学童軟式野球大会

台風12号が過ぎた後、しばらくは秋がぐっと近づいたような過ごし良い日が数日ありましたが、数日前から真夏のような暑さがぶり返してきました。
でも、やっぱり正直なものです。
見上げた空はもはや秋のもので、白い雲と対照的な空の青さは、透き通るような涼しげな様子を見せています。
このような絶好の天候の元、 『第17回 豊中スポーツ少年団招待 学童軟式野球大会』 が、市内外16チーム、登録選手251名の参加で、9月10日(土)と11日(日)の2日間、豊中サン・スポーツランドなど3会場で、トーナメント方式による熱戦が行われています。
例年5月に開催されていましたが、東日本大震災の影響や、一部の小学校の運動会が春に実施されたことなどで、開催時期が変更となったとのことです。
東日本大震災発生から、すでに半年が過ぎようとするこれまでに、私たちが強烈に気づかされたことが、協力・連携・絆の大切さでした。
野球を通じて学ぶ「チームワーク」は、まさにそれそのものであると思います。
かすり傷や少々の打撲などはものともせず、チームメイトを信じてすべてのチームがてっ辺目指して、「チームワーク」で頑張ってくれるものと思います。
この大会を代々受け継ぎ、お世話してきた保護者の皆さんや関係者の方々の努力と情熱に改めて敬意を表わしたいと思います。
今後とも途切れることなく、協力・連携・絆で継続することを応援し続けたいと思っています。

三豊市のPR映像

三豊市の今年度事業として、市の知名度向上プロジェクト事業の一つに、PR映像制作放映委託事業があります。
市長が全国へ出向いたとき、ほとんど三豊市のことを知る人がいないことに衝撃を受け、なんとしても知名度の向上を計らなくてはならないと感じたのだそうです。
地場産品販売をはじめ、企業誘致や定住策の事業展開も、どれをとっても先ず、三豊市というまちがあることを知ってもらわないと一歩も前進できません。
とにかく、三豊市の露出度をいかに高めるのかが、プロジェクトの目的です。
今日、一般質問の2日目でしたが、同僚議員の質問の中にPR映像制作放映に関する話があり、8月22日(月)に開いた閉会中の、総務教育常任委員会で報告のあった協議についてお伝えしていなかったことに、はたと気づいたのでした。
遅ればせながら、 『三豊市PR映像制作放映委託事業』 の現状をお伝えします。
1.制作業務
6社が入札に参加し、市内業者である (株)エイデン が14,700千円で落札しました。
三豊市をPRするための、15分程度の映像を1種、5分程度の映像を20種
2.PR映像放映(テレビ)
香川・岡山にある5社のテレビ局が入札に参加し、 西日本放送(株) が4,725千円で落札しました。
日曜日の午前11時40分~45分で、契約期間の平成23年8月1日~平成24年3月31日に、5分もの20種を1回ずつ20回放送します。(9月11日を第1回として、10月2日から毎週放映)
3.PR映像放映(ケーブルテレビ)
2社が入札に参加し、 三豊ケーブルテレビ(株) が3,360千円で落札しました。
契約期間の平成23年8月1日~平成24年3月31日に、三豊ケーブルテレビをキー局とし、四国4県と岡山県の10局で、各局120回以上放送します。(各局5分もの20種を6回以上放映)
9月11日の日曜日、昼前の11時40分をお忘れなくご覧下さい。
完成したものから随時放映していくとのことで、私たちもまだ見ていません。

9月定例会 一般質問通告

9月定例会の一般質問は、9月6日(火)から3日間の日程で行われることは、前回お伝えしました。
私の一般質問通告は2件です。
1件目
「集落内市道整備について」
人口減少時代にあって、大地震や津波・豪雨による水害などの自然災害が現実味を帯びた今、安全で安心な生活の場とはどこなのかを見極めるときが来た。
代々、人が生活の場とする集落は、古来からの度重なる自然災害からも守られた場であるといえる。
ここを、現代に相応しい安全安心な生活の場として再構築するためには、進入路(生活道)の確保と拡幅が必要だ。
集落内市道整備の政策化について問う。
2件目
「児童館の活動について」
設置条例で定める児童館は、市内に4館ある。
いずれも児童館の名称でありながら、2つの部課の所管に分かれているが、どのような活動を行っているのかを問う。
また、市民(子どもたち)が活動に参加するときの利用料や参加料は、どのように決められているのかを問う。
今、質問原稿の推敲中です。

少し早めの9月定例会開会

例年よりも少し早めですが、9月1日(木) 9:30から平成23年第3回三豊市議会定例会(9月定例会)が、20日までの20日間の会期で開会されました。
今月下旬には、国際友好交流都市である韓国のハプチョン郡で開催される、世界遺産 海印寺(ヘインサ) の 大蔵経千年世界文化祝典 に、三豊市物産館出展と開会式への出席の予定が控えているためです。
9月定例会の予定として、
一般質問は20名から通告があり、9月6日(火)6名、7日(水)7名、8日(木)7名の、3日間行われます。
私は、2日目の午前中になります。
3つの常任委員会は、総務教育常任委員会が12日(月)、建設経済常任委員会が開会当日の1日(木)と13日(火)、民生常任委員会が14日(水)の予定で、付託議案について審議を行います。
一般会計の9月補正予算(案)は、歳入歳出いずれも補正前予算額276億85,147千円に対して、補正額12億31,813千円で、補正後予算額は289億16,960千円となっています。
いつものことですが、これから一般質問の原稿創りに悩まされます。

「宮山窯跡」 窯本体発見される

三豊市内に点在する古代窯跡の一つに 「宮山窯跡」 があります。
豊中町比地大地区・熊岡八幡神社のある、小高い山の斜面に位置しています。
「宮山窯跡」 の調査の経緯は、1981年に畑地整備工事で須恵器と灰原が確認されましたが、窯本体は発見されておらず、その後、農道工事に関連して2度の調査が行われました。
その事業を最後に、14年ぶりに昨年夏、発掘作業が行われましたが、窯本体の発見までは至っていませんでした。
そのときの状況は、2010年6月23日付けのこの場をご確認ください。
本年も酷暑の中、引き続いて発掘確認調査が行われており、その現地調査説明会が8月28日(日)行われました。
ついに窯本体が発見され、見事な成果を見ることができました。
山の傾斜を利用し、穴をくりぬいて造られた 『穴窯』 の原型であり、煙出部がほぼ垂直に立ち上がっていることが確認でき、非常に残りが良いことがわかります。
「宮山窯跡」 は、5世紀古墳時代の “初期須恵器” の窯跡で、香川県内で高松市と三豊市の2箇所しか確認されておらず、大変貴重な遺跡となります。
三豊市には、7世紀白鳳時代の 「宗吉瓦窯跡」 のほか、多くの窯跡が発見されていますが、その中においても最古であることから、この地域の窯文化と歴史を紐解く上で、重要な位置づけになるようです。
今後、さらに研究が進み、来年度も引き続いての発掘調査を行っていけるようにしなければと、考えています。
異常な暑さの中、発掘調査に携わった皆さん本当にご苦労様でした。

心の師(士)

いつの頃からのお付き合いなのか、ほとんど覚えがないのですが、古くからの知人に 市原吉博さん という人がいます。
人当たりが柔らかく、しかも時にひょうきんで、かといって軟弱ではなく、むしろやさしさの中にしなやかな強さを感じる不思議な感性を醸す人です。
私にそのような印象を与えるのは、表現が失礼かもしれませんが、絶滅危惧種ともいえる数少ない、 “菓子木型職人” ならではの存在感なのだと思います。
既に他界した私の父が、香川県の伝統工芸士であった縁で、息子の私も幾つかの県の催事にくっついて参加していた頃に知り合ったのでしょう。
今では、決して忘れることのできない 心の師(士) (私が勝手に思っている) の一人となっています。
平成23年8月25日付の日本経済新聞の四国経済ページに、 『かける四国人 菓子木型、孤高の技』 として紹介されていました。
私が回り道をしている間に、背中の見えないほど先に、思いっきり飛んでいったようで嬉しく思います。
進む道は違えども、日々の精進の掛け替えのないことを、改めて教えてくれていまます。
いずれ、時が来る日のために、今、自分のできることを精一杯やり続けることより他に道はないのだと、新聞記事を見て、久しぶりに市原さんにかけた携帯電話の向こうの確かな声に、心奮い立った今日でした。
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9月議会を前にして

季節の移ろいは正直なもので、昨夏の尋常ならぬ暑さに引けをとらないほどの酷暑の今夏も、お盆が過ぎたこの数日は、久方ぶりのまとまった雨も降り、少なからず秋の気配を感じることができるようになってきました。
9月に入るまで残すところ10日足らずとなった8月23日(火)には、三豊市議会9月定例会に上程される議案の研究会が、全議員を対象に行われました。
また、その終了後に開かれた議会運営委員会で、議会開会日程が決定されました。
9月1日(木)を議会初日として、9月20日(火)までの20日間の会期となっています。
議案は、
平成22年度決算認定に関するものが、14議案。
条例改正及び廃止が、3議案。
動産の買い入れに関するものが、2議案。
市道に関するものが、7議案。
平成23年度補正予算に関するものが、8議案。
そして、工事請負契約の締結についてが、1議案。
以上、計35議案です。
なお、平成22年度決算認定の14議案は、9月議会内での審議は行わず、今議会で決算特別委員会を設置することを決定して、閉会後に委員会を開会し、認定の審査を行う予定です。

第3回 会派 「議会報告会」 のお礼

以前この場でもお知らせしていたように、三豊市議会の会派である 「三豊市民クラブ」 の 『第3回 三豊市民クラブ議会報告会』 が先ほど終わりました。
8月20日(土) 19:00~20:30(PM7:00~9:30)の1時間半、財田町公民館大ホールにおいて、60名ほどの市民参加をいただいて、無事終えることができました。
報告は前回どおり、3つの常任委員会と3つの特別委員会及び、広域行政組合議会、病院企業団議会の8つに分けて、それぞれ5分程度の持ち時間で所属議員が担当しました。
私は、 「総務教育常任委員会」 関係を受け持ち、この日に合わせて作成した 『クラブ会報 Vol.3』 に概ねそって行いました。
財田町地域住民の皆さんを中心に、参加いただいた市民の皆さんには、夜分にもかかわらず熱心に耳を傾けていただいた上に、貴重な意見や質問をしっかりいただき、ありがたいことだと心から感謝しています。
ありがとうございました。
次回の 『第4回 三豊市民クラブ議会報告会』 は、平成24年2月4日(土)に詫間町で開催の予定です。
市民の皆さんを目の前にして、直接語り合うことの意味の大きさを再認識しています。

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人を導く者

東日本大震災と原発事故に対して、日本政府が政府足り得ない対応に終始していることに、様々な批判が言われています。
管理監督すべきところが事実を隠蔽し、欺瞞を増幅し、国民に不信感を募らせる現実は、残念ながら実に日本的であると感じます。
最も大きな問題は、日本の指導者であるはずの政治家と、その代表である総理大臣の軽薄な発想と発言です。
菅さんが総理大臣の職を辞するようです。
一言一言にどれほど大きな責任が課せられていることの認識すら薄く、思いつきともでまかせともとれる、軽々しい言葉の数々にウンザリしていました。
現場の最前線に立つこともないままの彼の撤退に、なぜか安堵を感じています。
かき回すだけかき回して、ほとんど前進を見ることのできなかった5ヶ月が過ぎ、ようやく本格的な日本再生の歯車が一つ動き始めることを期待せずにはおれません。
人を導く者に欠かせない資質は、 『謙虚』 と 『教養』 から発する 『重厚な言葉』 を持てることなのだと、掛け替えのない貴重な5ヶ月という時で、知ることができたのです。 

議会と執行部によるごみ処理施設視察研修・2

2日目の訪問は、愛知県豊明市の 『豊明市沓掛堆肥センター』 です。
豊明市は、名古屋市の南東に隣接し、現在、人口69,000人、28,000世帯ほど、面積は三豊市の1/10位の23.18平方キロで、名古屋大都市圏の近郊住宅都市として発展してきました。
豊明市の生ごみの堆肥化への取り組みは、ごみ減量を目的とした市民有志活動による、EMボカシを使った堆肥づくりから始まりました。
この活動を発展させ、平成11年度より、市の施策として可燃ごみの減量を目的とした 「生ごみ堆肥化事業」 に着手し、 「有機循環都市とよあけ」 を目指しています。
『豊明市沓掛堆肥化センター』 は、有機循環システムの核となる堆肥化施設として、平成17年に、総事業費約1億3,000万円で建設されました。
処理能力 : 3.0t/日
堆肥化方法 : 微好気堆積発酵処理
工程 : 生ごみに副資材の 「モミガラ」 「牛糞堆肥」 「戻し堆肥」 を混合した物を、床面から送風して発酵促進させ、3.5ヶ月間一次発酵を行う。その後、2ヶ月間二次発酵し、1ヶ月熟成させ、完熟堆肥とする。
現在、8,000世帯の生ごみ300t/年から、95t/年の堆肥生産をおこなっています。
生産された完熟堆肥は、 【とよあけEco堆肥】 のブランドで、市民農園や農地の土壌改良剤として販売されており、 【生ごみ→堆肥→土づくり→農産物→料理→生ごみ→・・・】 の有機循環推進事業の様々な取り組みの中でも、評価も良好で積極的に活用されています。
1袋 : 20リットル入り約6kgで200円/袋
軽トラック : 1車(バラ)約1㎥で2,000円/車
年間売り上げは185万円ほど。
当施設の生産業務は、現在は障害者授産施設の社会福祉法人に委託されています。
委託費 : 年間総額1,400万円で、内訳は施設管理費900万円、収集運搬500万円 
障害者の働く場としての役割も担っている。
対象地域8,000世帯の生ごみ収集方法は2種類あり、戸建住宅は “生分解性プラスチック専用袋出し”(生ごみ堆肥化の工程で水と二酸化炭素に分解される) で、また、団地は “バケツ出し” で、いづれも市民の力で精度の高い分別収集が実践されています。
尚、対象地域以外の20,000世帯の可燃ごみ収集方法は、生ごみを含む可燃ごみとして、近隣自治体と共同運営する焼却施設で、焼却処理をおこなっています。
古来からある普通に行われていた、ローテクともいえる微生物の力による発酵を利用した、ごみ処理施設の原型がここにありました。
脱臭設備はあるものの、この世に生まれてきたものが、土に返る時の懐かし匂いがしています。
『豊明市沓掛堆肥センター』 は、市民生活と伴にある施設なのです。
前日に訪問した、ハイテクの粋を結集したともいえる施設とは、明らかに対極にあります。
今回の研修を通して、誰もが納得をし受け入れるごみ処理方式とは一体何なのかを考えさせられた、決断を前にして、原点に思いを巡らせることのできた貴重な2日間でした。