めているのです。
地球環境保全や温暖化防止などの大きな事も、実は一人一人のできることを一つ一つ取り組み、続けることの積み重ねなのだと強く感じるようになっています。
個の力の集合体によって、七宝山の木々が手入れされ、保水力が高まり豊かな山に生まれ変わって行くことも一つの目標になるだろうと思っています。
その結果、不動の滝から落ちる水が、一年を通して、本当の自然の流水になれば最高だと、夢のようなことを考えています。
家の陶芸教室の生徒さんに、「特定非営利活動法人 香川のみどりを育む会(NPOかみは)」の理事として、香川をみどり豊かな県にするために活動している人がいます。
しばらく私が陶芸を怠けていたため、久しぶりにの話しをする機会となったのですが、木や緑に対する思いの強さを感じました。
個々の思いで行動する人と、「NPOかみは」などの組織として活動する人たちとの連携を進めたいと思い始めています。
一つの目標に向けて、徐々にではあるが確実に一つ一つ続けてゆくことが、私たちにできる地球環境を守ることなのだろうと思うのです。

憲法記念日

“映画「日本の青空」を観る会”主催の、「日本の青空」憲法記念日特別上映会が、憲法記念日の5月3日、観音寺市民会館で開かれました。
この映画は、『日本国憲法』が公布されてから60年が過ぎ、憲法が戦後の日本にはたした意味を確認し、理解を深める、更なる議論へと進めるために企画・制作されたものです。
「日本国憲法誕生の真相。60年を経ていま明らかに!」をキャッチタイトルとして、いまの憲法がアメリカ占領軍GHQによる、押しつけ憲法であるのかないのかの検証を、主要テーマとしています。
主人公である鈴木安蔵を中心とした、民間の「憲法研究会」が提出した草案が、GHQ案の「日本国憲法」に多大な影響を与えていたとするならば、現憲法は日本国民の精神と意志を映した、日本人の手によるものではないのか、という解釈です。
この観点は、日本人のアイデンティティとして、「護憲」、「改憲」論議に大きな意味合いを持っています。
ただ、現時点(いつの時点でもそうだが)での憲法論議は、戦後日本が抱える問題と、これからの日本が進むべき指針をどう方向付けるのかだと私は思っています。
<ウィキペディア>からの引用ですが、
「護憲」(改憲不要派)
・日本国憲法第9条を維持する観点
・男女同権を維持する観点
・基本的人権を維持する観点
・天皇制を維持する観点
・民主制を維持する観点
・共産化を阻止する観点
「改憲」(憲法改正必要派)
・自衛隊を軍として位置づける観点
・家庭の重要性を明記する観点
・環境権等の新しい人権を明記する観点
・天皇を明文規定で元首化し、権威権限を強化する観点
・天皇制解体を行い、共和制に移行する観点
・社会主義/共産主義を実現する観点
など、多様です。
憲法記念日に、この日に相応しい、良い映画を鑑賞する機会を得た事に感謝しています。
三豊市の憲法とも言える「自治基本条例」の研究を、より早く進めてゆかなくてはと思っています。
“我がまちの憲法を考えろ”と頭をハンマーで殴られたようです。

三豊市まちあるき・豊中コース

地域活性のための地域資源再発見のまちあるき事業が、全国各地で盛んに行われています。
三豊市商工会婦人部による「三豊市まちあるき」が企画され、市内旧7町で随時行われています。
豊中地域では『本山寺周辺散策とちょっと寄り道“岡本焼”コース』が計画され、婦人部の皆さんや商工会職員の皆さんも準備とリハーサルで大忙しのようです。
4月23日と5月14日の2日間計画され、すでに1回目が実施され、七宝山の麓の私の家の土管工場跡にも、本山寺周辺散策の後に参加者の皆さんが訪れ、岡本焼の歴史や伝統技法を興味深く見聞していました。
「さぬき岡本焼」は1,332年、後醍醐天皇の皇子、宗良(むねなが)親王が詫間の地に訪れ、作陶技術が伝えられたと言われています。
日本史では、翌年の1,333年が後醍醐天皇による建武の新政の年に当たり、鎌倉から室町への激動の時代背景の中にあり、想像がふくらんできます。
帰来原から採れる酸化鉄を多く含む粘土によって、明治から大正にかけて農家の副業として「ほうろく」と呼ばれる日用雑器が多く作られました。
大正から昭和にかけては、土管や植木鉢が量産された他、大久保じん之丞の銅像で知られる織田朱越氏によって多くの楽焼美術品が作陶されました。
戦後、生活様式の著しい変化によって廃業が相次ぎ、我が家の土管製造所が唯一残ることとなり現在に至っています。
昭和61年に、「ひねり出し技法」と「塩釉焼締技法・低温焼成技法」で、岡本焼が香川県伝統的工芸品の指定を受けるとともに、平成6年に私の父が伝統工芸士の認定を受けています。
このような事ででも、地域の活性化のお手伝いができればよいと思っています。
この地に住む人々自らが、この地の良さを暖かく見つめ直し、自分を知ることがすべての始まりだと思います。
このような活動に協力は決して惜しまないつもりです。
5月14日お待ちしています。

行財政改革調査特別委員会

今年度私が所属している行財政改革調査特別委員会が4月25日に開かれ、冒頭、横山市長からこれまでの行政改革と今後の行政改革方針について報告がありました。
三豊市の進めている行財政改革は、2年が経過し概ね順調に来ている。
正規職員数は81名の減となり、それを補うために臨時職員が56名増となっているが、人件費総額約5億円の削減の効果が出ている。
更なる人件費削減を求めるには、これまでの手法だけでは限界がある。
教育施設の統廃合や民営化など、システムの変更による次なる段階へ進むことが必要だ。
補助金は市の期待と市民の求めるものがちぐはぐしている。
補助対象事業の選択と集中を考えている。
行政バスは、地域内分権といいながら市民の自主活動に使いづらい状況となっており、改善が急がれると考えている。
委託金は、三観広域への委託金と社会福祉協議会への委託金の見直しを考えている。
7町にある社協支所と地区公民館との事業に重なる部分があるようだ。
公民館との連携によって、社協の合理化を図りたいと考えている。
補助金等適正化法関係概要の報告は、総務省からの「補助金等適正化中央連絡会議」で決定された情報提供の内容説明です。
<補助金によって建設した建物の取り扱いについて>
*10年を経過したものを他の用途での使用は、地方自治体でその都度判断できる。その時補助金の一括返還も不要。
ただし、売却や賃貸はできない。公共目的のための無償貸し付けはかまわない。
*市町合併をした自治体や、災害で施設が壊れた場合は、10年未満でもかまわない。
今秋頃までに規制緩和の予定とのことですが、「何で今頃?」の感を持たずにおれません。
庁舎問題では、遊休施設の利活用がうまくいかずに無駄なお金と時間と労力をどれほど払ってきたことでしょうか。
徐々にでわありますが遊休施設の利活用や組織機構改革など、行財政改革は次なる段階へと進んでゆくようです。

「ゆめタウン三豊」建設に伴う要望

三豊市豊中町本山地区にあった旧松下寿電子工業跡地に、「ゆめタウン三豊」が本年11月5日(?)に開店します。
当初計画では、9月を目指すと聞いていましたが、諸要件調整の関係で1ヶ月半ほど遅れるようです。
かねてより、(株)イズミの山西社長自ら「市民の皆さんに受け入れられなければ出店の意味がない。地域とともに“まちづくり”に関わる企業でない限り成功するはずがない。」と断言されておられました。(2007/2/27付けに関連書き込みがあります)
大店立地法に基づく地元説明会が4月25日と26日の二日間、豊中町農村環境改善センターで開かれます。
地域住民の意見を十分に集約し、対応していただけることを信じています。
「ゆめタウン三豊」と隣り合わせになる三豊市立豊中中学校や近隣の幼・保・小学校の周辺環境は、激変することは避けられません。
だからといって、なるがままでは「ゆめタウン三豊」が出店する意味がありません。
豊中中学校からいくつかの大切な要望を聞いています。
●安全の観点(交通・不審者対処)
【ゆめタウン】
・敷地内への出入り口付近に反射ミラー・防犯カメラを設置し、交通警備員を配置
【周辺】
・地域周辺に多くの「街灯」を設置
・不審者被害をなくすためにも、道路幅を拡張し見通しよくする(塀などの壁は、落書き防止からプール以外は不要)
・地域周辺にある信号機をカメラ付き信号機にし、電柱に「緊急通報装置」を設置
・運動場南側と新道との間に高いネットを設置(野球部などのボールで車への物損加害が考えられる)
・新池と司宝池の間と運動場横の池の道を、歩道・自転車専用道路とし、自動車は地元車の許可制の検討
●防犯の観点
【学校】
・「防犯用ビデオカメラ」を校門に、「監視モニター」を職員室と事務室に設置
・プールの周りに目隠し用のフェンス
【ゆめタウン】
・プールがのぞき込めないような店舗設計と営業対応
・ゲームコーナーや書店など学生が立ち寄りそうな店舗には防犯カメラ
【校外】
・地域補導員の常駐所を設置
などです。
三豊市行政として、企業に求めることと行政自らが担わなくてはならないこと、さらに、互いが協調しながら解決しなければならないことを、しっかりと協議する場を一日も早く持たねばなりません。
今後、三豊市建設経済部商工観光課が「ゆめタウン」との協議窓口となり、地元説明会終了の後、本格的に営業詳細や生活及び教育環境に関する協議が始まるようです。

第12回三豊市森林浴ヨーガ

4月20日(日)は、朝から少々霞がかかったような薄曇りでしたが、お昼近くになると春盛りとこれ以上ない天候となりました。
この陽気の中、高瀬町朝日山森林公園で、たかせヨーガの会主催による「第12回三豊市森林浴ヨーガ」が、市内外の愛好家の参加によって開催されました。
たかせヨーガの会代表の小山博明さんとは、不思議なおつき合いとなっています。
いつ、どこで、どのように知り合いになったのか、今となっては記憶の辿りようがないのですが、考え方や生き方に共感するところが多く、人柄に引きつけられご案内いただく催しに参加させていただいています。
この会は、ヨーガを毎日の生活に取り入れて、健康に関わる食や文化・環境などを考えることで、地域貢献できる生き方を目指そうとしています。
有志による詩吟に始まり、続いて元高瀬町教育長の小野建一先生の『「いただきます」 「ごちそうさま」の心』の講演がありました。
小野先生のお話はとても面白いと噂は聞いていたのですが、本当でした。
1.森林浴によるフィトン・チッドは、ストレス対策や健康増進に役立つ。
確かな季節の巡りの中で、植物たちの生命の輝きに出会い、人間は植物によって生かされていることへの感謝の気持ちを持つ。
2.“美”を求める心と“感謝”の心について。
“美しいもの”は“美しい”と感じる心に映し出されて初めて“美しいもの”となり、美しいものの源は木々の緑や花であり、芳しい香りである。
「ああきれい!」 「いい香り!」と思うことで、情緒が安定し、素直な感謝の気持ちが芽生える。
心が落ち着くと、学ぶ意欲がわいてくる。
これが家庭教育の要だ。
これが子育てだ。
「学校を作るのなら景色の美しいところを選びなさい」という岡潔先生の言葉や、三豊市庁舎の切られたケヤキの無惨な姿に傷心していることなど、心に響いてきました。
残念ながら後に予定があり、ここまでお話を聞いてこの場を失礼しました。
最後まで聞けなくて心残りでなりませんが、きっとどこかでお会いできると感じています。
色々とお話をお聞きしたいものです。
聞けなかったお話をレジメから想像すると、
3.心の教育の基本にあるものとして、この世界には食べ物なんて存在せず、すべて命だ。
目の前に置かれた命に対して、食べる前に心を静めて感謝せよ。
「いただきます」 「ごちそうさま」の心とは、「命」への陳謝であり感謝である。
4.健康な食事の基本として、「身土不二」という言葉がある。その土地・気候と身体が一体であるということだ。「一里四方のものを食べていれば安全」と昔から言い伝えられている。
小野先生、間違っていたらごめんなさい。
森林浴ヨーガが小山代表を中心に、市民参加のイベントに発展することを期待し、私自身もお手伝いできるよう学びを深めてゆかなくてはならないと思っています。

19年度桑山長寿会総会

朝から降りしきる雨で、不動の滝カントリーパークの桜の花も終わりとなっているようですが、取って代わるように目にしみるような若葉がほこっており、あらたな生命の活力を感じています。
4月17日(木)、不動の滝コミュニティセンターで「豊中町桑山長寿会総会」が行われ、お祝いの挨拶の時間をいただきました。
豊中町桑山長寿会の皆さん、総会おめでとうございます。
このように盛大に開催されますことをお祝いしますとともに、ご案内いただきましたこと、日頃お世話になっておりますこと、お礼申し上げたいと思います。
森会長さんを中心に、“健康” “友愛” “奉仕”を三つの目的として、社会奉仕と健康長寿や生涯学習・安全にと、自らのことに止まらず地域のためにご活躍いただいておりますこと、心から感謝申し上げます。
三豊市は合併から3年目の春を迎えておりますが、今ちょうど、これからの10年を見据えた「総合計画」の策定が進められています。
この柱になる考え方は「地域内分権」であり、これまでの行政主導から市民の皆さんの手による、地域のことは地域で取り組む協働社会の実現にあります。
その中心となるのは地区公民館や分館とともに、長寿会の皆さんであると思っています。
そのためには、皆さんがいつまでも健康であることが一番です!
健康とは、『健(すこ)やかなる体と康(やす)らかなる心』を保つことであると申します。
ここにお集まりの桑山長寿会の皆さんが日々取り組んでいる活動はまさに健康の源そのものだと言えます。
「健体康心(けんたいこうしん)」を基本として、これからもますます桑山長寿会が発展されますこと、会員皆さんが100歳も110歳も健康長寿ご活躍いただくことと、ご多幸を祈念して挨拶といたします。
おめでとうございました。

ありがとう

4月になって早朝ランニングを再開しました。
今は一人です。
私の人生の中で、まさか50歳になってから「走る」なんてことがあるとは想像もしていませんでした。
そんな思いがけない経験をさせていただき導いてくださった上田校長先生が、三豊市立桑山小学校での3年間の任期を終えて、観音寺市立豊浜小学校へ転任されました。
先生は毎朝、子どもたちの登校前に桑山をぐるっと一周して、健康と防犯パトロールを兼ねた早朝ランニングを続けてこられました。
私も昨年4月28日から、先生に誘われて一緒に早朝ランニングを始めていました。
効果はてきめんで、一昨年のドックでは“ちょいメタ”ぎみだと指摘されていたのが、なんと昨年は文句なしとなっていたのです。
ところが、訳あって昨年秋から今春にかけてお休みをしていました。
おかげで、お腹の周りにはしっかりと脂が蓄えられたようで、鏡に映し出された姿は目を覆いたくなります。
上田校長先生と約束をし、エントリーまでした小豆島タートルマラソン20Km。
私は左かかとを痛めて(訳あっての訳です)出場を果たせず約束を守れませんでした。
これからは、上田校長先生の意志を受け継いで、早朝ランニングによる「早寝・早起き・朝ご飯」や「防犯パトロール」に「仲間づくり」の、一石二鳥ならぬ三鳥を欲張って目指そうと思っています。
そして、守れなかった約束を果たしたいとも思っています。
先生、歳を考えながらお体を大切になさって下さい。
これからもどうぞよろしくお願いします。
ありがとうございました。