桑山小学校卒業式

彼岸の入りの3月18日(火)に、三豊市内の市立小学校で一斉に卒業式が行われました。今年私が出席したのは、母校である地元の桑山小学校でした。豊中中学校に続いて、市議会議員として来賓のあいさつをさせていただきました。この場にいるすべての皆さんの貴重な時間を、有意義なものとしていただきたいという思いは、いつも変わりません。それにしては、またまた一夜漬けとなってしまいました。

祝辞

 

26名の卒業生の皆さんご卒業おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。

皆さんは、6年前の春、桜の花が咲く桑山小学校の校門をくぐり入学しました。あれから6年間、雨の日も風の日も、暑い日も寒い日も、くじけず頑張ってきました。そして、こんなに立派に成長しました。4月からは中学生になりますが、桑山小学校で学んだことを基にして、勉強にクラブ活動に励み、後輩たちの模範となる、立派な中学生になることを期待しています。頑張ってください。

保護者の皆さん、お子様のご卒業おめでとうございます。万感胸に迫るものがあると思います。心からお慶び申し上げます。私には二人の子どもがいますが、子育てをする中で感じ今思うことを、この機会に保護者の皆さんにお伝えしたいと思います。

一つは、「引き算は個性をつくる」ということです。皆がやっているからやらなくてはではなく、ぜったいやらない、させないことが一つや二つあってもいいのではないかということです。そのことによって個性が育つのだと思っています。

二つは、「教育は間合いだ」ということです。中学生になるこれからは特に、近すぎず離れすぎず、お子様を見守り続けていただきたいと思います。(立教大学山口義之先生の言葉を引用させていただきました)

終わりになりますが、26名の卒業生の皆さんが健康で夢に向かって成長し続けますことをお祈りし、私のお祝いの言葉といたします。

 

この時期が来るたびに、教育や人を育てるとはどういう事なのかを、見つめ直す機会をいただいています。ありがたいことです。皆さんに感謝の子持ちで一般です。

 

豊中中学校卒業式

3月14日(金)は三豊市立豊中中学校の卒業式が行われます。今年は、地元議員として私が来賓祝辞をする順番になっているようです。何も手がついておらず、いつになく早起きで洗顔もろくにせず、慌てて原稿を書いています。

祝辞

 

本日はご卒業おめでとうございます。

義務教育の過程を無事終えられ、さらなる世界へ巣立っていかれる卒業生の皆さん、心からお祝いを申し上げます。

皆さんは、これまでの3年間先生方の指導の下、勉強にクラブ活動にと様々な体験をし、立派に成長されました。皆さんの中には、それぞれの考えや環境によって、進む方向はことなるでしょうが、本校の3年間で学び体験したことは、自分らしい人生を送るための礎となることは間違いありません。

今の皆さんには、実感としては捉えにくいことかも知れませんが、本校で一つ一つ積み重ねてきたことで得た経験が、生かされる日が必ずやってきます。私にもそのように感じることが幾度かありました。また、世界的に活躍する著名な方々も、当たり前のことを当たり前に積み重ねていくことの大切さを語っています。

メジャーリーガーのイチローは、「夢や目標を達成するには一つしか方法がない。小さなことを積み重ねること」といっています。世界的企業を一代で築き上げた京セラの稲森和夫さんは、「人生の歩みの中には、ジェット機はありません。自分の足で、自分が歩いていくしかありません。描いた夢に至る手っ取り早い手段や近道があると思うなど、とんでもないことです。一歩一歩をシャクトリ虫のように進んでいく。これが偉大なことへチャレンジする姿勢です」といっています。

これから皆さんに確かな毎日が訪れることを願っています。

終わりになりますが、卒業生の皆さんが健康でたくましく夢に向かい羽ばたき続け、そして、幸多からんことを祈り、私のお祝いの言葉といたします。

 

卒業生の皆さんに、今私が届けたい気持ちです。なんとか間に合ったかな?

 

バイオマス資源化センター設置予定地の決定

平成26年3月10日(月)に開催された三豊市議会全員協議会で、かねてから民設民営で検討されていた、一般廃棄物である可燃ごみ処理施設の建設場所が決定(変更)されたとの報告がありました。平成24年5月17日(木)に、三豊市とごみ処理業務委託予定者であるエコマスター社及び、同社の出資設立者であるパブリックとエビス紙料の出席のもと、協定書調印式行われて以来、実に1年と10カ月が過ぎようとしていました。(2012年5月20日付のこの場をご覧ください)

場所は、三豊市山本町神田榎谷地区 北立石自治会 安藤佳樹氏所有の2.4haです。施設稼働開始時期は、当初計画通り平成28年4月です。

バイオマス資源化センターは、トンネルコンポストとバイオフィルターによる、微生物による発酵・脱臭技術で行う、堆肥化及び固形燃料原料製造施設です。この方式は日本初のもので、10本のトンネル(6本:家庭系、4本:事業系)で年間12,000tの三豊市の可燃ごみ(生ごみ)を処理する計画です。

これまでの苦労が報われるよう、これから順調な建設が進み、問題なく性能が発揮されることで、三豊市独自の成長産業になっていくことを願っています。

 

第1回定例会冒頭お詫び挨拶

3月定例会が開会した3月3日(月)冒頭に、三豊市議会議長 香川努氏より、このたびの市議会議員選挙にける選挙違反に対し、市民の皆様へのお詫びの挨拶がありました。既に公開されたことですので、全文を掲載します。

 

平成26年第1回三豊市議会定例会に先立ち、市民の皆様にお詫びを申し上げます。

平成26年1月26日に執行されました、三豊市議会議員選挙で当選した、元同僚議員が公職選挙法違反、買収容疑で逮捕起訴されました。

このことをうけ、現職中の任期に関しては、本人の意に添い会派において辞職を勧告し、2月7日付で三豊市議会議長へ辞職願を提出し許可されました。

また、2月12日には、新議員任期の辞職願が提出され、13日に許可されております。

今回の逮捕は、市民の代表として、著しく品位と名誉を損なう行為であり、三豊市議会の信頼を傷つけたことは断じて許されるものではありません。

三豊市議会としては社会的、道義的責任を真摯に受け止め、全議員が改めて、三豊市議会議員政治倫理条例の本意を体し、市民皆様の信頼回復と市政発展のため、誠実に全力で取り組んでまいる所存であります。

市民の皆様には、今回の不祥事で大変ご迷惑をおかけしたことに対し、心よりお詫び申し上げます。

 

選挙は議員と議会だけのものではなく、市民の皆様のものであるのは当然のことです。そのうえで、二度とこのような大問題が発生せぬよう、市民の皆様の代表である議員で構成する議会の長である議長が、信頼回復への決意を込め、お詫びの挨拶を行ったものです。市民発展のため、健全で活発な議論の場となるよう、心新たにし身を引き締めています。

平成26年第1回定例会始まる

平成25年度最後の 平成26年第1回三豊市議会定例会 が、3月3日(月)から28日(金)までの26日間の日程で開会されました。この日上程された議案は45議案です。

先ず、平成25年度補正予算案として、一般会計及び特別会計8件と企業会計1件の10件です。次に、条例の制定及び改正などが15件、指定管理者の指定が4件、市道の認定及び廃止が4件となっています。平成26年度の予算案は、一般会計及び8件の特別会計と2件の企業会計の11件です。また、三豊市議会基本条例に基づく議会の議決事項として、『三豊市新総合計画後期基本計画の策定について』が1件となっています。

これら45議案の内、平成26年度予算案は議員全員で構成する予算特別委員会で、、『三豊市新総合計画後期基本計画の策定について』は、全員による新総合計画特別委員会に審議付託され、それ以外の33議案は、3つの常任委員会へそれぞれ付託され審議されることとなりました。

代表質問は3月7日(金)、一般質問は10日(月)と11日(火)に予定されています。

 

ついに行ってきました 夢のみずうみ村 へ

NPO法人青空クラブの視察研修で、以前からぜひ行ってみたいと思っていた、山口県山口市にある 社会福祉法人 夢のみずうに村 へ、ついに行くことができました。年度当初の計画では平成25年11月ごろを予定していたのですが、私事の多忙もあり実施できず、年が変わった本年2月22日(土)になってしまいました。かえってオフシーズンであったことが幸いし、行きも帰りも交通事情は良好で順調な行程となり、ゆとりを持った研修ができたのでした。

夢のみずうみ村 山口デイサービスセンターは「人生の現役養成道場」を掲げ、‟人生には定年はありません” ‟あなたも人生の現役であり続けましょう” を合言葉にして、高齢者や障害者(児)の毎日の生活を支えています。バリアフリーならぬバリアアリーの施設環境を創り、利用者の皆さんが自分のできることは、多少の時間や手間がかかっても自分でやることで、ずっと生きがいをもって暮らすことができるよう実践しています。

施設の案内をしてくれたのは、藤井正道さという利用者さんでした。脳梗塞で歩行が不自由なのですが、私たちをつれて階段や傾斜のある廊下(わざと歩きにくく作っています)を歩きながら、軽妙な口調で楽しく案内してくれました。案内することそれ自体がリハビリになっているのです。また、案内の仕事をすることで、施設内通貨1,000ユーメの報酬がもらえることとなっているので、自分のできることで稼いだユーメが、自分の選んだサービスの利用料の支払いに使うことができる仕組みになっています。

利用者の一日は、自分の一日の生活を自分でデザインすることから始まります。『機械トレーニング』 『カジノ』 『プール』 『からだほぐし』 『機械マッサージ』 『陶芸』 『木工』 『習字』 『パン作り』 『料理教室』 『園芸』 の他、たくさんのメニューからその日の体調や気分で、やりたいことを自分で選択するのです。誰もが皆自立した個人だと認められているのです。「みんなちがってみんないい」のです。

夢のみずうみ村 の夢は3つあります。 「生きがい人生を送りたい夢」 「健康で元気に暮らしたい夢」 「いつまでも自分らしくありたい夢」 です。その実現のために、自分で選んだ一日を精いっぱい楽しく過ごせるような、アイデアと施設設計になっています。施設の床はすべて天然の木で覆われ、利用者が転んでもけがをしにくくなっていて、事実、これまで転倒による事故はほとんどないとのことです。

人をその気にさせ、やる気にさせるのに年齢に関係ありません。子どもを預かる学童保育の、これからの指導に活かせる研修でした。施設長の吉村さん、案内をしてくれた藤井さん、お世話になりました。これまでの指導方針の確信とこれからの新たな展開の示唆をもらいました。ありがとうございました。

公民館活動って素晴らしい

公民館活動の在り方によって、地域の生活環境が現在から未来にわたって様々に変化するのだという、公民館の重要性を再確認することができました。

2月21日(金)に開催された 「平成25年度三豊市公民館研究集会」 で、市内の1地区公民館と1分館の活動発表会及び講演がありました。公民館活動と一言で言いますが、それぞれの地域にそれぞれの公民館の活動の形があるのです。愛媛県今治市桜井公民館主事 青野信久さんの 「『こどもの絆プロジェクト』の活動」 の講演は、そのことを強く感じさせるものでした。

 

公民館を 【研修の場】 【講座やイベントを検討する場】 【新しいネットワークづくりの場】 ととらえ、できることを皆で取り組むことを心がけています。『こどもの絆プロジェクト』とは、福島のこどもたちを夏休みや冬休みに愛媛に受け入れ、ともに過ごすというものです。‟福島の復興を担う子を育てる” ことと ‟強い絆づくり” を目的に始めました。被災地へ寄付するだけではなく自分たちでできることをやろうと取り組み始めましたが、人がいない、組織がない、お金がない、信用がない、被災地とのつながりがない、という大きな壁にぶち当たりました。事業資金集めのため 【こどもの絆プロジェクトPR企画━手作り作家による 〔にぎやか市ⅰn歓喜院(かんきいん)〕】を開き、その出店料を資金として活動が始まりました。

社会教育は皆でするもので、2011年12月~12年1月にかけて行った『こども絆プロジェクト』は、福島のこどもたちを12泊13日間、新居浜で4日、今治で5日、大洲で4日分担し預かり、ともに過ごしました。これまでに8市が受け入れの協力をしてくれました。こどもの中には、砂場で遊んでいるだけで「愛媛に来てよかった」と泣きながらつぶやく子や、真冬にもかかわらず海の中に足を30分以上も浸けたままの子、笑いが止まらずに自分がこんなに笑うことに驚くほど笑顔を忘れていた子など、感動と感激をたくさんもらっています。地元の人たちにとっては当たり前で何もないと思っていることが、福島のこどもたちにとっては、かけがえのない心の洗濯となっているのです。これからも、福島にも愛媛にもプラスになるような交流イベントを継続していきたいと考えています。

福島県富岡町のある公民館関係者の方の言葉が忘れられません。「人間は孤独だと死ぬんだよ。公民館活動を全力で行えば、孤独な人は減るんだよ。」 公民館活動とは、人が集まる活動なのです。

 

青野さんの人柄と情熱がそのまんま形になって、しっかりと伝わってきた講演でした。公民館活動って素晴らしい。

臨時会が閉会

2月21日(金)に開会した三豊市議会臨時会は、25日(火)委員会付託されていた2議案を採決し閉会しました。

総務教育常任委員会委員長(私)から、24日(月)に開催された委員会審議について報告がされました。

議案第1号 「専決処分の承認を求めることについて」  地方自治法179条第1項本文の規定により、既に手続きした補正予算につき、議会の承認を求めるものです。原案承認となり、一般予算額は補正額10,299千円を加え、300億7,738千円となります。補正の内容は、 ①仁尾支所3Fで民間事業者〔三豊コンシェルジュ(株)〕が事業を開始するために要する施設修繕料及び事業委託料の7,839千円。財源は、県支出金6,503千円と財政調整基金繰入金1,336千円。 ②仁尾小学校屋内運動場建設にともなう備品購入費2,460千円。財源は、全額寄付金(富士産業より)。

議案第2号 「工事請負契約の変更契約の締結について」  仁尾小学校屋内運動場改築工事について、4,655,700円を増額する契約変更で、変更請負金額を2億57,705,700円とするものです。反対意見が出されたため、挙手採決が行われ賛成多数で原案可決となりました。

以上で、報告を終わります。

選挙後初めての臨時会

三豊市議会議員選挙後初めてとなる平成26年第1回三豊市議会臨時会が、2月21日(金)に開会されました。会期は25日(火)までの5日間で、議長及び副議長などの議会人事を決定することと、執行部提案の議案5件の審議をおこないます。

初日の21日に決定した議会人事の役職は次の通りです。

議長に香川努議員、副議長に城中利文議員がいづれも議員全員による選挙によって選任されました。議会運営委員会委員長に近藤久志議員、副委員長に込山文吉議員が選任されました。議会選出の監査委員には川北善伴議員が選任されました。

3つの常任委員会は、総務教育常任委員会委員長に詫間政司議員(私)、副委員長に浜口恭行議員。建設経済常任委員会委員長に金子辰男議員、副委員長に西山彰人議員。民生常任委員会委員長に込山文吉議員、副委員長に岩田英樹議員となりました。

また、議会広報特別委員会が設置され、委員長に浜口恭行議員、副委員長に水本真奈美議員となりました。

他に、三観広域行政組合議会議員(7人)、三豊総合病院企業団議会議員(3人)、三観衛生組合議会議員(2人)、香川県後期高齢者医療広域連合議会議員(1人)の選任が行われました。

執行部提案の内、常任委員会付託議案は、会期中の委員会に置いて審議し、25日最終日に採決の運びとなります。

繰り上げ当選と会派構成

かねてから捜査が進められていた公職選挙法違反で、当選議員1名の失職に伴う繰り上げ当選が決定し、2月18日(火)次点であった市川洋介氏に当選証書が渡されました。

早速、市川議員より三豊市議会会派 啓明会 に対して、入会したいとの申し出があり、会派臨時総会において入会の承認がされました。これによって 啓明会 は会員数9名となり、最大会派として更なる重責を担うこととなります。

なお、無所属議員2名によって新会派結成の届け出があり、三豊市議会の会派構成は6会派と1人の無所属となります。

20140119-2