臨時会上程議案の説明

平成25年第2回三豊市議会臨時会が、5月24日(金)に開催されることとなっています。
上程される議案は、税法改正に伴う 「三豊市税条例の一部改正」 と 「三豊市国民健康保険税条例の一部改正」 の専決処分が2議案と、 「一般会計補正予算」 及び 「副市長の選任について」 の4議案が予定されています。

一般会計の補正予算額は68,601千円で、補正前予算額(年度当初額)287億円に対し、補正後予算額は287億68,601千円となります。
歳入の内訳は、
*豊中地区でこれまで行われていた、市直営によるごみ収集業務が、6月1日より民間による業務委託事業となるため、民間事業者にパッカー車2台を売却する売払代金の3,650千円。
*2007年5月に懲戒免職となっていた部長職員が、県人事委員会の採決で 「停職3か月の処分が相当」 となったことにより、これまでの5年8か月分の給与を支払うこととなったことと、ごみ収集方法変更などにより、財政調整基金から64,951千円を繰入する。
歳出の内訳は、
*人件費 55,768千円は、懲戒職員復職により、5年8か月分の給与56,117千円(給料:29,741千円、扶養手当:140千円、管理職手当:4,503千円、期末勤勉手当:11,037千円、地方公務員共済組合等負担金:5,389千円、退職金:5,307千円) 他。
*物件費 12,962千円は、ごみ収集方法変更による塵芥処理事業費等。

復職した職員さんが、6年近い間おかれた生活環境は、察するに余りあります。
ご本人はもとより、ご家族の気持ちはいかようであったのでしょうか。
自分の意思や認識とかけ離れたところで、現実はつくられていくものなのだと、私自身の苦い経験とダブり、戦慄が走ります。

議会報告会を開催します

三豊市議会3月定例会で議会提案し可決された 「三豊市議会議会基本条例」 に則り、 【議会報告会】 を開催することとなりました。
近藤健司議員を委員長とする議会改革特別委員会で、これまで協議し検討を重ねた内容で、報告者として全議員26名を原則出身町ごとに振り分けし、市内3会場で同時に実施します。
日時 平成25年5月25日(土) 19:00~20:30
場所 高瀬町農村環境改善センター(高瀬町、三野町の出身議員が担当)
市民交流センター (豊中町、山本町、財田町の出身議員が担当)
マリンウエーブ会議室 (詫間町、仁尾町の出身議員が担当)
昨年秋に開催した 「市民と語る会」 でいただいたご意見などを考慮して準備していますので、ぜひ多数ご参加下さい。
会派による議会報告会は、三豊市民クラブとして平成22年~24年の3年間で、6町で計6回開催してきましたが、条例に則った公式の議会報告会は今回が最初です。
三豊市議会も8年目に入って、ようやく開かれた議会へ、制度として一歩前進しようとしています。

「里山愛好者の集い」 が今年も始まりました

昨年から行われている三豊市公民館主催による 「里山愛好者の集い」 が、今年も始まりました。
年間計画では、市内7町の地元で親しまれている里山を、一年通して7か所訪れることとなっています。
1回目の財田町 「箸蔵街道→二軒茶屋→財田駅」 6時間コースが5月15日(水)に実施され、50人近い愛好者の皆さんと一緒に、五月晴れの下絶好のひと時を過ごすことができました。
国道32号線猪鼻トンネルを出発し、大久保ジンノジョウが建設したという旧国道猪鼻峠・掘り切りを経由、二軒茶屋(昼食)、石仏、箸蔵街道展望休憩所に立ち寄り、財田駅までの11㎞余の行程でした。二軒茶屋でとった愛妻?弁当の塩結び3ケは、ミシュランガイド3つ星に匹敵する感動の昼食となりました。
今年の年間計画は、今回を最初に
2回目 10月頃 詫間町 「粟島 城山(じょうのやま)」
3回目 11月頃 高瀬町 「志保山→稲積」
4回目 12月頃 三野町 「弥谷山→黒戸山」
5回目 1月頃  山本町 「立石山」
6回目 2月頃  仁尾町 「妙見さ山→博智山」
最後の7回目は、豊中町 「七宝山」
となっています。
皆さんも、地域にいつもそこにある自然や風景に今一度目を向けていただき、日々の活力の源にしていただきたいと思います。
そこに住む人たちが、自らの住む地域の魅力や良さに気付くことが、まちづくりの出発点だからです。

発芽から10日目の 『ピュアホワイト』 

4月25日(木)に種まきしたトウモロコシ 『ピュアホワイト』 は、少雨にもかかわらず10日後の5月5日(日)に、しっかりと芽を出したことは既にお知らせしました。
その後も、変わらずの少雨で、発育が心配されていましたが、根切り虫駆除剤の散布や水かけなど、三野さんがお世話してくれたおかげで、10日後の5月15日(水)は、こんなにたくましく生育しています。
桑山放課後児童クラブでは、 【青空クラブ の トウモロコシ畑】 とわかる立て看板を、木育フォーラムで床材として使った残り物の天然杉板でつくろうとしています。
子どもたちの願いのこもった出来栄えに・・・きっとなるでしょう。
それは七宝山を背景に、淡然とたたずむにちがいありません。
できるだけ早く、立て看板のある風景をお届けしたいと思っています。
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三豊市自治会長会

今年も市内全域から自治会長が集う三豊市自治会長会が、5月11日(土)にマリンウエーブで開催されました。
これまでは、横山市長からの施政方針と財政見通しなどの説明がおもでしたが、今年は防災システム研究所所長の山村武彦先生を講師に迎えての防災講演会が行われました。
「南海トラフ巨大地震に備えて」 と題して、 【近助(きんじょ)】 の必要性を話してくださいました。
私は妻に 「あなたは防災ではなく忘妻ですね」 と言われているほど、全国を講演活動で飛び回っている。
昔から女は弱いと言われて守られる側であったとされているが、母親になると子どもを守るために強くなる。
防災に取り組む出発点は 『守るものは何か』 を明確にすることだ。
そして、災害列島日本に住む覚悟を決め、 “被災者にならず” “加害者にならず” “傍観者にならず” 、個人・地域・企業・行政のそれぞれの役割(責任)分担をするのだ。
三豊市にも、それぞれの役割(責任)を明らかにする『備蓄推進条例』の制定を』提案したい。
自助・共助・公助が言われているが、自助と共助の間に 【近助(きんじょ)】 が必要だ。向こう三軒両隣のご近所で、 “近助の精神” でつくる防災隣組を推進してほしい。
自主防災は自守防災だ。
緊急地震速報が出た時の行動マニュアルを作成し、速報が出るたびに直ちに防災訓練をするべきだ。
悲観的に準備をし、楽観的に行動し、皆さんが助けられる人から助ける人になれることを期待している。
3・11のちょっといい話もしていただき、人と人とのつながりによって誰もができる身近な防災の取り組みに、一歩前進する勇気をいただきました。
さっそく、山村先生著作の 『近助(きんじょ)の精神━近くの人が近くの人を助ける防災隣組』 を購入し、本気で取り組みたいと思っています。 

マニフェスト・サイクル

5月1日の倉敷市議会会派 『青空市民クラブ』 での研修で、マニフェスト・サイクルの重要性を再認識させられました。
さっそく、私の三豊市議会議員としての市民の皆さんに対する 「約束」 が、何であり、それをどのようにしたのかを、振り返ってみることとしました。
平成18年の第1回三豊市議会議員選挙における私のマニフェストは、【2005→10 たくままさし「3つの想い」】 でした。

私の政治に対する姿勢と、まちの未来像が盛り込まれています。
実現したものもありますが、中高一貫教育の充実などは、教育に定型はないことを思い知らされた例です。
平成22年の第2回三豊市議会議員選挙は、全市一選挙区による初めての選挙でした。
【たくままさし、まちづくりQ&A】 で、2期目の具体的目標を定め、市民の皆さんにお示ししました。
マニフェスト・サイクルに習い、振り返ってみることとします。
Ⅰ. まち(地域)の足元を固めるって何だろう?
●地域福祉・活力としての雇用の確保→NPOの設立支援と育成を実現した。
●“中小企業振興基本条例”で地元企業を育て、地域経済基盤強化→三豊市産業振興基本条例を制定した。
●ごみ焼却施設の広域間共同利用の推進→市費を投入しない民設民営の施設建設を推進するとともに、緊急時対応のための広域間相互補完協定締結を推進中である。
●空家・廃屋対策で地域環境の整備→空き家バンク事業などで実績を上げつつある。
●“おいしい三豊平野の水プロジェクト”による豊中浄水場の水質向上→取水源河川である長淵川の整備工事が進んでいる。
●“菜の花プロジェクト”による耕作放棄地の保全→継続して取り組んでいるが、成果は上がっていない。
●里山再生による防災・環境保全→里山愛好者による里山散策道整備で、活動が活発化している。
Ⅱ. 教育理念=“生きる意味”を伝えるって?!
●幼少中一貫教育モデル校の推進で生き方の教育→小学校統廃合による新設校の教育理念と方針で、明確にするよう働きかけている。
●放課後児童クラブ・子供会・少年少女発明クラブ支援による、コミュニケーション力・創造力の育成→放課後児童クラブを全市に設置するとともに、子供会活動の充実支援を実践している。
●幼児・児童期のしつけ・言葉の教育の徹底→学校図書館司書の配置を実現したが、全市の放課後児童クラブでの指導力向上ができていない。
●地域ぐるみで子育て→子どもパトロール組織が充実した。
Ⅲ. 福祉・医療はどうなるのだろう。
●整備が急がれる要介護・要看護の受け皿づくり→市立病院の統合と地域包括ケア拠点建設を推進中。
●障害者・弱者の保護から社会進出への制度整備→NPO法人との連携で、遊休公共施設への施設誘致の交渉を継続中だ。
●地域出身者の医師確保や育成のための奨学金制度の創設→一般質問等で提案しているが実現していない。
Ⅳ. 地域主権のための議会って?!
●情報公開によりまちづくり情報=“議会基本条例”制定→議会基本条例を制定した。
●市民参加を促し、市政に興味や関心を強める「財政白書づくり」→できていない。
●議員報酬の規定改革で効率化→議員報酬を3%削減するとともに、政務調査費の使途明確化を実践している。また、議員定数を26から4減の22とし削減を決定した。
自分で振り返ってみましたが、自己評価はとても難しいことです。
『青空市民クラブ』 のように第3者に客観的に評価していただくことが、自分自身を鍛えることにもなるのだと思っています。
次なるステップのために、新たな “約束” を作成します。

『ピュアホワイト』 の芽が出ました

前々回(4/30)のこの場でお伝えした 『ピュアホワイト』 のお話の続きです。
4月25日(木)に、桑山放課後児童クラブの子どもたちと種まきしたトウモロコシ 『ピュアホワイト』 は、10日目の5月5日(日)、この日を見計らったようにしっかりと芽を出しました。
昨年同様、不動の滝カントリーパークに4月17日(水)から5月5日(日)の子どもに日までの19日間、こいのぼりを泳がせていました。
雨と風の強い日はお休みするという申し合わせで、毎早朝、絡んだり引っかかったりしたこいのぼりを、付け直す作業をしていました。
その帰り道に 『ピュアホワイト』 の栽培地があるため、種まきしてからというもの雨と風の日の2日間以外、ほとんど毎日 「芽はまだか?」 と子どものように覗き込んでいました。
この間、雨が少なく、近年まれにみる絶好の行楽日和であったため、水分が不足気味であったこともあり、待ちに待った発芽です。
子どもの日を祝ってくれているようにも思え、感激しています。
これから夏にかけて、 『ピュアホワイト』 の生育状況を随時お知らせしていければと思っています。
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倉敷市議会会派 「青空市民クラブ」 研修

大型連休谷間の5月1日(水)、三豊市議会会派 「三豊市民クラブ」 と 「みとよ新政会」 合同の、倉敷市議会会派 「青空市民クラブ」 の研修を行いました。
議会や議員の政治活動指針として、市民の皆さんとの約束をまとめたものがマニフェストです。(ほかにも耳触りのいい呼び方がいくつかあるようです)
元衆議院議員で三重県知事を務め、現在、早稲田大学マニフェスト研究所所長の北川正泰氏が中心となって実施している、マニフェスト大賞(マニフェスト アワーズ)があります。
第6回と第7回マニフェスト大賞 最優秀賞の最高評価を得たのが 「青空市民クラブ」 です。
平成20年10月に出したのが 〔あおぞら 5つのお約束〕 で、当時のメンバー議員がまとめたマニフェストが、第6回の大賞受賞となりました。
翌年改選があり、〔あおぞら 5つのお約束〕 を引き継いだ新たなメンバー議員で、中間年にあたる平成22年2月に出されたのが 〔青空マニフェスト 検証〕 で、第7回の大賞受賞となりました。

会派で掲げたマニフェストに対し、自己と外部評価によって取り組み状況や達成度を市民に報告しています。
言いっぱなしではなく、チェック機能を自らに課してマニフェスト・サイクルを実行しています。
私自身のこれまでの議員活動に決定的に欠けていたのは、掲げた施策項目に対する成果の検証が、可視化されていないことに気が付きました。
自ら掲げた目標にどれだけ近づいたのか。
市民の皆さんに対する、私自身の活動の成果の 『見える化』 に取り掛かろうと考えています。
今回の研修で “初心” を思い出させていただきました。

『ピュアホワイト』 の種まき

NPO法人青空クラブでは、一昨年の “そば” 栽培体験に続く第2弾企画として、本年は、夏休みに収穫できるトウモロコシ栽培に挑戦しようと計画しています。
水曜日ならば、桑山放課後児童クラブの子どもたちが集団下校するとのことで、皆そろっての種まきができると予定していたのですが、あいにくの雨となり、翌日の4月25日(木)の夕方の実施となりました。
雨での順延となりましたが、畑の土に適度のお湿りができ、結果オーライでした。
自然とうまくお付き合いするとは、こんなことをいうのだと改めて感じています。
ネーブル刈りでお世話になった筒井さんのご厚意でお借りした0.2aほどの畑に、青空クラブ副理事長の三野さんの指導で、20名余の子どもたちは、今人気沸騰中の 『ピュアホワイト』 の種を、一粒一粒丁寧に・・・? 蒔いてくれました。
『ピュアホワイト』 は、生でも食べられるほど皮が薄く、とにかくトウモロコシとは思えないほど最高に甘くおいしいとのことで、収穫がとても楽しみです。
子どもたちには、夏の収穫時期までの間、時々栽培地に足を運んでもらって、しっかりと草取りをお願いします。
どれだけ汗をかいたかによって収穫の感動は格段に大きなものとなるはずです。
青空クラブの子どもたちが栽培している、トウモロコシ畑だと分かる看板を皆で作って、建てたいとも話しています。
とれたての 『ピュアホワイト』 を口いっぱいにほおばり、はしゃぐ子どもたちの姿が目に浮かぶようです。
しっかりと草取りのお仕事をして、お利口にしていないとお預けですからね!

閉会中の建設経済常任委員会(4/26)

閉会中の建設経済常任委員会が、4月26日(金)に開催されました。
本年度に予算化されている、主要工事の現地視察を行いました。
〔港湾水産課〕
詫間町仁老浜 高潮対策の護岸改良工事
〔水道局〕
豊中町岡本 帰来配水池築造工事

〔建設課〕
市道摺木友信線新設工事

市道田井徳満線拡幅工事

豊中町上高野 長淵川改修工事

その他、帰来配水池(約3億円)以外の水道局関係で、6億円弱の改良工事が予定されています。