河瀬直美さんというドキュメンタリー映画作家がいます。
これまでに 『萌の朱雀』 や 『火垂』 、 『垂乳根-taratine』 、 『もがりの森』 で、数々の国際的映画祭で受賞を重ねており、最近では2010年に 『玄牝-げんぴん』 がサンセバスチャン国際映画祭で国際批評家連名賞を受賞して話題になっており、ご存じの方も多いと思います。
私が河瀬監督に関心を持つようになったのは、ちょっとミーハーですが、娘の通った大阪の専門学校 「ビジュアルアーツ」 の修了生であったことによります。
実はそれまで、河瀬直美という名前位は聞いたことはあったのですが、退屈な憂鬱な(私が勝手にそのように思いこんでいた)ドキュメンタリー映画など、まったく興味がなかったのです。
ところが、娘の学んだ学校の先輩ともなると、浅はかにも急に、誇らしいやら神々しいやらで大好きになっちゃったのです。
人間とは(自分のことを棚に上げて一括りにするな)感情の生き物なのだと、自らの心の軽々さに呆れたりしていますが、何がきっかけだったとしても、すばらしい人を身近に感じることができたことは、私にとって最高の幸せです。
河瀬監督の撮る映像は、日常の中にある 「人の生きる姿」 を淡々と追うことで、 “生” と “死” を捉えているように感じます。
特別な感動を演出するでもなく、過激さをひけらかすでもなく、ただ撮りたい現実を感性の趣ままに収めていくのです。
日々の生活の中に、いつも “生” と “死” が背中合わせにあると言うことを。
であるが故に、見る者の心を掴み振るわせるのだと。
「人は、人の涙を見て泣くのではなく、人の涙をこらえる(生きる)姿を見て泣くのだ」
と、どこかで聞いた覚えがあります。
私は今、密かに考えていることがあります。(ここに書いたら密かにはならないが・・・・・)
子どもたちやその保護者を対象とした
「出産をテーマとした 渾身のドキュメンタリー映画 『玄牝』」
の自主上映会を企てたいと考えています。
“死” と背中合わせだからこそ、生き生きとして生きている美しい “生” 、を感じて欲しいのです。
河瀬直美監督が愛知県の吉村医院に1年かけて通い詰め撮影をした、あるがままに、命と向き合う人々の物語を。(“河瀬直美監督 最新ドキュメンタリー自主上映会映像貸出しのご案内” 引用)
閉会中の「総務教育常任委員会」・2
三豊市議会閉会中の 「総務教育常任委員会」の、4月27日開催についてお知らせします。
この日の協議は、「中小企業振興基金事業の報告について」 と 「三豊市定員適正化計画について」 他でした。
「中小企業振興基金事業の報告について」 は、1億円の中小企業振興基金に対する昨年度事業の成果と、補助金確定額の報告がされました。
39件の応募の内、29件の補助対象事業が決定され、平成22年度の補助金決定額は56,021,000円となっています。
その結果、平成23年度の基金残高は43,979,000円(前年度残5,969,000円は6月補正予定分含む)となっており、これに対し、本年度補助金事業の募集を行いました。
平成22年度と23年度の2年間の当事業終了後、事業評価と成果検討を行うこととしています。
補助金事業そのものも重要な政策ですが、それにも益して、地域経済活性化によるまちづくりに、それらの企業が雇用や経済的に地域貢献できているのかをしっかりと確認することの方が重要です。
「三豊市定員適正化計画について」 は、合併からこれまでの5年間に行われてきた、第一次となる総人件費削減計画が一定の成果を得たことと、平成23年度~27年度のこれからの5年間、すなわち、合併して10年後に職員数を人口の1%の686名にする目標の、計画の推進方法の報告がありました。
平成18年度~22年度の計画は、合併当初職員数942名に対し、22年度末時点746名でした。
これに対する実績は744名で、計画よりも2名減となっています。(計画よりも1年早く削減が進んだため、この中には21年度採用の20名と永康病院採用の3名も含まれています。)
これらの実績の反面、臨時職員の人数は雇用形態の関係もありますが、平成18年時点509名に対して平成22年度末で782名となっており、行政サービスの範囲拡大と職員数の兼ね合いが、今後の重要課題となります。
第二次計画の推進方法として、
① 事務事業の見直し
支所業務を削減し、本庁集中の可能性を探る。
② 組織機構改革
社会状況に添った行政組織とし、効率的・合理的に定員削減をはかる。
③ 外部委託・民営化
民間委託及び民営化、指定管理者制度の推進による定員削減をはかる。
④ 臨時職員の活用
安易な雇用とならないよう、臨時職員に依存しない体制に努めながら、定員削減をはかる。
⑤ 定年延長に対する取り組み
高齢期雇用も視野に入れ、定年延長も検討しながら定員削減に取り組む。
となっています。
その他の報告として、
昨年に引き続く事業として、クルージングサミットを合併5周年記念事業を兼ね、8月24日~26日の3日間、豪華客船ふじまるによる韓国旅行の事業計画を民間旅行事業と進めているとの報告がありました。
また、三豊市文書館が6月26日(日)に開館するに伴い、記念式典と展示・講演会(10月30日)が予定されていることの報告などがありました。
これからも、総務教育常任委員会で行われる協議状況を、できる限り報告していきたいと思っています。
閉会中の「総務教育常任委員会」・1
私が委員長を務める 「三豊市議会総務教育常任委員会」 が、議会閉会中の4月19日(火)と27日(水)の2回開催されました。
今回は、4月19日(火)の協議についてお知らせします。
一つ目は、3月定例会で可決した平成23年度予算で、本年度4月1日より行っている 「若者定住促進・地域活性化補助金事業」 についてです。(4月17日付けのこの場 「知名度向上プロジェクトと要潤さん」 のなかの「定住促進事業」を参照)
これまでに市民及び建築や不動産業者から寄せられた問い合わせや質問の中で、やってみて初めて見えてきた問題点に対して、要項の変更をしたいとの報告がありました。
より多くの市内外の当市への定住希望の若者が利用できるように、そして、政策目的がぶれない範囲で改めるべきは改め、有効な施策に柔軟に変化すればよいと思っています。
二つ目は、 「住宅建築補助」 や 「市内業者の振興」 という短期目標だけではない、 「たまらなく住みたくなる三豊市づくり」 への中長期の総合的計画に、今後取り組んでいくための 『総合的な定住促進対策の考え方』 の説明がありました。(資料あり)
その他として、竹資源の事業化についての報告がありました。
平成22年度事業で取り組んだ、竹チップを水分調整材として生ごみを堆肥化する試験製造の現状と、本年度事業として、農作物栽培への実用実験の計画の説明がありました。
試験製造された10t の 【高機能堆肥】 を、三豊なすなどの特産農産物栽培で試そうとするものです。
バイオマスタウン推進室は、ゴミ処理施設検討と竹資源の利活用の2の具体課題について、集中的に取り組む特別室でした。
それがなんと 「若者定住促進事業」 の担当となり、おまけに 総合的な定住促進対策の考え方」 まで提案企画するなどは、まさに驚くべき 『変身(変体)』 です。
本年度から、7名のスタッフに強化されています。
バイオマスタウンという三豊市づくりの、前線基地(知名度向上企画と営業)の役割を担うのだろうと思います。
次回は、27日のお知らせをします。
市民交流センター落成記念
昨年から建設が進んでいた豊中庁舎跡地整備事業で、三豊市市民交流センター(新築)と豊中町農村環境改善センター(改築)が完成し、4月1日から利用が始まっています。
4月24日(日)に、市民交流センターの完成を祝い、「織田朱越と三豊」をテーマに 『坂の上の雲ミュージアム』 館長の松原正毅さんによる、「三豊市民交流センター落成記念講演会」が催されました。
「”織田朱越“ とは何者?」 と思う人は沢山いると思います。
三豊市豊中町出身で、明治後期から昭和後期にかけ生き、300点を超える作品を生みだした隠れた天才作家と言われてきました。
市内財田町にある、瀬戸大橋の提唱者といわれる大久保じんのじょう像や、司馬遼太郎著の 『坂の上の雲』 の主人公たちで秋山兄弟の銅像を作成したとされる人です。
秋山兄弟像の作家出身地のご縁で、記念講演会が企画され、また、織田朱越顕彰会による作品展示会や作品集出版が実現し、実のある記念講演会となりました。
有り余る公共施設の利活用方針が今だ明確にされていない中でのオープンとなりましたが、豊中地域住民の皆さんには、合併のごたごたの中で施設利用に不便を強いた分、この日を迎えたことは慶びひとしおと思います。
今後、市民交流センターと豊中町農村環境改善センターを、三豊市公民館と豊中町地区公民館の核施設として、大切に、十分に使い切っていただきたいと願っています。
久しぶりのまとまった雨
久しぶりのまとまった雨です。
昨年秋から今年の春にかけ、数えるほどしか雨の日がありませんでした。
しかも、大地にしっかりと届いていると感じる雨は、本当に久しぶりのことのように感じています。
四国の水瓶と言われ続ける 『早明浦ダム』 の貯水率は、ここしばらく常に平均値を20~30ポイント下回る、55~65%で推移してきました。
田植えや真夏の時期でなくて良かっただけで、事によっては大渇水の悲劇に見舞われていたかも知れないと感じるほどでした。
この雨で少しでも 『早明浦ダム』 の貯水率が回復し、乾ききった大地にしっかりと潤いが戻ることを願っています。
3月11日に発生した東北関東大地震による大津波の被害は、ボクシングのカウンターパンチのようであり、一瞬にして仰向けに倒されたような衝撃的な自然災害だと感じます。
これに対して、私たちの住む香川という地域は、このような直接的被害の可能性は低い恵まれた自然環境にあり、有り難いことなのですが、それに替わる危機感としてあるのが、水不足による渇水問題です。
ボディブロウのように、何時くるとも知れない限界に対する日常的なエネルギー消耗戦の状態にあるといえます。
これほど深刻な問題である “水” の市内水道料金の統一問題に対して、三豊市では合併からこれまでの5年間をかけ少しずつ協議を進めてきました。
4回行われた 「三豊市水道事業運営協議会」 で調整されてきた概案を基に、本年度中に目指す統一料金設定と、その方法の方針を決定する事となっています。
水道料金市内統一は、三豊市民にとって生活に最も密着した “水” のことであり、また、豊中地域住民にとっては自分たちの自己水源としての愛着と誇り、そして水利権へのこだわりは、言外のものがあります。
歴史的、地理的状況で自己水源で賄ってきた豊中地域住民にとって、重要な判断の時を迎えようとしています。
まさに天の恵みともいえる久しぶりのまとまった雨で、こんな事を感じています。
“水” に対する公平で平等な向き合い方とは何か、知恵が問われるのだと。
学校の統廃合 (答申書)
三豊市立学校の再編整備の検討が 「三豊市立学校適正規模・適正配置検討委員会」 でこれまでされ、3月29日に教育委員会に答申されました。
学校統廃合についての背景や経緯は2008年(H20年)7月16日付で、答申案は2011年(H23年)1月28日付のこの場で、それぞれお伝えしてきました。
答申書の内容は、小学校を現在の25校から8校へ、中学校を現状通り7町に各1校づつ配置し、20園ある幼稚園を小学校区1園とすることとしています。
具体的再編整備の計画は、2012年~2021年(H24~H33)の10年間を、前期(第1期)と後期(第2期)の各5年とし、それより以降の2022年~2036年(H34~H48)の15年間を将来構想として、5年ごとに第3期から第5期の3期間に分け、定めた基準に添い順を追って示されています。
【仁尾町(仁尾中学校区)】
速やかに協議に入り、曽保小学校の複式学級解消のため、2016年(H28)<5年後>までに仁尾小学校と統合する
【詫間町(詫間中学校区)】
速やかに協議に入り、箱浦小学校と大浜小学校の複式学級を解消のため、2016年(H28)<5年後>までに詫間小学校と統合する
その後、2017年(H29)より協議を開始し、2026年(H38)<15年後>までに松崎小学校を詫間小学校へ統合する
【財田町(和光中学校区)】
2012年(H24)から協議を開始し、財田上小学校と財田中小学校を、2021年(H33)<10年後>までに統合新設校とする
【山本町(三豊中学校区)】
2012年(H24)から協議を開始し、辻・河内・大野・神田小学校を、2021年(H33)<10年後>までに統合新設校とする
【豊中町(豊中中学校区)】
2017年(H29)から協議を開始し、比地大・上高野・本山・笠田・桑山小学校を、2026年(H38)<15年後>までに統合新設校とする
【三野町(三野津中学校区)】
2026年(H38)<15年後>までに吉津小学校と大見小学校を、下高瀬小学校に統合する
【高瀬町(高瀬中学校区)】
2022年(H34)から協議を開始し、勝間・二ノ宮・麻小学校を、2031年(H43)<20年後>までに統合新設校とする
また、2027年(H39)から協議を開始し、上高瀬小学校と比地小学校を、2036年(H48)<25年後>までに統合新設校とする
経費削減のために学校の統廃合が必要だとの議論されますが、私はこの視点からの考え方には与しません。
施設新設費や維持管理費の削減効果は考えられますが、子どもたちに注がれる直接的教育費用はそうならず、むしろ増加するであろうと考えています。
なぜなら、教育機関である学校の統廃合は、単なる行財政改革からの教育費削減の問題ではなく、教育環境をどのような形に導いていくのかが重要問題であり、どのような教育環境でどのような人に育って欲しいのかを明確にして、最大限予算投入すべきためにあるからです。
教育とは、規模が大きくなれば量産効果が期待できコスト削減されるようなものではなく、私たちの社会が求める教育を成就するために、覚悟しなくてはならない費用と人材の投入が確保されるべきものなのだと考えます。
知名度向上プロジェクト と 要潤さん
三豊市の今年度の主要目標は、三豊市の知名度の向上です。
三豊市のことをもっと知ってもらうために、 「知名度向上プロジェクト」 として、いくつかの施策と事業が計画されています。
「日本国三豊市知名度向上プロジェクト事業」
友好都市の韓国慶尚南道ハプチョン郡で、本年9月から開催される 『2011 大蔵経千年世界文化祝典』 に、“三豊市広報館” を設置して、三豊市を海外にPRする。
「定住促進事業」
①40歳未満の若者を対象として、5年以上定住を条件に、住居建築取得費用の20分の1内で100万円を上限として補助する
②県外の学生合宿を誘致するため、2泊以上の10名以上で宿泊するものに、1日当たり1,000円の商品券を提供し、1団体30万円まで
③県外の人で当市に定住を希望する方に、検討のための宿泊に対して、2泊以上20泊以下で年間20泊までで、一人1泊当たり2,000円の商品券を提供する
「三豊市ふるさと会運営事業」
昨年度に設立した関東地区に加え、本年度は関西地区の設立を目指し、移住交流や産業振興の促進をおこない、定住促進と物産品の販路拡大につなげる
三豊市に関係する全ての人の総合力で取り組まない限り、知名度の向上は非常に難しいことだといえます。
市はもとより議会も市民も力をあわせ取り組んでゆかねばあんらないと思っています。
昨年度からある方を通して打診をしていた、当市三野町出身の俳優 要潤さん の、三豊市のふるさと大使に就任が実現しました。
東北関東大震災の惨状が、要さんの心を動かしたのかも知れません。
ふるさとを思う気持ちを大切にして、「知名度向上プロジェクト」と伴に、世界に大きく羽ばたいて欲しいと願っています。
緑ヶ丘の管理を四国学院へ
先般お伝えした3月定例会の議案に、 「指定管理の指定について」 が3件ありました。
1件は 「たくまシーマックス」、もう1件は 「三豊市弥谷山ふれあいの森公園」、そしてもう1件は 「三豊市緑ヶ丘総合運動公園(旧三豊市高瀬町緑ヶ丘総合運動公園)」です。
昨年の12月27日付けのこの場の書き込み 『大学誘致による地域活性計画』 を見て、市民の施設であるこの公園を、一私立大学に指定管理することに対する疑問のコメントをいただいていました。
そのコメントはこのように書かれていました。
「突然失礼します。つい最近このことを知り、調べていてこのページを見つけました。匿名でコメントすることをお許しください。私は高瀬町民で、総合体育館を毎週利用しています。指定管理するとのことですが、市の施設であり、学校行事など高瀬町民をはじめいろんな人に親しまれ利用されてきた施設を、四国学院大学という一私立大学のキャンパス化にするとは、どういうことでしょうか?指定管理者制度とは意味合いが違ってくるのではないでしょうか?利用者の公平性・公共性は保たれるのか疑問を感じます。また、市民には説明はないのでしょうか?管理契約する前に、ぜひ広く市民に明確な説明をして欲しいです。一市民の声として吸い上げていただければ幸いです。」
この施設に対する愛着が率直に表れていて、とても好感の持てる文面でした。
その通りだと思うと同時に、議会の役割としての市民の皆さんに対する説明が、できていないことを感じています。
「今からでも遅くはない。市民の皆さんに理解と納得を頂けなかったとしても、明確な説明をしなければならない。」
と思っています。
この場にいただいたご意見ですから、先ずこの場で説明すると伴に伝えきれない思いと考えを、今後、議会報告会(現状は三豊市民クラブ会派の報告会)で肉声でお伝えしたいと考えています。
さしあたって、3月定例会の議会審議に市より提出された資料をここに掲載しておきます。
利用者である市民の皆さんには、官僚的なこのような説明を求めているのではないことは、私も知っています。
早急に議会報告会(会派報告会)を企画し、意見を交わしたいと思っています。
3月定例会報告 (“総務教育常任委員会”関係予算)
前回に続いて、3月定例会の予算の報告をします。
私が委員長を務める、総務教育常任委員会に関係する各課ごとの事業と予算は、次のようになっています。
主なものをお知らせします。
【総務部】
「秘書課」
・広報紙発行事業 17,468千円 (市勢要覧作成費含む 3,000部 500万円)
・功労者表彰事業 5,730千円 (市制5周年記念功労者表彰 400名 他 )
「総務課」
・自治会振興費 30,000千円 (自治会集会所建設費補助金)
・文書館管理運営事業 18,121千円
・防災行政無線施設整備事業 421,380千円
・行政放送設備撤去工事 110,962千円 (山本、三野、豊中、仁尾、財田)
・三観広域行政組合負担金 一般248,905千円 消防866,320千円
・消防施設一般経費 5,000千円 (三野町久保谷地区屯所用地取得費)
「管財課」
・庁用自動車管理事業 19,279千円
・庁舎管理事業 127,661千円
・特別産業廃棄物(PCB)処理委託料 20,130千円
【政策部】
「政策課」
・定住促進事業 56,135千円 (住宅取得費補助他)
・中小企業振興事業 47,171千円
・企業誘致事業 131,428千円
・宝山湖公園管理運営事業 7,595千円
「財政行革課」
・三豊中学校交付税分 25,014千円
・公債費 3,153,254千円 (元金27憶13,218千円 利子4憶40,036千円)
「地域振興課」
・情報システム管理事業 135,960千円
・コミュニティバス運行事業 141,728千円
・離島振興事業 61,247千円
・マリンウエーブ運営管理事業 41,646千円
・国際交流事業 15,920千円
・粟島芸術家連業 4,200千円
・粟島海洋記念公演管理事業 14,644千円
・三豊市知名度向上プロジェクト事業 6,700千円
【教育委員会】
「教育総務課」
・幼小中空調設備整備事業 318,174千円
・三豊中学校組合負担金 82,047千円
・省エネ法に係る中長期計画書作成委託事業 1,038千円
「学校教育課」
・不登校対策事業 6,402千円
・外国語教育推進事業 24,365千円
・小学校運営、施設管理、教育振興 444,614千円
・中学校運営、施設管理、教育振興 173,199千円
・幼稚園運営、施設管理 285,635千円
・スクールバス事業 17,694千円 (詫間中学校バス更新他)
「学校給食課」
・給食センター運営事業 254,437千円 (単独調理校含む)
・給食センター給食事業 239,452千円
・新学校給食センター整備事業 38,830千円
「生涯各週課」
・公民館管理運営事業 102,350千円
・宗吉瓦窯史跡公園管理運営事業 16,828千円
・歴史と文化によるまちづくり事業 4,602千円 (織田朱越と三豊、太平洋戦争と三豊)
・図書館管理運営事業 70,634千円
・少年育成センター事業 19,640千円
総務教育常任委員会に関係する、2部1委員会の各課ごとの一般会計事業予算について報告しました。
これから1年間、事業が進められます。
3月定例会報告 (予算概要)
平成23年度予算の概要をお伝えします。
三豊市の平成23年度一般会計予算規模は、276憶40,000千円で、新総合計画第3期実施計画で示された事業額を基に組まれています。
子ども手当や三野保育所建設事業、学校空調設備整備事業に伴い、8憶30,000千円が計上され、昨年の268億円に対して、8憶40,000千円の増額となっています。
【歳入】
内訳は、市税の74憶20,660千円、地方交付税の105億円、地方譲与税及び各種交付金の13憶19,700千円、国庫支出金の22億円、県支出金の16億円、繰入金の7憶98,530千円、市債の21憶57,300千円などとなっています。
市債は、臨時財政対策債や合併特例債、一般公共事業特例債などの、交付税措置のある有利なものを充てています。
市税等の自主財源は95億円で全体の35.5%となっており、これに対し地方交付税や市債、国庫支出金等の依存財源は、178憶40,000千円で64.5%となっています。
【歳出】
義務的経費は43.9%の121億45,835千円で、その内訳は、人件費が56憶83,834千円、扶助費が33憶8,747千円、公債費が31憶53,254千円となっています。
その他の経費は44%の121憶57,963千円で、その内訳の主なものは、物件費が50憶96,731千円、補助費が32憶5,519千円、繰出金が国民健康保険や介護保険等の特別会計の増で34憶42,715千円となっています。
投資的経費は12.1%の33憶36,202千円で、主なものは、防災行政無線整備事業や学校空調設備整備事業となっています。
【経常収支比率】
平成21年度が85.1%に対して、90.5%となっています。
この数値は、新しい事業に予算投入しづらい状況を指しています。
また、義務的経費も43.9%を占めており、国の政策変化にも影響されたこともあり、これまで以上に経常経費の比率が大きくなっており、一層柔軟性を欠いた財政状況となっています。
次回は、各課別の予算について報告をします。