大道芸フェスタ

祭りの秋がやってきました。瀬戸内国際芸術祭 秋会期の開会とともに、各地の氏神さんでも、獅子や太鼓台を奉納してお祭りの季節が始まりました。

高松では、サンポート高松と丸亀町商店街をステージに、10月5日(土)と6日(日)の2日間、 たかまつ大道芸フェスタ2013 が開催されました。5日は「街角の大道芸」で丸亀町商店街を、6日は「港の大道芸」でサンポート高松を、それぞれメインエリアとしています。

足長ウォーキングアクト、ジャグリング、パントマイム、マジック、コメディ、中国雑技、SAXアンサンブルなどなど、国内外の17組のパフォーマーが、タイムテーブルにそって熱演していました。

こんなに楽しい催しが、高松市で行われていたなんて、またまた恥ずかしながら知りませんでした。9月27日のこの場でお伝えした『食育フォーラム』同様、筒井さんからの情報提供でした。『食育フォーラム』は筒井さん本人が講師でしたが、『大道芸フェスタ』は筒井さんの実弟である筒井陽一さんが、SAXアンサンブル HIBI★Chazz-K のテナーサックス奏者で出演していたのです。

感激しました。思わず2枚組CD【情熱 茶(じょうねつ ちゃ)】(3,000円)を買ってしまいました。すぐにその気になりやすいノリの軽い私は、帰路に着くや否や早くも田園都市フェスタを想っていたのでした。

和服の似合う、美しい人

和服に似合う、美しい人のお話を聞く機会に恵まれました。その方の外見だけでない内なる魅力を、日本の伝統衣装の『きもの』が、引き出しているように思えました。

カウンセラー・創作手紙アドバイザーの石田百合薫(ゆりか)さんのことです。

「想いを伝える」のテーマで30分ほどのスピーチでしたが、人に対する気持ちや心の内を伝えるために、表現の仕方によってその効果に大きなちがいがあることを知りました。何げない心づかいの大切なことくらいは、私だって知っているつもりでした。ところが、知っているつもりとできるでは、「想いを伝える」ためには決定的にちがあります。

日ごろの想いを家族や大切な人に手紙を書くための、想いの伝え方の7ポイント

1.よい部分を宛名に入れる(いつも○○な○○さんへ など)

2.観察(好きな色やデザインの紙を使う など)

3.オウム返し(好きな言葉)

4.共通点を探す

5.褒める

6.マイナスとプラスの要素を対比させる(自分のマイナスに対し、その人のプラス面)

7.感謝は理由づけして述べる

教わったことをさっそく活かして、大切な人へ手紙を書いてみます。

「私の気付かないところを、いつも気付いてくれる○○さんへ。

いつも素直になれなくてごめんなさい。

いつもありがとう。

いつまでも健康で美しくいてください。

私はあなたがいないと、まともに生きていくことができないのです。」

 

石川さん、二人でこっそり飲みに行かずに、たまには私も誘ってくださいよ!

 

9月定例会が閉会しました

三豊市議会9月定例会は、9月26日(木)に、開会初日提案された18議案に加え、追加上程された2議案及び人権擁護委員4名の人事案の計24議案全てを、原案可決し閉会しました。

20日(金)に追加上程された2件の「指定管理者の指定について」は、23日付のこの場でお伝えした通りで、総務教育常任委員会で審査が行われ、委員長から報告がありました。反対討論が出され、賛否を問う起立採決が行われ、賛成14、反対11で可決となりました。私は反対しました。議案書そのものには異論はありませんでした。しかし、ここに至るまでの手順に法的な問題はないとの説明があってもなお、NPO法人申請手続きに将来社会問題化する危険をはらんでいるのではないかという危険を感じ、どうしても納得ができなかったからです。

常任委員会の審査の方法と位置づけ、並びに、議会運営の手続きにも疑問を感じています。三豊市議会が、市民の皆さんの付託に応えるに足る組織運営ができるよう、議案審査の精度を高めるべく、議論し改善していかなくてはならないと痛感しています。

食育フォーラム

「食育フォーラム」が9月25日(水)の午後、三豊市市民交流センターで開催されることなど、まったく知りませんでしたし、主催者である【西讃地区食育推進ネットワーク会議】という組織の存在すら、恥ずかしながら知りませんでした。ですから、会長が香川県西讃保健福祉事務所長が務めていることも初めて知りました。「食育フォーラム」は、県民の40歳以上の5人に1人が糖尿病であることから、生活習慣病予防や健康維持のため、野菜摂取量ワースト1の汚名返上に向け、野菜の役割や大切さを知ってもらうよう計画されました。

たまたま数日前、この日の3名の講師の一人である(株)七宝の筒井副社長から、「野菜の話」の講演会があるとのメールをいただき、たまたま時間が取れ、参加することができました。300人ほど収容できる会場は、食事が健康に直結することを知る、興味津々のご婦人方で満席でした。

先ず、野菜ソムリエ 川村章子さんから『野菜で元気に~野菜を賢く摂りいれよう~』の講演があり、続いて、筒井副社長から『たかが種、されど種。タマネギの品種改良物語』のお話がありました。最後に、西讃保健福祉事務所 管理栄養士 松本淳子さんの『野菜の役割』となっていましたが、私の都合で会場を後にしたためお話を聞くことができませんでした。いただいた資料を見ていると、ぜひ何かの機会にお話を聞きたいと思っています。

3大栄養素のバランスは、たんぱく質20%未満、糖質20~30%、炭水化物50~70%であるとか、野菜ソムリエのことや野菜の役割、旬の野菜の特徴、タマネギにまつわる秘話など、食材に無頓着な私ですら、食べることの大切さを再認識する情報満載でした。野菜摂取量日本1の長野県は、379グラムだそうです。数字だけではどれほどの量なのか実感がわきません。さっそく秤を引っ張り出して量ってみようと思います。

川村章子さんに、健康的で豊かな食生活のための、食材のやさしい憶え方を教えていただきました。

【まごわやさしい】 です。

ま・・・豆類

ご・・・ごま

わ・・・わかめ、海藻類

や・・・野菜

さ・・・魚、小魚

し・・・しいたけ、きのこ類

い・・・いも類

憶えておくことにします。

 

青少年育成支援ネットワーク研修講座 第2講座

8月30日の第1講座に続いて、9月23日(月)の秋分の日にサンメッセ香川で開催された、青少年育成支援ネットワーク研修講座 第2講座 「子ども、若者、学校、地域のつながり(1)━不登校・いじめ・親子関係━」 に参加しました。

青少年の育成支援に関する、いろいろな立場の専門家の皆さんから講話がありました。

1.スクールカウンセラー 横井裕子さんから、「スクールカウンセラーの活動をふり返り、問題点と課題を考える」

2.スクールソーシャルワーカー 藤澤茜さんから、「スクールソーシャルワーカーの実践報告」

3.高松市適応指導教室室長 山田正信さんから、「高松市適応指導教室について」

4.香川大学大学院教育学研究科教授 竹森元彦さんから、「放課後子どもクラブについて」(資料提供:香川県学童保育連絡協議会 事務局長 へいわ子どもクリニック 臨床心理士 谷本智子)

知らなかったことの多いことに、「参加してよかった」と感じました。

子ども、若者たちの健全な成長のために、誰もがそれぞれの立場や役職の中で懸命に取り組んでいます。ところが、相互の連携は希薄だといわれ、そもそも、スクールカウンセラーとは?スクールソーシャルワーカーとは?・・・を、理解しあっていない現実があります。こんなことでは、支援ネットワークなどできるはずがありません。

今回の研修講座で、地域の子どもたちを多面的に、しかも、継続的に見守る支援ネットワークの必要性を確認することができました。竹森先生のまとめの言葉の中に、「不登校の子どもたちが、普通に学校に通う子どもたちよりもたくましく育っている事例もあり、『不登校』の概念を覆すことも考えられるのではないか」とのお話に、画一化された義務教育のあり方に対して、選択のできる義務教育のあり方に、思考を巡らせるきっかけとなりました。

9月定例会追加議案

三豊市議会9月定例会は、常任委員会付託された議案の審査が、17日・18日・19日の3日間行われました。翌日の20日(金)に、「指定管理者の指定について」の2議案が追加提案されました。

1件目は、『たくまシーマックス』(スポーツクラブ)の指定管理です。指定管理者は【特定非営利活動法人三豊市総合型地域文化・スポーツクラブ】で、代表者は 淺井亮一氏、委託期間は平成25年12月1日から平成31年3月31日までの5年4か月です。

2件目は、『三豊市文化会館(通称マリンウエーブ)』の指定管理です。こちらも1件目と同じ指定管理者並びに代表者と委託期間です。

今回指定管理者として提案された『NPO法人三豊市総合型地域文化・スポーツクラブ』は、スポーツクラブ運営のルネッサンス、カルチャークラブ運営のアナブキエンタープライズ、清掃業務のアナブキクリーンサービス、施設維持業務の合田工務店の4社で構成されています。『たくまシーマックス』はルネッサンスが、『マリンウエーブ』はアナブキエンタープライズがそれぞれ担当し運営します。

議会最終日に、他の議案とともに採決の予定です。

『たくままさし通信 第12号』 

早いもので、2期目の三豊市議会議員の任期も、残すところ4か月ほどとなりました。

5月9日付のこの場でお伝えしたように、「マニフェスト・サイクル」によってこれまでの活動の一部を振り返ってみましたが、議員・議会活動に取り組めば取り組むほどに、新たな気付きとともに、やらなければならないことが次から次へと浮かび上がってきています。新たなステージに向け、態勢を整えようと考えています。

『たくままさし通信 第12号』が完成しました。私の考えや思いの一部でも知っていただきたいと、この半年間余り ブログ『詫間政司の日記帳』 に書きためてきたものを活字(印刷物)にしました。A4・8ページです。これから市民の皆さんに、歩いて歩いて歩いて歩いて・・・お届けします。

20130918-1

 

9月定例会 予算関係以外の議案

前回に続いて、三豊市議会9月定例会に上程されている議案についてです。今回は、平成24年度決算認定及び、本年の度補正予算以外の、9議案につてお伝えします。

「三豊市特別職の職員で常勤のもの及び教育長の給与の臨時特例に関する条例の制定について」

市長、副市長及び教育長の給与を、平成25年10月1日~平成26年6月30日までの9か月間、市長は10%、副市長は9%、教育長は8%減額する。

「三豊市職員の給与の臨時特例に関する条例の制定について」

特別職と同様に、職務の級ごとに削減率を定め減額する。

「三豊市税外収入金の督促手数料及び延滞金に関する条例の一部改正について」

介護保険や後期高齢者医療、市設置浄化槽管理費の督促手数料及び延滞金の徴収を促すため年率を下げる、

「三豊市土地開発基金条例の一部を改正する条例」

基金の額を12億53,350,269円から、11億16,235,703円に改める。

「三豊市予防接種等健康被害調査委員会設置条例の一部改正について」

三豊・観音寺市医師会が『一般社団法人』に名称変更のため。

「三豊市立学校条例の一部改正について」

学校統廃合に合わせ、箱浦幼・小、粟島小・中の設置を廃止する等、関係条例の改正を行う。

「三豊市所有船舶条例の廃止について」

今後、船舶の購入の予定がないため。

「公平委員会の事務の委託の廃止について」

合併以来県に事務委託していたが、市で設置するため。なお、市公平委員会の設置条例は、本年度末に制定の予定。

「財産の取得について」

南部学校給食センター建設用地である13,914.67㎡(約1.4ha)を、49,485,641円で取得のため。

付託された常任委員会で審査の後、9月26日(木)の最終日に委員長より審査結果報告され、採決の運びとなります。

9月定例会 補正予算

三豊市議会9月定例会は、10日(火)~12日(木)の3日間行われた一般質問が終わり、週がかわった17日(火)~19日(木)に、3つのそれぞれの常任委員会で、議会より付託された議案に対する審査が始まります。

一般会計補正予算は6億55,346千円の増額で、これによって、予算総額は補正前予算額289億36,637千円から295億91,983千円となります。

【歳入】

・地方交付税 6億1,689千円 (普通交付税確定のため)

・分担金及び負担金 11,390千円 (単県土地改良事業分担金8,808千円、農地・農業用施設災害復旧1,912千円他)

・県支出金 71,031千円 (単県土地改良事業県費補助金50,400千円、農業振興費県補助金9,527千円、農業水利施設保全合理化事業補助金4,875千円、災害復旧事業県補助金2,137千円、介護保険費県補助金3,789千円他)

・寄付金 10,100千円

・繰入金 ▲7億89,234千円 (財政調整基金繰入金▲7億87,008千円、土地開発基金▲2,226千円)

・繰越金 7億48,661千円 (決算確定のため)

・諸収入 1,450千円 (文化財冊子売却、マイバッグ販売他)

【歳出】

・総務課 2,596千円 (三観広域電算システム改修負担金1,167千円、自主防災補助金他)

・人事課 ▲31,919千円

・管財課 5,039千円 (普通財産改修工事等3,362千円、本庁舎周辺整備事業・建築確認申請手数料723千円他)

・施設管理課 111千円 (コミュニティセンター指定管理審査委員報酬等)

・企画財政課 3億75,000千円 (財政調整基金積立)

・産業政策課 2,953千円 (ハプチョン国際交流補助金1,066千円、瀬戸内芸術祭観光振興2,088千円他)

・田園都市推進課 80,483千円 (定住促進補助金80,000千円他)

・環境衛生課 3,407千円 (財田町最終処分場廃止申請用測量1,757千円、マイバッグ作成1,650千円他)

・バイオマスタウン推進課 291千円 (特別旅費)

・介護保険課 ▲3,536千円 (地域介護・福祉空間整備3,789千円他)

・子育て支援課 2,298千円 (高瀬中央保育所増築工事設計等)

・農業振興課 10,062千円 (単独県費補助事業8,992千円、有害鳥獣対策1,070千円)

・土地改良課 1億1,278千円 (単県土地改良事業8,4,408千円、農地・農業用施設災害復旧事業4,350千)

・建設課 97,900千円 (15路線市道維持管理事業67,600千円、市管理河川維持事業25,900千円他)

・学校教育課 3,067千円 (小中学校管理事業等)

・学校給食課 2,278千円 (学校給食センター管理事業等)

・生涯学習課 2,411千円 (緑が丘総合運動公園管理事業1,512千円、「太平洋戦争と三豊」増刷599千円他)

今回補正予算のある8つの特別会計のうち7つは、交付金や繰越金確定、人事異動に伴う人件費に関するもの等で、港湾整備事業特別会計は、繰越金の確定と修繕費の増額によるものです。

次回は、補正予算以外の議案についてお伝えします。

 

おめめどう 奥平さんのお話

夏休みが終わった最初の日曜日である9月8日に開催された、四国こどもとおとなの医療センターによる「香川子どものこころ診療ネットワーク事業の研修に、NPO法人青空クラブ指導員2名とともに参加しました。

「広汎性発達障害児への視覚支援の実際」の演題で、(株)おめめどう 奥平綾子さんから、わが子の成長の過程で悩み、気付き、経験し、実際に取り組んできたお話を聞くことができました。奥平さんには、今、21歳になる自閉症の子どもがいます。3歳6か月でそれと診断され、子育てに追われてきました。その中で、視覚支援が効果的であることに行き着いたのです。

障害児に対する『障害』の説明は、決して「かわいそう」とか言わず、「あなたは あなたでいい」と言い続けることです。そうすることで、『障害』は「遅れ」ではなく「ちがい」と受け止めるようになるのです。実生活での対応は、大きく3つあります。

1つ目は、スケジュール『みとおし』を持って暮らすことです。 ●診断されるとすぐ、視覚支援を開始(わかる情報を集める) ●4歳以降、それ(わかる情報)を、並べて、みとおしがある生活をしていく ●スケジュールは、見通しを持つだけでなく、若干の緊張感を持つためのもの

2つ目は、『選択活動』によって、人生の主人公になることです。 ●選んだものに対して、自分のものという意識が生まれ、自他の区別に発展 ●選んだことで、やりがいに繋がる ●自分が選んだことは、結果を知り責任を受け入れる  などの三つの力が育っていく。「選択」は自己決定の大本。よって、【自己選択】 【自己決定】 【自己責任】・・・の連鎖を断ち切らないことだ。

3つ目は、1つ目と2つ目を引き出すために、『見えるコミュニケーション』で、お互いに伝え合い、分かりあおうすることです。そこには、言葉を絵にした道具(おめめどうグッズ)が支援に役立ちます。

奥平さんのお話は、これまでわが子と関わってきた試行錯誤の生活の中からつかみ取った、人と人との関わりの基本的な姿勢を言っています。その実践の中で、目で見てわかる生活の場面の色んなグッズを活用した、ありのままを語っています。一人ひとりちがった子どもたちに対する、見える指導とは何かを考えさせられました。これからのNPO法人青空クラブの学童保育における指導に、新たな視点を気付かせていただいた研修でした。