議会開会中の民生常任委員会(報告事項)

平成29年6月9日(金)に開会した三豊市議会6月議会は3日間の一般質問を終え、19日(月)~21日(水)の3日間、3つの常任委員会が順次開催されました。私の所属する民生常任委員会は21日(水)に開かれました。

一般会計補正予算については、議会閉会後一括して報告します。

 

所管部局からの報告事項等について

「環境部」

1.北部火葬場建設工事の進捗状況について  変更契約後に着工した柱状改良工事は、順調に進んでいる。

2.バイオマス資源化センターみとよ見学会について  7月30日(日)の13:00~16:00に実施する。

3.集落排水・市設置浄化槽の使用料改定について  料金統一のための調査として、利用者2,090件に対してアンケートを実施した。1793件(60.6%)から回答があった。これを基にして実態調査の委託をしたい。

4.クリアプラザ解体工事実施設計業務委託について  6社参加による入札で、曽根設計に決定した。

●一般会計補正予算関係の説明  地方公共団体カーボン・マネジメント強化事業  平成28年度に1号事業である『事務事業等の強化・拡充支援事業(ソフト事業)』を活用し、全公共施設435施設から、低炭素化優先施設30施設を抽出した。それを基にして、本年度(平成29年度)は補助要件・費用対効果・モデル性を考慮して8施設を選定し、2号事業である『事務事業編に基づく省エネ設備等導入支援事業(ハード事業)』に応募している。

 

「健康福祉部」

1.三豊市高齢者福祉計画及び第7期介護保険事業計画策定について  高齢者の総合的な福祉施策を推進するために、2つの計画を一体に定める。平成30年度~32年度の3カ年を1期とする。策定のため、(株)ぎょうせい四国支社に2,808,000円(税込)で業務委託する。

 

以上、報告といたします。

「たくままさし通信・第17号」が完成

私の議員活動報告紙である「たくままさし通信・第17号」が完成しました。前号の第16号からこれまでの約半年間に、ブログに掲載してきた中から抜粋して、市民の皆さんに印刷媒体として広くお届けしたいと考えています。

市内の事業者や豊中地域を主に、A4・8ページ・1色刷りで5,000部を、さっそく、配布します。お手元に届きましたらご一読いただければ幸いです。

今後とも、限られた手段ではありますが、いろんな方法で議員活動報告をしていきます。

平成29年度閉会中の民生常任委員会・第3回

平成29年5月30日(火)に、三豊市議会の第3回閉会中の民生常任委員会が開催されました。先ず、地中障害物により工事が止まっていた北部火葬場の建設現場で、地盤改良工事の作業と進捗状況の視察が行われました。その後、委員会室において所管部局から報告がされました。

 

「環境部」

⑴北部火葬場について  5月18日より、2台体制でオールケーシング工法による地盤改良工事が着手されている。92か所の内約3分の1にあたる30カ所施工済み。8月中旬完了予定。

⑵庭木等の剪定枝の収集について  7月より一般家庭から出るものについて、「燃やせるごみ」として収集する。長さ50cm以内で、枝の太さ10cm以内のものをひもで束ね、束の太さ30cm以内とする。週2回の「燃やせるごみ」の収集日に1回につき2束まで。収集した剪定枝は、”バイオマス資源化センターみとよ” で資源化する。

 

「市民部」

⑴後期高齢者医療保険料・国保税の軽減判定誤りによる賦課・還付の経緯について  国の計算システムの認定ミスのため発生した。対象者には市の担当者が訪問し対応している。

 

「健康福祉部」

⑴子どもの学習支援事業について  平成27年に制定された「生活困窮者自立支援法」に基づき、受験を控えた中学生を対象に本年度より実施する。参加申込者14名。平成29年8月5日~平成30年2月24日の間、毎週土曜日の午前中(27回)に、豊中町農村環境改善センターで行う。

⑵三豊市地域密着型介護老人福祉施設の指定について  地域密着型サービスの施設サービス事業所として、5月15日に社会福祉法人愛幸会が運営する特別養護老人ホーム優楽荘内に、定員29人で開設された。

⑶三豊市就学前教育・保育施設適正配置計画の市民説明会開催状況について  5月15日~6月14日に行うパブリックコメントにあわせ、現在、市民説明会を開催中だ。

⑷三豊市骨髄等移植ドナー支援事業について  骨髄提供者(ドナー)に提供1回につき10万円、ドナーを雇用している事業所に提供1回にあたり5万円を助成。本年度30万円を予算化している。

⑸国民健康保険事業の都道府県単位化について  新制度における市町の納付金・標準保険料率算定の流れについて概略の説明があった。平成30年度より新制度の下都道府県による財政運営が行われる予定で進んでいる。

 

以上で、報告を終わります。

 

「水族館を核としたにぎわい創造事業」への参加表明なし

三豊市が、3年前の平成26年9月に1億円で民間金融機関から取得した「讃岐造船鉄工所跡地」(2.4ha)での「水族館を核にしたにぎわい創造事業」への、民間事業者からの参加表明書は、受付締切日である本年5月9日までに申し込みがありませんでした。これにより、民間投資による水族館建設計画は終了することとなります。三豊市が、この計画に着手した時から、屋島水族館の再開の決定や、宇多津町の計画が具体化するなど、水族館事業をとりまく環境は激変しました。このような状況の中で、民間事業者の参加意欲にも大きな影響があったのは確かです。

市の方針として、今後の「詫間港周辺地区にぎわい創造事業」は、水族館を『必置』としない事業として、新たなにぎわい創造に向け、継続して取り組んでいこうとしています。

これまでに投入した費用は1億8,700万円です。内訳は、措置取得:1億円、建屋解体:4,930万円、コンサル料:3,300万円、他となっています。

現在、この場所は、市が取得したことで公有地になっていることから、県事業として防潮堤を含む護岸建設工事が、平成31~32年の完了予定で進められており、水族館建設計画の有無に関係なく地域の安全対策は計画通り進んでいくものと思われます。

これまでにも「水族館を核にしたにぎわい創造事業」に対して、市民の皆さんから、非日常的な施設ではなく ”生活にもっと身近な、日々の暮らしに必要な施設整備” の意見を多くいただいていました。今一度立ち止まり、このまちにとって、本当に必要なことは何かという原点に立ち返り、思考を深めていかなくてはならないと考えています。

 

第2回永康病院調査特別委員会

これまで、本年1月30日(月)に第1回永康病院調査特別委員会が開催され、2月16日(木)に永康病院の現地視察を行いました。その後、新しい年度になり病院事務局スタッフの異動等、慌ただしい日々が続いていましたが、平成29年5月15日(月)に第2回の特別委員会を開催することができました。本年内に審査報告をまとめる予定で協議を進めています。

「永康病院の今後について」  永康病院の今後の検討に大きく関連する「三豊市新公立病院改革プラン」について、すでに民生常任委員会で報告されているが、当委員会においても最終版の報告がされた。

「研修について」  城西大学教授の井関友利伸(ともとし)先生に、「市立病院再生への処方箋(仮称)」と題し、議員、執行部、病院関係者等を対象に講演していただき、意見交換会をおこなうことを検討することとした。8月7日(月)を予定する。また、視察研修は、井関先生が携わった岐阜県の下呂市立金山病院とその近隣施設で検討をすることとした。

 

永康病院が行っているコンサルに対する委託調査の報告書が示される秋ごろを照準に定め、特別委員会においても、示された報告書の本質を読み込むことのできる情報や知識を吸収すべく、調査研究に励んでいきます。

第1回及び第2回臨時会報告

平成29年4月27日(木)に、平成29年第1回三豊市議会臨時会が開かれ、北部火葬場建設にかかる一般会計補正予算が上程され、審議の結果可決されました。補正予算額は1億13,000千円で、北部火葬場建設事業費は平成28年度と29年度の継続費合計は、14億5,341千円となります。

 

平成29年5月15日(月)に、平成29年第2回三豊市議会臨時会が開かれ、北部火葬場建設の工事請負契約の締結と2件の人事案件が、可決、同意されました。

「工事請負契約の変更契約の締結について」  平成28年度三豊市北部火葬場(仮称)建築工事が1億13,400千円の増額変更により、変更請負金額が9億4,500千円となる。請負業者は変更前同様(株)菅組。※工期延長で29年7月31日竣工予定

「三豊市副市長の選任について」  副市長が5月27日をもって任期満了となるにともない、現教育長の小野英樹氏が選任された。

「三豊市教育長の選任について」  現教育長が副市長に選任され辞任するにともない、現学校教育課長である岡根淳二氏が選任された。

 

以上、2回の臨時議会報告を終わります。

郡・市・町の子ども会育成連絡協議会総会

昨年から、香川県子ども会育成連絡協議会の3人いる副会長の一人にになっています。5月の連休をはさんだこの時期は、県内の郡・市・町の子ども会育成連絡協議会13団体の総会が予定されています。来賓として、県子連を代表して会長又は副会長が出席することとなっているようです。私は、仲多度郡(5月2日)と観音寺市(5月14日)に訪問する割り当てになっています。

 

子どもの健やかな成長には、家庭、地域、学校の連携が欠かさないことが言われ続けています。その役割を担うために、最もふさわしいポジションにいるのが子ども会だと考えています。子ども会活動は、子どもたちが学校から地域に帰った時間を、地域の中で、地域の人とともに、地域の自然や歴史、伝統を題材に集団活動をすることによる様々な体験を通して、人間関係能力を高めることを目的にしています。言葉を代えれば、人としての生きる力を育むということです。

そのために、県子連では「子どものための活動支援事業」や「ジュニア・リーダー研修」「指導者・育成者研修大会」等の事業計画により、郡・市・町子連や地域の子ども会活動を支えてきました。今後ともさらに強力に支援していきたいと考えています。

子ども会活動を通して、子どもたちが地域の中で、「される人」から「する人」に成長し、地域のお役に立つ人材となってくれることを、切に願っています。子ども会活動を、私たちの手で楽しくやりがいのあるものにしていきましょう。皆さんの健闘を祈っています。

 

人口減少時代を考えた

新年度になり各種団体の総会が開催されています。高齢者が集う各地の長寿会総会にもご案内をいただき、挨拶をさせていただく機会をいただいています。会員の減少が止まらないことへの危機感を、全ての長寿会の会長さんが訴えていました。会員減少と人口減少に、減少という言葉の共通点で、人口減少時代の意味するところをいろいろと考えてみました。

少子高齢社会に突入し、日本の人口は50年後に約8,000万人となり、100年後には4,000万人まで減少し、現在の3分の1になると推測されています。このような危機感の中で、国の政策によって2年ほど前に全国の自治体で地方創生総合戦略と人口ビジョンが策定されました。

三豊市の人口は、1985年に合併前の旧7町で78,000人をピークとして、30年後の2015年には65,000人となり、30年間で13,000人の減少となっています。人口ビジョンでは、このまま何もしなければ45年後の2060年には36,000人まで減少すると推計されており、それを9,000人減少を抑制し45,000人に止めようとする構想となっています。

日本の人口推移を、古代から現代にいたる長期スパンで見てみると、人口減少は大きな社会の変革を予兆するような、うねりとなって現れてきます。

これまでの人口減少のサイクルは4回あります。1回目は、紀元前2,000年ごろの縄文時代後半に訪れています。人為的な食料生産が本格化したといわれる弥生時代になり人口増へと転じています。2回目は、1,000年ごろ平安・鎌倉時代に訪れます。室町から戦国時代にかけ人口は爆発的に増加していきます。3回目は、1,800年ごろの江戸時代後半です。鎖国によって停滞していた社会を打破したのが明治維新でした。そして、4回目は、2,000年代の現代です。

このサイクルを知れば、人口減少時代は、新たな価値観や文明ともいえる秩序へと移行する、序章であるともいえると考えられます。日本はその都度、新たな仕組みや制度によって復活してきたのでした。少子高齢社会の人口減少時代にあって、変革を恐れ既存の概念や常識にとらわれて、対面ばかり気にしているようでは、決して復活の日は訪れることはないことを、歴史が証明しています。

自らに言い聞かせています。

平成29年度閉会中の民生常任委員会・第2回

前回の第1回は、北部火葬場の建築現場における突発的な問題発生のため、環境部のみで緊急に開催されたものです。今回の第2回は、新年度になり所管部局職員の入れ替わりが大きくあったため、自己紹介を兼ねた本年度初めてともいえる委員会となります。

所管部局である『健康福祉部』『環境部』『市民部』から報告がされました。

 

『健康福祉部』

⑴ 三豊市新公立病院改革プランについて  パブリックコメントに寄せらてた意見を反映し、修正を加えた箇所の説明がされた。

⑵ 第16回子ども・子育て会議の実施概要について  平成29年3月24日(木)に委員15名中10名の出席で開催され、4点について協議された。【みとよ すくすくサポートプランの進捗状況報告】【子ども・子育て支援事業計画に関する中間年の見直しについて:平成29年度が計画の中間年にあたるため、一部を見直す】【私立保育所の開設における確認(利用定員の設定)について:私立認可保育園(めみか保育園)の4月1日開所にあたり、利用定員の設定に必要とされる子育て会議の意見を聞いた】【三豊市就学前教育・保育施設の適正配置計画(案)について:計画の説明を行い、議会了承の後、パブリックコメントを実施する】

⑶ 三豊市保育所条例施行規則の一部改正について  高瀬中央保育所及び高瀬南部保育所の定員を変更した。中央:120人を140人に。南部:80人を120人に。定員変更により、全市の定員合計は、公立が10カ所で1,100人となり、私立が2か所で72人となリ、合計1,172人となった。

⑷ 三豊市就学前教育・保育施設適正配置計画(案)について  平成29年5月15日(月)~平成29年6月14日(水)の間、パブリックコメントを実施する。

 

『環境部』

⑴ 集落排水・市設置浄化槽料金改正について  合併以来、集落排水施設の使用料は「人頭制」、市設置浄化槽は「人槽制」で、料金体系が不統一のままだ。今年度、水道使用量に応じた「従量制」に統一したい。平成30年度4月より新料金制度とするべく進める。

 

『市民部』

⑴ 確定申告に係る報告について  申告場所を1カ所増やし4か所とした。昨年、市民から苦情の多かった「距離が遠い」「待ち時間が長い」等は大幅に解消された。

⑵ 市民意識調査の実施について  人権・同和問題に関する意識調査を5年に1回実施することとなっている。18歳以上84歳以下の住民の内5,000人を対象とする。

⑶ コンビニ交付サービスの状況について  4月1日にサービスが開始された。市内のマイナンバーカード取得者は6,000人余で全市民の8.8%程であるとの報告も併せてあった。

 

以上で報告を終わります。

 

平成29年度閉会中の民生常任委員会・第1回

三豊市議会の平成29年3月議会が閉会し、新たな年度が始まっています。4月4日(火)に、本年度第1回の閉会中の民生常任委員会が開催されました。

三豊市の火葬場は、南部火葬場と北部火葬場の2場体制とする計画で進められています。南部火葬場は昨年に開場しており、順調に稼働しています。北部火葬場は、現在、七宝斎苑跡地に建築中となっています。

北部火葬場について、着工後、柱状改良施工時に障害物が判明し。掘削不能となったとなり、工事が止まっているとの報告がありました。判明後直ちに、あらゆる工法を用いて解決に向け試掘や検討を行ってきたとのことですが、いづれの工法においても、大幅な工事費の増額と、工期延長が避けられないとの判断となったとのことです。

この日示された『三豊市北部火葬場 地中障害に伴う基礎工法比較(案)』では、2000パイ×92本をケーシングを連続回転掘削し、ハンマーグラブで排土する”スーパートップ工法”を採用したいとの提案がありました。この工法は実働約75日が必要で、ここまでの工事ストップ期間や着工までの準備期間等を考慮すると、約6か月の工期延長となり、当初予定の平成30年4月開場は、半年遅れとなる可能性があるとのことです。

臨時会において、増額補正の提案の予定です。

建築現場地中内に、1メートル以上の建築廃材のコンクリート塊が大量に投棄されていたことが、後になって判明したようです。こんなことで億単位の費用が発生するなんて、これ以上言葉になりません。慙愧に堪えません。